2chMCスレッド

2chの「MC・催眠系総合スレ」をまとめてます。(作りかけだから見にくい)
部活 - 2chMCスレッド

部活



(部活/陸上)
(部活/剣道vsフェンシング)
(部活/写真)
(文乃(部活/写真))
(部活/華道)
(部活/吹奏楽)
(部活/登山)
(部活/チア)
(部活/書道)
(美術部)
(部活/馬術)
(部活/カーリング)
(剣道&フェンシングagain)
(チャット)
(部活/水泳)
(部活/ソフトボール)
(陸上again)
(ソフトボールagain)
(模型部)
(休日)
(ロードレース部+α)
(おまけ・変態のサンジミチがみくみく菌に感染したようです)
(E.S.S.)


部活/陸上





で。
なんで俺が各部活へ顔を出し、
それぞれの部費の希望額を聞かなければいけなくなったのか。
はぁ。
それは生徒会長様に聞いてくれ。
よっぽどこのメガホンで黙らせてやろうかと思ったが、
まぁ、折角の機会なんだ、各部のマドンナさんにご挨拶と行きますか。

「よ!赤井!」

「ん?なんで、白川が来るんだ?」

「こわーい生徒会長さんにおどされたのだ」

「あはは、それはそれは。」

陸上部代表の赤井とはクラスメイトだ。
背はそんなに高くないが、
このタッパでハードルをやっている。
ショートカットで、明るく、
スポーツマンらしくスタイルもいい。
今日は部活は休みらしいが、これから自主練なのかジャージ姿だ。

「それで、陸上部は何に部費を充てたいんだ?」

一通り部室を見てみても特に必要なものは見当たらないが。
それに、陸上は個人競技だから必要なものはすべて個人で準備する。
加えてうちの学校には高飛び系はないときてるからな。

「あー、実は私事であれなんだが、ハードルを新調したくてね」

言うや否や足のひしゃげたハードルが床に転がっているらしく、
彼女は俺の足元を指差しながら言った。

「おぉ、こいつは気づかなかった。なるほど、これはひどいな。」

「でしょ?だからこれ換えるくらいの費用でいいよ」

「んー、じゃあそんなに掛からないだろうけど、
 一応怖い会長さんの言だから、どれくらい使えないかちょっと見せてくれる?」

そういいつつ、俺は<短波変換機>をカバン越しに確認した。

「あ、OK」

赤井が俺のほうに来て、入れ替わる形で俺が赤井の居た位置へ移動する。
そのすれ違いざま、彼女が背中をこちらに見せているときに、
青いボタンを押しながら名前を呼んだ。

「「赤井ー」」

「ん?ほら、これみてよ、もう自立もできないんだよ」

彼女の手には不恰好なハードルがあった。
なるほど、これは確かにひどいな。
では、銀のボタンを押して、と。

「「自立できないときはハードルをまたいで足ではさむ。
  なおその際は、ハードルと股間を密着させて前後にこすり付けること」」

さて、どうなるかな?

「ほら、手を離したら倒れちゃうでしょう?
 だからわざわざ私が足ではさまないと立たないのよ
 おかげで練習できないわ」

赤井は短い髪を揺らしながら、ハードルにまたがり腰を前後に振っている。
およそ卑猥なこととは縁遠いジャージ姿でこのような痴態を拝めるとは。
いやあ、このメガホン最高だわ。

「なるほど。でもそうやってるとそのハードルも立つんだね」

「そうだけど、走り込みができないよ。」

「「腰を前後に動かすことも筋トレの一つ。
  快感を感じることで息が切れてくるのは、低酸素トレーニング」」

適当なことを言ってみた。

「たしかに、腰周りの筋肉や。低い酸素濃度の中での持久力のアップにはいいんだけどね」

「へー、そんなもんなんだー」

ギッ、ギッ、ギッ、ギッ、

自立しきれないハードルの足は、
赤井の体重はおろか、前後のゆれにも必死に耐え、
悲壮な金属音を規則的に響かせている。
その金属音に混じって、女の甘いと息が漏れる音も聞こえてきた。

