2chMCスレッド

2chの「MC・催眠系総合スレ」をまとめてます。(作りかけだから見にくい)
白いカチューシャ - 2chMCスレッド

白いカチューシャ

このカチューシャを相手につければ、流れるようにセックスできるよ。


友人にこの白いカチューシャを渡された時に言われた言葉。
俺の手の中には、特に装飾はなく、若干重いくらいで、プラスチック製の安物とほとんど変わらないソレがある。

トントン
ドアをノックして、返事を待たず俺はドアを開ける。
「シチリさん、カチューシャ欲しくない?」
部屋にいたのは長髪の女性、岩槻七里。
俺の入室に、机に向かっていた身体をこちらに向けた。

「多連装ロケットランチャーなんか欲しがる人なんているの?」
「は?」
「トラックとかの上にずらっと並べられてる命中精度の低いソ連が開発した兵器なんだけど、その様子じゃ別物みたいね」
俺は七里の言う単語がサッパリわからなかった。

「それじゃあ、ロシア民謡の方? CDならちょっと欲しいかも」
正確には民謡じゃないというツッコミはなしね、と七里は付け足すが俺には何のことを言っているのかわからなかった。
「その顔はわかってないようね。テトリスとかで有名な歌なんだけど…って、もしかしてヒガシくんが持ってるそのカチューシャのこと?」
七里は俺の持ってる白いカチューシャを指差す。

「カチューシャで、コレ以外が出てくるなんて思わなかったよ。で、コレをもらってくれると嬉しいんだけど」
俺は七里に近づき、カチューシャを差し出した。

これで友人の言葉が嘘だったら、俺はただのセンスのない男になってしまう。
そうなったら恨むぞ、友よ。
「あら、シンプルなカチューシャね」
七里は皮肉を利かせた感想を言いつつも、カチューシャを受け取ってくれた。

「せっかくだしさ、付けてみてくれない?」
「別にいいけど」
七里は髪の流れを整えてカチューシャを頭に付けて、俺の目をまっすぐ見た。

「ヒガシくん、セックスしましょう」

七里は突如、タックルをするように俺に抱きついてきた。そのまま俺は彼女のベッドに倒れこんだ。
友人の言葉は嘘だった。どこが「流れるように」だ。
だけど恨むのだけは勘弁してあげよう。

「いきなりどうしたんだよ」
大きい流れではこうなることはわかっていたが、どういう変化が起こったのか、知りたくなって質問した。
というか、基本ヘタレな俺は七里の急変に怖くなった。
「言ったでしょう、セックスしようって。したい・したくないとかじゃなくて、〝する〟のよ。ヒガシくんに拒否権は無いから」
「俺ら、姉弟だよ!?」
俺の腹に胸を押し付けるように、全体重で俺を押さえつけながら七里は俺のパンツを脱がしていく。

「別に近親姦は法律で禁止されてないわ。それ誰とも知らない人の決めた倫理観に私が従う必要はないじゃない」
「俺の意思は? それを無視したら強姦だろ!」
「強姦罪の客体は常に女性よ。だって男は勃たないとヤれないし、勃てたらヤりたいってことでしょ? それにほら、ヒガシくんの息子も私の下の口もヤる気まんまん♪」
すでにパンツを脱がされ、外気に触れている俺のペニスは七里の手で刺激を与えられ続け、すっかり大きくなっていた。

七里はショーツをずらし、俺のチンコに跨った。
「さ、それじゃあセックスしよっか♪」
「ぎゃーーーーーっ!!」
今日、俺は童貞を失った。

「ほらっ、もっとヒガシくんも、動いてよっ。あんっ、んっ…」
七里は俺の上で艶かしく腰を動かす。神経はペニスに、視線は上下する七里の胸に集中し、上手く思考を働かせることができなかった。
「ちょ、ヤバい、マズい! シチリさん!?」
ほんのちょっと前まで童貞で(どこまでヤって童貞卒業か知らないけど)、自称・閃光の自愛者(ライトニングオナニスト)の俺にとって、この刺激は凄すぎた。

「あっ、あっ、あっ……あーーーーーーー」
情けない声を上げて、俺は射精した。
「あら、もうイッちゃったの?」
七里は不満そうにそう口にし、俺の上から降りて、今度はペニスを咥えた。
「一回出せば、今度は私がイクまで頑張ってくれるよね?」

ごめんなさい、今日はもう勘弁してください。
俺は心の中で七里に謝りながら、七里の頭に手を伸ばして、カチューシャを取った。
「なんで私、ヒガシくんのチンコを咥えてるわけ?」
「ほとんど逆レイプみたいな感じだったけど…」
「そうよね、それは覚えてるのよ。だけど何でこんなことしちゃったのか私自身わからないのが不思議ね」

「まあ、いいわ。お互いこのことは忘れましょう。とりあえずこの火照りをどうにかするためにオナニーするから、ヒガシくんは部屋から出てってくれるかな」
七里のさっぱりした性格に救われたと思いつつ、俺は逃げるように自室に戻った。
何もかもが情けなく、童貞の頃に戻ってやり直したかった。



後日談、完全なる蛇足。

俺は白いカチューシャを持って友人の、大和田のところに訪れた。
駅から15分ほど歩いたところにある小さなアパートの一室の扉をノックして入った。
鍵はかかっていない。ここの家主が鍵をかけているところなんて見たことがなかった。

部屋の中はカーテンが窓からの光を遮って蛍光灯の明かりだけで照らされている。
空気がなんとも澱んでいる感じがする。
部屋の中央に置かれたコタツに入り、ノートパソコンに向かってカチカチとマウスを操作している男がいた。

「大和田、お前すげーな」
大和田の向かいに腰を下ろし、コタツの上にカチューシャを置いた。
「ああ岩槻、ソレを試したんだ。上手くいった?」
大和田はちらとカチューシャに視線を向けたが、すぐにパソコンの画面に視線を戻す。
「ああ、姉ちゃんと見事ヤッたぜ」
「そっか、それはおめでとう」
大して興味がないようで、形ばかりの返事だった。
まあ、情けない話なので詳しく語りたいとも思わないので都合がいい。

「ところで、このカチューシャってどういう仕組みなんだ?」
この白いカチューシャは大和田の発明品だった。
大和田は作ることが好きなのだが、完成したものに興味はなく、本当に機能するのかテストするのは専ら俺の役目だった。

「ああ、これはね。針金ハンガーを参考にしたんだ」
「針金ハンガー?」
大和田は床に落ちている青い針金ハンガーを手にとって俺に渡す。
「その輪の部分にコメカミぐらいまで頭をつっこむとさ、ハンガーの引っ掛ける部分がある方に自然と首が回っちゃうでしょう?」

言われたようにハンガーを頭に付けて首の力を抜くと、確かにハンガーのフックがある方に顔が向いてしまう。
「それを応用して、そのカチューシャを付けるとセックスしちゃうんだよ」
「大和田、お前すげーよ……」
難しい話は絶対にわからない自信があるが、どう応用したのか数式で説明して欲しかった。