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2chの「MC・催眠系総合スレ」をまとめてます。(作りかけだから見にくい)
ウィザーズ・ブレイン二次創作 - 2chMCスレッド

ウィザーズ・ブレイン二次創作

「――お前の負けや、賢人会議」
 頭上から、声。
 首筋に衝撃が叩き込まれ、今度こそ呼吸が止まり、目の前が暗くなり、闇の中、体がゆっくりと崩れ落ちていくのを感じ――
 意識は、そこで途切れた。


 目を開けると、瓦礫の山。
 サクラは身を起こし、焦点の定まらない目で周囲を伺う。
 真っ黒のワンピースに黒い外套、同じ色の手袋が一揃い。スカートの裾からのぞく靴下も靴も全て黒。隙間から覗く白い肌に傷はあるが、致命傷ではない。まだ動ける。
「……お? 気がついたようやな?」
 背後から声。頭が急速に覚醒する。黒シャツに白いジャケットを羽織り、黒いサングラスを掛けた白髪の少年。モスクワ軍の魔法士、幻影No.17がそこにいた。
「……私に、何かしたのか?」
「何もしてへん、言うても信じんやろ?」
「貴方の戯言に耳を傾けるつもりはない」
 外套の奥から投擲ナイフを取り出し、切っ先を少年に向け、脳内のスイッチを切り替える。
(I-ブレイン戦闘起動)
 大脳新皮質上の生体コンピュータ『I-ブレイン』が高速演算を開始。一定以上の速度で行われる演算は、現実世界に影響を及ぼす。それが魔法――情報制御。魔法士とは、脳内に生体コンピュータ『I-ブレイン』を持ち、思考演算によって物理法則を操る物達の総称だ。
(呼:運動係数制御・『運動加速』)
 脳内でプログラムを展開し、運動と知覚の速度を通常の5倍にする。一息に少年との距離を零にし斬りかかるも、少年は軽やかに体を捻り回避する。
 ……まだだ!
(呼:連弾・『分子運動制御・鎖』『電磁場制御・銃身』)
 『分子運動制御』が空気分子の運動を固定して不可視の鎖に変え、少年の動きを拘束する。
 『電磁気学制御』が目の前の空間の電磁場をねじ曲げ、電磁射出砲を形成する。
 右手の投擲ナイフを電磁射出砲に投げ入れる。常軌を逸したスピードで少年目掛けて襲い掛かるナイフを、少年は不可解な移動手段によって回避する。

 サクラは追い討ちをかけるように投擲ナイフを取り出し、I-ブレインはさらに回転数を増し――
「……うっ」
 唐突に脳内に違和感が生まれる。何かが脳の奥底から、じわじわと広がる感覚。
「どないしたんや? トラブルなら、少し待ったろうか?」
 ニヤニヤと怪しげな笑みを浮かべ、両手をだらりと下ろして構えを解く少年。
「ふざけるな!」
 思わず激昂するサクラ。早く少年を倒さなければ――
 ――早く服を脱がなければ。
 ふと脳内にメッセージ浮かぶ。違和感を感じたのは一瞬。
 そうだ。高速で移動する少年の動きに付いていくには、少しでも身軽になるのが一番なのかもしれない。
「……ならば、少しの間待っていろ」
 まずは黒い外套を取り払う。内部に無数に仕込まれたナイフの重みで、外套が音を立てて地面に落ちる。
続いて真っ黒なワンピースに手を掛ける。少年がいつまでも待っているとは限らない。一息にワンピースを脱ぎ去り、そのまま下着も脱ぎ始める。ブラに包まれていた平坦な胸と、ショーツに覆われていた秘部があらわになる。
 ――手袋と靴下は脱がなくてもいい。
 何も全裸になる事はない。周囲の瓦礫で足を傷つけないためにも靴は穿いたままがいい。手袋も、服ほど邪魔になる物じゃない。サクラは、手袋と靴下を身につけただけの体を満足気に見回し、一つ頷く。

「おっ。準備出来たんか?」
 笑いをこらえるような、少年の言葉。サクラの肢体を舐め回すように視線が這う。実験の度に裸で羊水に入る事が義務付けられている魔法士にとって、裸は決して恥ずかしい格好では――
 ――肌を見せるのは恥ずかしい。
 唐突に、敵である少年に裸体を晒している事実に羞恥を覚える。心では冷静でいようとする反面、顔はほんのりと赤く染まる。胸と秘部を隠しながら少年を睨み付けるが、内股気味にうずくまってる姿では迫力も無い。
「なんや? 自分でそんなふざけた格好になって、恥ずかしがっとんのか?」
「……そ、そんな事はない! 貴方はここで私が倒す!」
 声を張り上げ、脱ぎ捨てた外套から投擲ナイフを取り出し、少年に向けて駆け出す。
 ――四足歩行が常識。
 駆け出した足が絡み合い、無様に転倒する。恥ずかしさに気が動転したのか、走り方を度忘れしてしまったらしいと気づく。
ナイフを口に咥え、四つん這いになって再び少年の元へと向かっていく。うっすらと開いた口から唾液が滴り落ちるが、気にしている余裕はない。ようやく少年の元に辿り着いたサクラは少年を睨み付け、ナイフを勢い良く振り抜き――