「ん、、、はぁ。。。」

「いつもどのくらいその練習はするの?」

「んぁ、、、うぅ、、、ぇ?」

「「いつも気持ちよくイクまで股間をこすり付け続ける」」

「ぁあ、イッチャウマデ、、、かな、、、ぁぁぁ、、もぅぅぅぅ、、ぃく、、、」

ここから観てもわかるくらい赤井のジャージのまたの部分は変色していた。
そのうえ、割れ目がくっきりとわかるほど押し当てていたのが、
傍目で観ていてもわかる。
あのハードルはきっと処分されるだろうが、最後にいい思いしたな。うんうん。

「はい、ご苦労様。じゃあ、このハードルが老朽化した旨は伝えとくよ。」

「、、、ん?、、、ん、アリガト。。。」

「部費に関してはそれだけでいい?」

「・・・うん」

それでは、次の部室に行きますか。



部活/剣道vsフェンシング




さて、次は、と。
あー、武道場かー。
正直苦手だ。
どうにも暑苦しいイメージがなぁ。
そう思いながら俺が第一武道場の扉を開けると、
紺の袴を履いたポニーテールの剣道少女と、
白のレオタードを着たハーフっぽい顔立ちの金髪少女が、
にらみ合いながら無言で立っていた。

うわー、空気重いなあ。
俺はそう思いながら二人に挨拶する。
剣道の試合ができるくらいは広い武道場には、
それぞれの剣術に磨きをかけているであろう二人の美少女だけがいた。
俺の声に反応すると、まず剣道少女のほうから口を開いた。

「こんにちは。予算の件でお越しくださった方ですね。
 生徒会から伺っております。
 わたくし、剣道部主将を勤めさせていただいております、
 門倉と申します。」

「……長沼。……フェンシング部の……キャプテン……。」

剣道少女の自己紹介もそこそこにフェンシング少女のほうは早口で名前だけ告げた。
うわー、キャラも対照的かよ。
剣術の二大部活動の仲が宜しくないのは学内でも有名だが、
なんというか、穏便にすまなそうだな。

「ところで予算についてなんですが、」

門倉が唐突に口を開いた。

「第一武道場を利用している部活は私たちの二つのみ。
 与えられる予算額に関わらず折半というのが伝統ですが、
 今回は7:3くらいで剣道部のほうに回していただけないでしょうか。」

タントウチョクニューだなー。
でも、なんで?

「剣道部は隣のフェンシング部に比べそれなりの成績を収めております。
 加えて、これからの新人育成のためにも何かと入用なのです。」

あー、門倉見たいに美人さんの新人育成だったら俺も手伝いたいなー、
なんて鼻の下伸ばしながらトリップしそうだった時に、
長沼がポツリと呟いた。

「……剣道部弱い。…今まで強かっただけで今年はそうでもない・・・。
 フェンシング部、今年、強い……。予算、7:3、こっちの台詞……。」

そういうや否や、ここに入ってきた当初の空気の重さに逆戻り。
あー、険悪なムードって嫌いなんだよねー。
よし、ここは俺がなんとかしてみるか。とか言ってみたりして。
ではトイレに行くふりをしてメガホンの準備をしてきますか。

ガチャ。

廊下に出ても人っ子一人いない。
第一武道場はその性格上騒音がひどくほかの施設から若干離れている。
しかも今日は部活がない日。
予算についての調整のため生徒会から指示があった生徒以外の居残りは禁じられている。
メガホンを準備した俺はもう一度場内に入るため薄くドアを開き、
二人の名前と俺がメガホン越しで喋ることを気にしないように指示した。

『双方が納得のいく決着方法があれば、是が非でも実行する。』

俺はそう二人に向け喋ってから、
同じ剣術同士戦ってみてはどうか、と伝えた。

「面白いですね。剣道とフェンシング。
 東洋剣術と西洋剣術、どちらが強いかそろそろはっきりさせたかったのですよ。」

門倉は静かに竹刀を構え、
目だけが笑っている表情で長沼を思い切りにらみつけた。
もともとが美形なだけあって、正直、コワイ。

「……フェンシングのほうが、……強い………。」

長沼もサーベルを構えると門倉と距離をとり前後にゆっくりとリズムを刻み始めた。
セミロングのブロンドが、彼女の揺らすリズムから半拍ずれてついていくのを面白く眺めていた。

緊張感が半端ではない。
なにより二人ともなぜ面をかぶらないんだ。
コワっ。さっさとメガホンで指示出しちゃおう。

『しかし異種間での試合方法は知らない。そこの男の指示がルールである。』

殺気立っているが、君たちは異なる武道間での試合方法を知っているのか、
と問うと、二人とも無言のまま首を横に振った。
いまだににらみ合った目を外そうとしない。
そうとう仲が悪いんだな。


では、ルールを教えます。お互いの戦力的平均値を一定に保ったうえでの試合とするため、
そうほう下半身を覆っているすべてのものを外した上で今のように構えなおしなさい。
なお、すで試合ははじまっており、より審判である俺を楽しませるような脱ぎかたをしたものに、
若干のポイントを付与する。準備はいいか? よーい、はじめ!


