2chMCスレッド

2chの「MC・催眠系総合スレ」をまとめてます。(作りかけだから見にくい)
スカート捲らせ - 2chMCスレッド

スカート捲らせ

[スカート捲らせ/洗脳]



日曜日の午前中。
誰もいない教室。
女子生徒は、
ひとり机に座り、
薄手の文庫本を読んでいた。

快活さをイメージさせるショートボブとは対照的に、
その目には理知的なそれも備えている。
学則通りに着こなされているセーラー服は、
そんな彼女の矛盾する魅力を、
丁寧に包み込んでいた。

「よ。待たせたな。」

「わざわざ人を呼び出しといて遅刻とはご機嫌ね。
ところで何の用かしら?
私あんまり時間ないのよね。」

「ああ、すまん。ちょっとこれを聞いて欲しくてね。」

左手にもったトートバッグから、
不釣合いなノートパソコンがでてきた。
学生服のボタンがすべて外れた状態で、
やんちゃそうな出で立ちからは想像もできない巧みな操作で、
男子生徒はイヤホンを渡した。

「はい。感想聞きたくてね。
恥ずかしいから誰もいない時間と場所が欲しかったんだ。」

「あなたが作曲したものなの?
まあ、どうせたいしたことないんでしょうけど。」

女子生徒の耳に、黒いイヤホンが収まったのを見届けると、
かすかに震える人差し指で、エンターキーは叩かれた。

パチッ。

微弱電流は瞬時に内耳を浸食し、
女子生徒の脳にアクセスを開始する。
「パチッ。」
もしかするとこの音が、今までの彼女の意思において
聞くことのできた最後の音であったのかもしれない。

イヤホンを耳に入れた状態で、
彼女の瞳から徐々に徐々に光は失われていく。
青みがかった瞳はすでに、
文庫本の文字を追うことすら不可能だろう。
半開きにあいた口からは、
彼女の意思のない呼気が排出され。
彼女の意思も排斥された。

ディスプレイでは左から右へ
青いバーが勢いよくウインドウを侵している。
もうすぐ青に埋め尽くされる。
さながら彼女の意思が塗り替えられるかのように。

コンプリート。
新しく開いたウインドウには、
完全に自意識を浸食された女子生徒の
プロフィールが表示されている。
そこには、恐らく彼女もしないであろう無意識の癖や、
思考などが鮮明に書かれていた。

名前:松本恵子
性別:女
……:……
… :…

アーカイブと呼んでいる。
脳の大部分は未だにその能力がわからない。
そのなかで、脳の持ち主に関する全情報を収めている箇所がある。
そこがアーカイブ。
男子生徒は、まったくの偶然にその事実を手に入れ、
邪な試行錯誤の結果、現状、女子生徒のアーカイブに
アクセスする技術まで到達した。

男子生徒はひとつ深呼吸すると
彼女の属性のところをクリックした。

属性:女子高生

恐らく社会的地位に関する項目なのだろう。
今にも手に入れられそうな恍惚を目の前にしたとき
乾く唇を舐めずには誰だっていられないでしょう?
一文字ひともじ丁寧に、追加された。

属性:女子高生、杉山浩次に絶対服従の奴隷

エンター。
とりあえずこれだけでいい。
杉山は設定を保存した後、
「松本恵子」を再起動し、アクセスを切断した。

ほんの5分程度の出来事だったはずだ。
しかし、このセーラー服をまとった美女の
男子生徒に向ける視線の熱っぽさは、あまりにも劇的だ。
杉山はアーカイブの更新が成功したことを確信した。

「恵子、お前は俺のなんだ?」

「はい、わたくしはあなたさまのどれいです。」

どこか不安定な確固たる意思で、松本は自らの属性を宣言した。
その顔は恍惚をたたえつつも、異常さは微塵もなかった。

「じゃあ、俺の言うことは何でも聞くのか。」

「はい、なんでもしたがいます。」

「それじゃ、スカートをめくってパンツを見せてくれ。」

「はい、かしこまりました。」

快活な雰囲気も理知的な印象も影を潜め、
ショートボブの女子高生は、
その象徴のはずの紺色のスカートを静かにめくりあげた。
彼女の脳を真っ青に染めてしまいそうな勢いで、
アクセスの中途経過を伝えるバーの浸食は、
今、彼女自身の手によって眼前にまで持ち上げられたスカートの濃紺によって、
彼女の世界を覆い尽くしたのだった。
晒された薄桃色の小さな下着までも、今か今かと
ごしゅじんさま、に染められることを期待しているかのように、
窓から射す日の光は、二人の影を黒く染めている。