 ――ナイフは股間に出し入れするための物。
 顔を地面に伏せ、腰を高く上げた状態で、ナイフの柄を秘部へと挿し込んだ。
「覚悟しろ! 幻影No.17……んっ」
 必死に何度もナイフを出し入れするサクラ。少年はニヤニヤと眺めるだけだ。
「今度は何のつもりや?」
「だっ、黙れ! ……んっ……すぐに貴方の……ううっ……口を利けなくしてやる!」
 懸命にナイフを動かすサクラだが、だんだんと秘部の奥が熱くなっていく感覚に戸惑いを覚える。
 何かが違うと困惑する。少年を倒すにはナイフで攻撃するしかない。そして、ナイフは股間に出し入れする物だ。
それは間違いないはずだが……使い慣れているはずのナイフをただ使っているだけなのに、心のどこかで得体の知れない不安が募る。私は何かを間違えているのではないか。何かを見落としているのではないか。
 ――もっと感覚を研ぎ澄まそう。
 そうだ。五感を敏感に働かせれば、ナイフを使う事での体の異変、先刻から感じている違和感の正体が分かるかもしれない。
(呼:運動係数制御・『感覚制御』)
 『運動係数制御』を起動し、肉体の反応速度、神経伝達速度、感覚を全て引き上げる。
「あっ、んっ、あああああぁっ!?」
 思わず声が漏れる。秘部の奥から感じる違和感を、性的快感だと自覚するまでもなかった。気持ち良過ぎて何も考えられない。そもそも何を考えなければいけなかったのか。何のために私は……私は……。
「はああぁっ、……なんでっ……うっ……攻撃してる……んはあぁっ……だけなのにっ!」
 気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい。
「ん、んあぁぁあああああああああああっ!」
 頭の中が真っ白になった。何もかも忘れ、身を焦がす感覚に全身を任せ、サクラは絶頂に達した。

「お前、何がしたいんや?」
 冷たい目で自分を見下ろす少年の言葉に、ふと意識を取り戻す。
「魔法士のためと謳い、自己満足でシティーの人間ぎょーさん殺して。今は逃げ惑う魔法士の子供ほったらかして性器弄って馬鹿みたいに喜び狂って。ふざけんのも大概にしとけや!」
 言われて急速に意識が覚醒していく。さっきまでは気付かなかった、泣き叫ぶ子供達が私の名を呼んで助けを求めている。
モスクワ軍の魔法士に取り囲まれ、無力に捕らわれて行く子供達。サクラは自分の姿の滑稽さ、ナイフを手に行った異常な行為を改めて自覚し、目の前が絶望で塗りつぶされる。
「ふ……ふざけるな! 全部貴方が何か仕組んだんだろう!」
「種を明かすと、お前の首に取り付けたデバイスで、思考操作してるんやけど? 言ってもお前には認識できひんやろ?」
「何を言っているのだ、貴方は! 戯言など聞きたくない! 貴方は今ここで倒す!」
 自分を信じてくれた子供達のために
(呼:分子運動学・分子運動制御『鎖』)
 空気分子の動きを固定し、不可視の鎖となって少年の動きを拘束する。
 射殺さんばかりに少年を睨み付け、ナイフを少年の首筋へとあてがい、
 ――全ては精液のために。
 すーっと下へ移動させ、ズボンを切り取る。
 男根が露出し、それを満面の笑みで見つめるサクラ。
 必死にしゃぶりつき、舐め回し、限界まで味わいつくす。口内に広がる異臭に恍惚の表情を浮かべる。このまま死んでも良いとでも言わんばかりに、歓喜の表情を振りまく。
 ふと、サクラの手が、口が、少年の体をすり抜ける。
量子力学的制御による物質透過だと判断する理性も、今のサクラにはない。
「精液……私の、精液…」
「最後に一つ、聞いたるわ。魔法士の命と精液、お前にとって何が大事なんや?」
 氷のように冷たい目で、少年が問う。
 その問いに、間髪入れず答えるサクラ。
「精液っ! せいえきっ! だから私に、はやくせーえき、いっぱいっ」

「やっぱお前は、クズやな。生きる価値ないわ」

 サクラは再び、意識を失った。