俺は適当にでっち上げたルールを勢いのまま食っちゃべると、
二人の美少女の動きを見ずに入られなかった。

門倉は右手で竹刀を持ちながら、左手だけで器用に袴を脱いでいく。
足袋、ショーツ(やはり白だ)も器用に足から抜き取ると、
へそから下にはみ出てくる上半身の布部分を内側へ折りたたんだ。
こうして門倉は、へそから上の部分には通常の剣道を行う服装をしているが、
へそから下を覆っているものは、若干濃い目の陰毛だけということになった。
脱ぎながらも目は相手をにらみつけ続けており、
右手の竹刀と共に、真剣であればあるほど倒錯的に滑稽である。

翻って長沼はレオタード状であるためか背中のジッパーを下ろすと、
まるで脱皮するかのように背中から体を抜いていった。
その際も、腕は片方ずつ抜き出し、視線と剣先が門倉を捕らえなかった瞬間がないほどであった。
どうやら長沼は一度レオタードを脱ぎきって、
ショーツとソックスを脱いだ後、
さっきの抜け殻に上半身だけ突っ込み腕を通したようだ。
足を通さないままの下半身のレオタード部分は、
これまたへその上、彼女のウエストラインをきれいにつつみこみ、むすばれた。

かくして、下半身すっぽんぽんの東西の剣術を使う女剣士が二人、
お互いの切っ先を寸分を外さないようにしてにらみ合っている。


準備が整ったようですね。
打ち込みも突きも一長一短があるので、
勝敗のつけ方はお互いの剣の柄だけを使うものとする。
加えて、攻撃箇所はお互いの秘部のみに限定する。
あらゆる知識を総動員して先に相手を三回絶頂に連れて行った方を勝者とする。
それでは、門倉は面を、長沼はマスクをつけて位置について。


二人は上半身だけはいつもどおりの戦闘服のまま、
道場中心の試合開始地点まで移動する。
はじめっ!
ほぼ同時に二人の影は床すれすれを這うように相手に近づき、
期せずして、いや、予想通りシックスナインの体制となった。
ただ違うのは、お互いの顔が被り物によって隠れてしまっていることと、
目が、尋常でなく殺気立っていることだ。

門倉より若干小柄な長沼が組み伏せられ、上から竹刀の柄で愛撫を受けていた。
それは道場内に充満する殺気からは想像できないほど優しく甘美なものだった。

門倉の丸出しの秘部が頭上にある長沼は、先制攻撃を下腹部に感じつつも、
サーベルの柄をのばしいじくり始めた。しかし如何せん体格差があるのか、
自分が受けている快感に比べわずかな快感しか送り込めないようでいた。

「んぁ、、、ハァ、、、んんんうううぅぅっぅぅぅ!!」

見た感じどおりの形勢のまま、長沼がはじめに軽くイカされた。
このままだとリーチまですぐだな、と思っていた矢先に同じような喘ぎ声が聞こえてきた。
門倉が「あと一回。」と呟いたようなきがしたので、
圧倒的に過ぎるのはやはり面白くない。
しかも、技術というより体格差ではなんともつまらない。

『リーチになったら今までの快感が十倍になり、下半身が意思に反して快感を貪ろうとする。』

メガホンを使うとすぐに、いままで長沼から逃げるように動いていた門倉の尻が、
ゆっくりとくねりながら降りてきて、長沼のマスクに着地した。
そしてそのまま前後左右、回転有働にひねりを加えたような腰の動きで、
長沼がほぼ何もせぬまま、門倉が一回目の絶頂を迎えた。
おかげで長沼のマスクは門倉の愛液でぐしょぐしょになっている。

さっきマスクでもう一言付け足したとおりに、長沼の手が動き出した。
長沼は今まで責めていた門倉の秘部から手を引き、そのすぐ上にあるもうひとつの穴に
柄を、突き刺した。