[スカート捲らせ/操作]



日曜日の午前中。
誰もいない教室。
女子生徒は、
ひとり机に座り、
薄手の文庫本を読んでいた。

快活さをイメージさせるショートボブとは対照的に、
その目には理知的なそれも備えている。
学則通りに着こなされているセーラー服は、
そんな彼女の矛盾する魅力を、
丁寧に包み込んでいた。

「よ。待たせたな。」

「わざわざ人を呼び出しといて遅刻とはご機嫌ね。
ところで何の用かしら?
私あんまり時間ないのよね。」

「ああ、すまん。ちょっとこれを聞いて欲しくてね。」

そういうと男子生徒は、
ポケットから釣り糸のようなものを取り出した。
しかしその先端についているものはJの字をした針ではなく、
なんの変哲もない待ち針のようであった。

ちょっとヘドフォンをつけるから、といって
女子生徒の背後に回ると、男子生徒はためらいなく
少し日に焼けた、健康的なそのうなじへ、
手にしていた待ち張りを深々と突き刺した。

「あぅ!?」

一瞬、声とは呼べない、
音のような悲鳴を短く発した後、
ちからのない体を包んだセーラー服は、
皮肉なことに糸が切れた操り人形のように机に上に突っ伏した。
それはまるで授業中に居眠りする男子生徒がよくやるポーズで、
明朗快活、成績優秀な彼女とは無縁のポーズのように思えた。

男子生徒は、もう一端の糸の先を咥えると、そのまま
まるで彼女がおきているかのように話しかけた。

「おい、松本、立て。」

ガタン。
それまで死体のようにぴくりともしなかった体が、
水を得た魚のように俊敏に立ち上がった。
しかし、異様なことにその顔は依然として現実を拒絶しているように、
彼女の意識は眠っているままだった。
杉山は、普段の彼女のしっかりとした様子を思い浮かべた。
教室ではいつも中心的存在で、頼れる姉御肌。
男勝りな感じがしつつも、女性的魅力は欠かさなかった。
その松本が無意識に体を俺に動かされている。
杉山がこの状況で愉快を感じずに入られなかったことを、
この状況に出会った人であれば誰だってわかるだろう。

「こっちをむいて、スカートを捲れ。」

依然として目を瞑ったまま、
迷うことなく両手はスカートを捲り挙げた。
彼女の薄桃色の下着は、いまや男子生徒に見られることを拒む術を持たず、
ただただ、久しぶりの外気を感じていた。
死体のように妖艶な表情は、自分のスカートで隠している。

「松本、そのまま起きろ。ただし大声は出すなよ。」

久方ぶりの覚醒は、初体験の連続だった。
目を開けたら視界一面が紺であって、
自分は座っていたと思ったらたっていて、
さっきよりも下半身がスースーして、
両の手は何かをつかんだまま万歳をしている。
2秒後、またも声にならない悲鳴を上げるも、
今度は意識を手放せなかった。

「な、なにしてんのよ。なんで体が動かないの。」

「よお、松本。ご機嫌な格好じゃねえか。」

「杉山!あんたさっきあたしになんかしたでしょ、やめなさいよね。」

「パンツ晒しだしてスカートで顔隠したまんま怒鳴っても怖くねえよ。」

「くっ!」

「松本、手を下ろしてもいいし、体も自由に動かせるようになるぜ。
ただし、首の後ろには触れねえがな。」

そういうと、松本恵子の両の手は開かれ、
スカートは自由落下をはじめ、本来の仕事に戻った。
顔を真っ赤にして目に涙を浮かべた美女が、
鬼の形相で男子生徒に近づき、右手を大きく振りかぶった。
平手打ちだ。
近づきながら振りかぶった右手は加速度をまし、
杉山の顔を振りぬく以外、この手の勢いを殺すことは不可能のように思えた。
当たる。そう思った刹那の一言だった。

「松本、もっかいスカート捲ってパンツ見せてよ。」

一瞬、何が起こったか理解することができなかった。
彼女の右手の手のひらには、叩きつけた衝撃が残っている、
はずであった。
しかし、いまの状態は、さっき目を覚ましたときとまったく同じではないか。
もう、声は出なかった。
咽喉がやたらと乾いている。わからない。こわい。
自分の体の所有権を放棄させられたと感じた。
眼の前はただただ濃紺なのだろう。
恐怖のあまり目をつぶった。涙がとめどない。
あいつが近づいてくる音がしてるのに、あたしは逃げることもできやしない!