「ぁぁぁぁぁぁっぁぁあああああ、、、っっっっ!!!」

ちなみに俺がつけたもう一言とは、

『相手の弱点を狙うのがセオリー。門倉の弱点は肛門……、』

指示通り長沼はすぐに動いたわけだ。
ほかの施設から距離があるとはいえ、一歩外に出ると日常風景が展開している。
すりガラスから射す日の光は、
道場の中心で絡まりあう二人の美少女に届くくらい、傾いてきた。

お互いがリーチになったところで、長沼の腰も勝手に動き始めた。
だが、はじめのマウントポジションとは反対に、
下にいるため率先して自分から擦り付けるようにはならないらしい。
この点で、門倉より長沼のほうが有利だ。
門倉の腰は狂ったようにフェンシングマスクを汚し続け、
その快感に流されまいと、彼女自身の攻めの手も烈しくなっていった。
また門倉の腰の動きは自身だけを責めているわけではなかった。

『……、で、長沼の弱点はその被っているマスクだ。』

冗談のつもりだったんだが、門倉の腰の動きが烈しくなるにつれ、
長沼の体がビクッビクッと動く。おそらく、目の前で門倉の秘部が自身の弱点であるマスクを
責めている、と脳が判断し、快感が発生しているのだろう。

床に仰向けになっている長沼の金髪は、もう門倉の愛液でぐちょぐちょになっている。
門倉の少し濃い目の陰毛の何本かも、マスクの隙間に刺さっているのがこちらからも見て取れる。

仰向けになった長沼の股間を狂ったように攻め立てる門倉の竹刀もぐっしょりとなっている。
卑猥な動きをやめようとしない臀部には、本来出すためだけの穴にサーベルが突き刺さったまま、
見るものに淫靡な尻尾をイメージさせる。

そろそろ二人の呼吸が速くなってきた。
でも、勝負をけしかけといてなんだけど、勝敗が付くのもなんかつまらないな。
そんなことを俺は考えながら、手慰みにメガホンをいじくっていた。

「「ン、あっあっあっあっあっあぅっぅぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁっっっっっっ・・・・・・!!」」

ほとんど同時か?
さっき審判と名乗っておきながら、あやふやな判定しかできそうもなかった。
すると、門倉が体勢を前後入れ替えて、長沼の面を脱がせた。
長沼も門倉の面を脱がせ、面だけでなく上半身に残った衣服まで脱がせあい始めた。

ドローか。
俺は二人が行く直前に戯れでメガホンで喋った内容を思い出した。

『もし、二人同時に絶頂に達してしまった場合、
 勝敗は引き分けとし、なおかつ、お互いがお互いを最高の好敵手と認め合うこと。
 つまり、今まで以上に好意と敬意と愛情を持つこと。
 まるで恋人同士のようにつきあい、更なる快感を与え合うこと。』

瓢箪からコマが出た。
さっきまで二人が“戦っていた”場所で、
今度は同じ二人が“愛し合っている”んだから、まったく。
でも、仲良くなれたみたいだから結果オーライ、かな?

「……長沼さん、今まできつくあたってごめんなさい。チュ。
 私のすべてをかけてあなたと試合して、私、あなたのことが好きみたいだわ、チュ。」

「………私も、門倉のこと…………ス、キ…………ちゅ。」

上半身まで何も身につけない状態になった二人は、
横になり、抱きしめあいながら、口付けを繰り返していた。
抱きしめているほうの手では、相手の髪をなでたり、胸に触れたりし、
もう片方の手ではお互いに、さっきよりも優しく、
それでいて的確に快感のポイント刺戟しあう形で、秘部を愛し合っていた。

俺は二人にメガホンを向け、今日の記憶の異常性を封印し、なおかつ他言無用を指示した。
けれど、二人の仲がよくなったのはそのままにしておく。
あと一時間したら“愛し合う”のも切り上げるようにも指示したのち、
俺は武道場内のすべての鍵を再度チェックし、
唯一の出入り口である入ってきたドアへと向かった。



部活/写真




眠すぎる。
先日、生徒会に押し付けられた予算回収が、
陸上部と剣道部とフェンシング部の三つしか終わっていないことを知った会長が、
息せき切って夜中に電話をかけてきたのだ。
開口一番の科白は今でも鼓膜にこびりついている。

「死ね」

「なんだよ。予算のことか?
 それだった明日残りをやるから、」

「死ね」

「聞けよ」

「フジヤ。俺はお前を信用していたんだぞ?
 あの程度の仕事一日ですべて終わらせろよ。
 死ね。ったく、使えねぇな。明日もやれよ。」

なんだ。この意味のわからない展開はなんなんだ。だいたい今は午前二時だぞ。
なんでこいつはこんなにテンション高いんだ。
信用? そんな言葉いつ覚えたんだ?

ったく。だるい体を起こしつつ毒づくと、例のメモを手元に引き寄せ自分の電話に貼り会話を続けた。
遠隔操作が可能なのは、実証済みだ。美人姉妹をシックスナインでイかせたことも記憶に新しい。

「で。その信用していたフジヤに頼みごとをするときは何かやり方がなかったっけ?」

俺は<フジヤの発言・違和感なし>を貼り付けたケータイで文乃に語りかけた。文乃のほうは、
一瞬びくっとした気配を感じさせたが、すぐに「どうお願いすればいいのか?」と質問してきた。
お願いの仕方もくそもないが、俺がお願いのやり方があることを示唆すれば、それは<違和感>なく通話相手に認識されるのだ。

「生徒会でもない俺に予算かき集めさせたんだ。
 たかだか三つの部だが、俺の時間を割かせたことに違いはないだろう?
 であれば、明日も手伝って欲しいなら、うえの口だけで通話するのは、どうなのよ?」

曖昧に言ってみる。これで勘付けば面白いし、そうでなければ指示を出せばいいだけだ。
「したの口でもということか? スケベ親父みたいなヤツだな」という文乃の声を無視して、俺は続けた。

「それじゃ、受話器を」

下の口に出し入れさせながら、お願いしますって言ってごらん。
そう言おうとした。俺は、そう言おうとしたのだが、言う前に音は、聞こえてきた。

「……ニチャ……ニチャ……ニチャ……」

俺は気づけば息も止めて、ケータイを耳に押し付け、聞いていた。
こんな時間だから、文乃ももうパジャマであったろう。
それともショートパンツにTシャツみたいな感じか。
下着は脱いでいるのか。仰向けかうつ伏せか。
下半身だけ丸裸の文乃が、うつ伏せになり、尺取虫のように尻を高く持ち上げた姿勢で、
右手に持った俺との通話中のケータイを自分に出し入れしている様を、はからずも妄想していた。
妄想していたら、気づいけば六時前だった。


+++


そんなわけで寝不足だが、あそこまで頼まれては仕方ない。
きょうは文化部へ行こう。
部活動はめいめい好きなところで行われているので、
生徒会からもらった部活動区域のマップを頼りに、俺は写真部へ向かった。
なんでも、写真部は今年ひとりしかいないらしく、後輩が入らなければ潰れ
てしまうのだそうだ。俺はそんな薄幸の美女を期待して、部室の扉を開けた。

なんだここは。
写真部の部室というよりカメラの倉庫というべきか。
大小さまざまなカメラが所狭しと飾られている。
そう。飾られているのだ。
最新型のデジカメから、使い捨てカメラ。そんな手に入り安そうなものから、
カメラにはまったく門外漢の俺ですら高そうだと感じ入ってしまいそうな代物が一個や二個ではなく、いくつも飾られていた。
カメラ部? 俺はそんなこと思いながら、目の前にある小さな背中に声をかけた。
俺が入ってきたことにも気づいていないようだ。

「あら? あんた誰? いつからそこにいるの?」

「生徒会のもんだ。今年の予算について話に来た。
 主に去年なんに部費を使ったか教えてくれ。」

俺はめんどくさいので自身を生徒会と名乗り、手っ取り早く仕事を片付けようとした。
写真部だけ昨年の部費用途報告を出しておらず、それについても調べてくれと秋風に頼まれていたのだ。

唯一の写真部である宮下は、へへへ、と笑うと奥へ消えた。
と、すぐに出てくると、なにやらいかつい年代もののカメラを持ってきた。
そうして、とうとうとそのカメラについての魅力を語りだしたのだ。

宮下がカメラ馬鹿であることは、間違いなかった。
俺はしゃべくり続ける宮下を半ば無視するかたちで部屋中を改めて見直し、
ここ何年かの部費がすべてカメラに化けたのかと一人感慨に耽っていた。
黙っていれば美人系。色白で長い黒髪、背は低く、小動物のように黒目がちで大きな目は、男子にとって憧れの的だった。
しかし、実態はカメラ馬鹿。
見た目と性格のギャップに人は萌えるだろうが、物事には限度があるのだ。