濃紺とのコントラストは見事というほかない。
あの松本恵子の真っ白なふとももを教室で眺めている。
もっと近くで見てみたい。
窓から射す日の光が、二人の影を黒く染めている。



[スカート捲らせ/書換]



日曜日の午前中。
誰もいない教室。
女子生徒は、
ひとり机に座り、
薄手の文庫本を読んでいた。

快活さをイメージさせるショートボブとは対照的に、
その目には理知的なそれも備えている。
学則通りに着こなされているセーラー服は、
そんな彼女の矛盾する魅力を、
丁寧に包み込んでいた。

「よ。待たせたな。」

「わざわざ人を呼び出しといて遅刻とはご機嫌ね。
ところで何の用かしら?
私あんまり時間ないのよね。」

「ああ、すまん。ちょっとこれを見て欲しくてね。」

そう言うと男は、おもむろに生徒手帳を取り出した。
そこには、誰も詠まないような細かい文字で、
この学校の規則が詳細に書かれていた。

「これって校則だよな?」

「そうよ。何をいまさら言ってるの?」

「校則って守らなきゃいけないのか?」

「あたりまえじゃない!」

松本恵子は
規則どおりに着こなされているセーラー服を
やや震わせるように、声を荒げた。

「だいたいね、あんたの格好はだらしないのよ。
まったく、ボタンくらいきちんと留めなさいよね。」

「ん? じゃあ、誰もがここに書いてある通りにしなきゃいけないのか?」

「そうじゃなくて、本校の生徒って書いてるでしょう?」

「おお、なるほど。
でも、こんなにいっぱい規則を守るのたいへんだよな。」

「といっても、あたしもあんたも本校の生徒なんだから。
ぶつくさ文句言わずにボタン閉めなさい。」

「んー、でも、どれか優先的ないくつかだけとかってダメかな?」

「ダメ。」

「そっかー。」

杉山浩次は渋々自分のボタンを止め始めた。
そのさまを、まるでイカサマをみつけてやるぞ、
といった気迫で見つめて来る松本に、杉山はもう一度手帳を見せた。

「いま、俺は一つの校則を守ったことになるよね。」

「そうね。校則を守るのは当然だけどね。」

「ここに、女子生徒はスカートを自身でまくった状態が望ましい
って書いてあるけど、その格好ってだらしなくないの?」

「う。い、いま捲くるのよ! 校則を守るのは当然だからね。」

「じゃあ、スカート捲ってパンツ見せて。」

「うるさいわね、あんたに見せるためじゃなくて校則だからよ。」

快活な顔立ちを一瞬にして隠してしまうほど、
大きく持ち上げられたスカートは、
まぎれもない彼女自身の秘密を曝け出している。
まるで、さも当然のような彼女の行動は、
彼女の日ごろの優等生振りを現しているようだ。
そこには、下着をクラスメイトに見られることに対する羞恥心など皆無であった。

「ん、ありがとう。じゃあさ、ここも見てくれる?」

(あれ、なんであたしスカート捲ってんだ?)
「ん、なによ?」

松本はスカートを捲くったまま、覗き込むように手帳を見た。
そこには、女子生徒は恥じらいをもって行動するべし、
という、古臭い日本のカチカチの残りかすみたいな一行があった。

(あ、あれ、あたしなんで杉山にパンツなんか、あれ、
で、でも、校則なんだから、スカートを捲くるのは当然で、でも、
あー、なんだか視線感じちゃうし、もう、恥ずかしいよー。)

先ほどと同じようにスカートを捲ったままの姿勢であるが、
目に見えてそわそわしてきた。
自分の行動が正しいことは疑うべくもないが、
女性が下着を男性に見せるなどという反=倫理的な自身の行動に対する恥、
それにプラスして、年頃の女子なら持っていて当然の異性に対しての羞恥心、
この二つの感情の突然の発火に、
知らず知らず、膝は内側に向き、内股になっていった。
太ももは恥ずかしさの為か、薄い赤に染まってきては、
下着ときれいなグラデーションを作っている。
窓から射す日の光は、二人の影を黒く染めている。