「ーーーだからぁ、このカメラの魅力はねぇ、何度も言うようにー、って、あんた聞いてる?」

「あー、悪い。聞いてなかった。」

「はぁ? いい?
 カメラのカの字も知らないあんたみたいな低脳にもわかりやすく説明してあげてるんじゃない。
 それを、なに、聞いてなかっただ?
 なにいってんの?
 その少ない脳みそにカメラの魅力を刻み込めるだけ無駄な記憶をさっさと捨てて一言一句もらさぬように聞いてなさいよ、この屑!」

あー。思い出したわ。写真部の宮下。二重人格の宮下か。
何かを熱く語りだすと見た目とは裏腹に人を罵りだす、あれだ。
そうか、これがツンデレか?
そうか、違うか。
しかし、わけもわからず罵られるのは面白くない。
俺はメモに<ポラロイドカメラ:本体>と書いて、宮下の後頭部をこつきながら、それを貼った。

「まぁ、お前のカメラご高説はわかったから、ようは大事な部費をそのくだらんカメラに費やしたんだろ?
 新入生は入れないのか?」

「くだらん? 新入生? ホンット、あんた馬鹿。
 カメラに比べたらそんなもん、どーでもいーのよ。
 あたしは、あたしとカメラさえあればほかにはなんにもいらないの!」

「その言葉、ホントだな?」

そう言うと俺は、胸ポケットからノックタイプのボールペンを取り出した。
<ポラロイドカメラ:シャッター>と書かれたメモをボールペンに貼り、カチャン、と親指で、一回押した。

「ジーーーーーーーーーーーーー」

途端、宮下は服を脱ぎだした。「ジー」というのはポラロイドの擬音か?
制服の上を一枚脱ぐと、床へ放り投げた。床にセーターが放られる。

「え? えぇぇぇ!? なんで? なんであたし服脱いでんの?」

混乱した宮下はほっといて、俺はなんどか続けてボールペンをノックする。
カチャン。カチャン。カチャン。カチャン。カチャンカチャンカチャンカチャンカチャンカチャンカチャン!!

「ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

ブレザー。ワイシャツ。スカート。上靴。靴下。ブラジャー。ショーツ。
すべて脱ぎ終わっても声は止まらず、真っ裸で服を脱ぐパントマイムを俺はしばらく眺めていた。
彼女の周りには自分の脱いだ服が散らばる。
散らばった自分の服のまん中で、宮下は裸の自分の体から服を抜き取る仕草をし続けている。
透明な服は幾重も散らばり、宮下の周りは透明に放られた服でいっぱいになった。

虚ろな目に光がともったのは、彼女が13回目のパントマイムを終えた後だった。
着やせしていた胸は、ひめやかに主張し、下半身の少し濃い目の陰毛が、
真っ黒な頭髪同じように緑の黒髪という言葉を思い起こさせた。
部屋中にあるカメラがいっせいに彼女を撮る妄想に一瞬襲われた俺は、
全方位を同時に手にみることの出来ないもどかしさを感じつつ、正気に戻った宮下に話しかけた。

「よぅ。なんでお前は部室で素っ裸になってんだ?」

「い、いや。。。なんで、そんな、あ、あたし。。。」

胸を抱え座り込んでしまった。まぁ、無理もない。
自分が<カメラ>だったときの記憶など、すっかり写真として吐き出してしまったのではないか? などと無根拠に思う。
記憶のエアポケットだけでも薄気味悪いのに、一瞬にして自分が異性の前に裸になったように錯覚したら。
他人事だからだろう、背筋をゆっくりと氷が這うように全身に快感が走った。

「なぁ、写真って現像液に浸けないといけないん
 だろ? だったら、」

俺はいいながら、最後の一回をボールペンにノックした。
すると、ビクンと体をゆらして、宮下は蟹股に歩きながら自分の脱ぎ散らかした服の上を歩き始めた。
そして、静かにその股間から黄金色の液体を零し始めた。

彼女の中では13着分の透明な衣類も含まれているのだろう。
念入りの自分の着ていた<写真>に黄金色の現像液を振り掛けていく。
虚ろな瞳で、円を描くように腰をゆすり、器用に尿をばらまく。
ゆっくりと歩きながら、乾いている部分がないのではないか、と、部室の一部を自分の排液でビチョビチョにした宮下。
彼女は意識もないはずなのに、どこか薄ら笑いで、大好きなカメラになることが出来て嬉しいのだろうか。無責任に思ったりして。