[スカート捲らせ/催眠]



日曜日の午前中。
誰もいない教室。
女子生徒は、
ひとり机に座り、
薄手の文庫本を読んでいた。

快活さをイメージさせるショートボブとは対照的に、
その目には理知的なそれも備えている。
学則通りに着こなされているセーラー服は、
そんな彼女の矛盾する魅力を、
丁寧に包み込んでいた。

「よ。待たせたな。」

「わざわざ人を呼び出しといて遅刻とはご機嫌ね。
 ところで何の用かしら?
 私あんまり時間ないのよね。」

「ああ、すまん。ちょっとこれを見て欲しくてね。」

松本恵子の眼前に人差し指が突き出された。
あまりに突然の出来事に一瞬びっくりしたものの、
そこは頭の回転の速い彼女のことであった。
すぐに自分のペースを取り戻そうと杉山浩次に話しかけた。

「ちょっと、なによこれ。びっくりするじゃない。」

「喋らないで。」

「!」

普段の杉山の口調と違うことに気が付きつつも、
その違和感に飲まれるように、
彼女はそれ以上言葉を発することなく
人差し指を見つめてしまった。

「そう。人差し指だけーみてごらーん。
 そーう。つめにー、白い部分がーあるだろうー。」

「う、うん。」

「いいかーい、白い部分はー、とっても小さいからー、
 ふだんよりもー、よーく、注意深くー、みてごらーん。」

杉山の口調が、さらにゆったりしたものへと変わった。
その変化に松本自身も気づいていはいたのだが、
人差し指の驚愕が尾を引いて、
自分の周りが起こっていることを必要以上に聞き入れようとしている。
だめだ、あたまがパニックになっている。

「そーう、もっとー、よーくみてー、
 でも、よーくみてるとー、なんかー、目がつかれちゃうよねー。」

「、、、ぅん。」

いつのまにか杉山は彼女の背後に回っており、
人差し指を突きたてたままの右腕を、
彼女の頬の横から目の前に来るようにしていた。
左腕は柔らかな肩をそっと持ち、
赤子が眠るゆりかごのように彼女をゆっくりと右へ左へ動かし始めた。

「つかれちゃったよねー、目がー、つかれちゃったからー、
 目を閉じてしまおうかー、みっつー、かぞえるとー、
 今見ている指がー、ぼくのゆびがー、おおきくなるよー、
 おおきくなってー、あなたは目の前が真っ暗になってー、
 すごーく、らくになるねー。ほら、ひとーつ、ふたーつ、
 みっつ!」

「ッ!」

カウントダウンを言い終えるのと同時に、
伸ばしていた右腕を引き戻し、
手のひらで松本の目元をすっとおさえた。
誰だって目の前に手のひらが来たら目を閉じてしまう。
杉山は右手をそのままに、左手をうなじの辺りに持ってきて、
ゆっくりと首を回転させた。
たたみかけるように、耳元に顔を寄せては暗示を重ねた。

「ほらまっくらー、だけどすごーく、らく
 すごーく、からだがーらくだねー、
 僕の言ったとおりに目の前が真っ暗になってー、
 僕の言ったとおりに体が楽になったよねー
 そうだねー、」

「・・・」

声は出ない。
微かにうなづくような動作をしたのか、
首を回転させている両手からも彼女の反応はうかがえる。

「そうー、ぼくのいうことをきいているとー、
 すごーく、らく、それだけじゃなくてー、とってもー、きもちいい、
 まるでふかふかのお布団でねむっているようにー、
 からだがー、とってもきもちいい、きもちいのはすきだねー」

コクン

「もっときもちよくなりたいよねー」

コクン

「そうだねー、きもちよくなるにはー、ぼくのいうことをー
 きけばいいい、ただそれだけー、とってもかんたん、
 ぼくのいうことはー、とってもかんたんだからー、すぐにできるよー
 まずはー、左手をあげてみようかー」

そういうと、するすると緩慢な動作ではあるが、
松本の左腕があがってきた。
彼女の左腕の動きにあわせて囁く。

「ほらー、左腕がー、あがるよー、あがるとー、
 きもちいい、そうだねー、もっときもちよくなりたいねー、
 だからー、もっということききたいよねー、」

もう、頷きもできないほど深く入ってきている。
机の上にはしおりの挟まったままの文庫本がある。
なにやら聞きなれない、難しそうな題名であった。
いま、暗示のとおりに腕を上げている少女は、
ついさっきまでこのような本を読んでいたのだ。

「じゃあ、次はー、いすからー立ってみようかー」

ガタン

邪魔にならないように杉山は彼女から少し離れて、
彼女が倒れないように身構えていた。
紺のスカートは若干しわが付いているものの、
美しさを損ねることはまったくなく、
ただただ今の白痴美のような彼女の雰囲気に一役買っているだけであった。

やや体を揺らしながら椅子から立ち上がった彼女を、
隣の席に座っている自分方へ向くように杉山は指示した。
全体の様子から、表情、呼吸、はては汗のかき具合から、
彼女の催眠の深度を確認した。
深く、ゆっくりなテンポの腹式呼吸は、
誰もいない教室の静寂の中でとても大きく聞こえた。

「よくできたねー、じょうずにたてたねー、
 いうこときけてうれしいねー、きもちいいねー、
 それじゃあ、こんどはー、両手でスカートをつまんでー、
 ぼくにー、きみのー、ぱんてぃがみえるようにー、
 めくてごらーん、ちょっとー、はずかしいけどー、
 はずかしいほうが、さっきよりもー、きもちよくなれるよー、」

薄く目を瞑り、無表情であるかと思ったら、
唇を軽く舌で舐め、一瞬、隠微な表情を彼女は見せた。
スカートを手にかけたとき、かすかに眉間にしわがよったが、
いうことを聞いている実感が気持ちよさに自分の中で変換されると、
ゆっくりとスカートを捲り上げ、
およそ日常において教室で晒すことはないであろうものを、晒した。

杉山は自分の頬があつくなっていくるのを感じていた。
真っ白な下着、濃い紺の制服。
椅子に座っている杉山の目の前には、
ちょうど彼女の股間が来る位置であった。
窓から射す日の光は、二人の影を黒く染めている。



[スカート捲らせ/媚薬]



日曜日の午前中。
誰もいない教室。
女子生徒は、
ひとり机に座り、
薄手の文庫本を読んでいた。

快活さをイメージさせるショートボブとは対照的に、
その目には理知的なそれも備えている。
学則通りに着こなされているセーラー服は、
そんな彼女の矛盾する魅力を、
丁寧に包み込んでいた。

「よ。待たせたな。」

「わざわざ人を呼び出しといて遅刻とはご機嫌ね。
 ところで何の用かしら?
 私あんまり時間ないのよね。」

「ああ、すまん。ちょっとこれの味見をして欲しくてね。」

そういうと男生徒は、
制服のポケットからチョコレートのようなものを出し、
彼女の机の前に広げた。

「どういう風の吹き回しから」

「家庭科の単位がやばいんだ。
 美味しいもの作ったら単位くれるっていうから、
 昨日徹夜で作ったんだよ」

心の中で舌を出す。

「ふーん、要は毒見てことね。
 で、どうして私があなたのチョコレートもどきを、
 食べなきゃならないのかしら」

相変わらずきつい女だ。
居丈高に声を張っているわけではないのだが、
全体の雰囲気から男は馬鹿にされていることを感じた。
まあ、これも今日まで、か。

「お前、家庭科の成績良いだろ。
 どうせなら貴重なご意見でも拝聴しようかな、と。
 嫌なら良いぜ、的確なコメントを述べろって言っても、
 こんな「もどき」じゃ、
 いくらお前でも難しいかもしれないしな」

「あなた、馬鹿にしてる?
 まったく、その程度のことも出来ないと思われているとしたら
 心外だわ」

少しの皮肉に過剰に反応。
食べてくれさえすれば良い訳で、そこまでが心配だったんだが。
勝気な性格が災いしたな。

パクっ。

「あら、意外だわ。
 甘さを抑えたビターテイストに、
 中には、ブランデーかしら、口の中に広がる
 ほのかな香がいいわね」

彼女は目を広げた意外そうな様子のまま、
手にしていたチョコもどき、をすべて食べてしまった。
ひとつでも十分な濃度に調節したんだが、
弱冠オーバードーズかもしれない。

男子生徒の不安をよそに、
ショートボブをはずませながら、
嬉々として感想を述べてくれた。
、、、及第点、とのことだ。

彼女の話が
チョコの感想から、自身のお菓子履歴、
ひいてはチョコレートの歴史まで語りだした。
こんなにお菓子好きだったとは、、、!
いつになく饒舌な彼女の様子から、
ブランデーに調合した薬の効果が見て取れる。
話がカカオの種類にまで及びだしたとき、
テンションの高まりとは別な紅潮が彼女の頬に広がった。

「、、、でね、チョコを作るには、んはぁ、あれ、はぁ、はぁ、」

「どうした?」

笑みは内心だけに。
表情はあくまでも真剣に。

「ん、ハぁ、、ぁれぇぇ、んあ、、なんか、
 カラダが、、、、、あつ、い、」

「おい、呂律回ってないぞ、大丈夫か」

「あなた、はぁはぁ、変なことしてない、、?」

勘がいい。

「わ、わたしが、、んあ、ブランデーくらいで、、はぁ、、
 こんなになるなんて、、、」

「何言ってるかわかんないが、
 お前さっきから何で膝をもじもじさせてんだ?」

セーラー服ごと真っ赤になったと思うほど、
彼女は赤面した。
実は先ほどから、かすかに女性のにおいもしてきている。
男子生徒を睨み付ける目も潤みきっているようだ。

「な、なによ、、、んぁ、、、な!」

男子生徒は彼女の耳元に口を近づけると、
何事か囁いた。
頭のなかが白くなってきていた彼女は、
言われてないように驚き、男を撥ね付けた。

「んくはぁ、、、ば、ばっかじゃないの、、あんた、
 この、この、、ヘンタイ、、、ンァァッァァ」

「何いってんだ。発情しきったカラダの癖によ。
 自分で体動かしただけで、服にこすれて気持ち良いんだろう?」

「、、う、うるさい、、!」

「さっき耳元で言ったろ?
 『どこが気持ちよくなりたい』って。」

肩で息をしている女子生徒の背後に近づき、
無防備な胸をもんだ。

「ひゃう」

「教室の中で胸もまれて喜んでて、
 どっちがヘンタイなんでしょうかね。」

「んン、、ヒャううぅっ、、、ぅるさぃ、んっ!」

「はは、胸だけで軽くイッちゃうの?
 ヘンタイさん、もっと気持ちよくなりたいよね」

「、、ハァ、、はぁあ、、はあん、、ああ、、ぅん」

「声が小さいなあ、もっとどうなりたいか自分で言ってよ」

胸をもむ手に緩急をつけつつ、
その速度を少し上げた。
達したばかりの頭には、正常な思考は霧消していた。
もう、どうでも、イイ、きもちよければ、それでいい、、、

「ぁ、もっ、とぉ、きもちよくしてぇ、、、くださいィ」

「いいよ。じゃあ、きもちよくして欲しい場所を見せてよ」

男子生徒は女子生徒から離れ、
セーター服がすべて視界に入る位置へと歩いた。
振り返り彼女の正面に立つと、
潤みきった、そして少し媚を含んだ目があった。

「さあ、見せて。
 どこを気持ちよくして欲しい?」

徐々に捲れ上がる紺色のスカートは、
隠れていたふとももをまずは空気に触れさせた。
窓から入る日曜日の日差しは、
彼女のふとももの白さを際立たせ、少し光って見えた。
濡れているのだろうか。
さらに持ち上げられるスカートからは、
教室では絶対に見ることのない彼女の下着。
傍目からもグチョグチョであることがわかるそれは、
さらなる快感を求めている彼女の秘部を象徴していた。

「ヘンタイさんですね。さ、下着を出してますけど、
 僕にどうして欲しいんでしたっけ?」

わざとらしく丁寧な口調でいう。

「ん、気、きもちよく、、してください」

スカートを捲り上げ、
熱のある視線を男にまとわりつかせながら、
彼女は懇願した。

机の上には閉じられた文庫本と、
なかみのないお菓子の包み紙。
その横で、この学校の生徒二人は非日常の中に居た。
窓から射す日の光は、二人の影を黒く染めている。