アンモニアのにおいの立ち込める部室を後にしたのは、彼女の放尿が終わってすぐだった。
後頭部のメモをはがし、意識がはっきりする前に彼女の前から姿を消した。
これから彼女は、今後の地球環境のために排液の<リサイクル>をしなければならない。
彼女は新しい自分の使命に熱く燃えており、湿った床に唇を寄せて自分の胎内に液体を戻し始めたのだ。
官能を燃やす副作用のある黄金色の現像液を口に含むと、すぐさま下腹部が熱くなった。
宮下は裸のまま四つんばいになり、胸を床に密着させ、むしろ形がひしゃげるほど押し付けていた。
舌は絶え間なく動き続け、そのうち床にある液体は舐めきってしまった。
湿った自分の下着を口にすると、チューチュー吸いはじめた。
宮下を囲む、宮下の大事なカメラたちは宮下を見ている。見られている宮下は、自分のもっとも見られたいところを高く上げる。
上半身を床に突っ伏したまま、尻を高く上げる。
フジヤが宮下の鞄からケータイをとりだして、彼女の脇に置いていた。
彼女はそれを手に取ると、ためらうことなく自分の秘部に入れた。通話状態にしてある。テレビ電話だ。

俺はイヤホンをケータイにさして、その吐き気を催す甘美な音をBGMに、下校した。



文乃(部活/写真)




まったく信じられないことだった。
フジヤの奴に部活動の予算を各部に聞いてまわるように命令していたにもかかわらず、あの野郎、三つしか終わってないときた。
うちの学校にいくつ部活動が存在しているか知らないけど、おれの頼みを反故にするとはいい度胸じゃないか。
そもそも生徒会でもないのに仕事を押し付けるなだって?
何様のつもりだ。まったく。
このおれがわざわざフジヤなんつー、しょーもないオトコに仕事を任せてあげよう、信用してあげよう、と思ったのに。
というか、そんなことはどうでもよくて、もう2時前だし。眠いし。
あー、めんどくさいー。さいきんのテレビは夜中もまったく面白くないし。

最上文乃はベッドに入ってパンツと大き目のTシャツというラフなかっこうで寝転がっている。
ベッドは窓際に位置して、上体を上げ、カーテンを開くと近所の様子が見える。
隣近所両隣。さっこん珍しく近所づきあいのいい若者だ、そうだ。
別に意識はしていないのだが、たとえば向かいの家、すこし手入れの怠った壁面にはツタ植物が縦横に広がり、
おどろおどろしい雰囲気をしているが、感じのいいお姉さんが一人暮らししている。
お姉さんには昔よくかまってもらって、なぜあんなに品のいいお姉さんにかまってもらったのにおれはこんなにがさつなんだろうか。
文乃はひとりごちると、およそ「女の子の部屋」というキーワードから隔絶した暗い部屋で携帯電話を手に取った。
しまわれないままの洗濯物。脱ぎっぱなしの制服。開きっぱなしの雑誌。
食べ散らかしたポテトチップス。これらがお互いのお互いの領域を侵犯しあうように、ああ、これが足の踏み場もないということか。
窓から差す光は半月だけで、こころなしか文乃の顔に艶やかな雰囲気が出る。
にじみ出た雰囲気を壊すように最上文乃ゲップをすると、大仰にベッドの上で胡坐をかきフジヤに電話をした。
シャツがめくれパンツが丸見えになることに気にする感性は捨ててしまった。時刻は午前二時だ。

「死ね」

「なんだよ。予算のことか?
 それだった明日残りをやるから、」

「死ね」

「聞けよ」

「フジヤ。俺はお前を信用していたんだぞ? あの程度の仕事一日ですべて終わらせろよ。
 死ね。ったく、使えねぇな。明日もやれよ。」

開口一番、愚痴を吐く。電話越しでフジヤが面食らっているのがわかる。
とりあえず用件は済んだ。おれにしてみればこの短いやり取りだけで十分だ。
窓の外を見やると誰もいない玄関前。
等間隔に置かれた街灯の、ちょうどエアポケットの位置なのか、よけいな光に邪魔されず、月の光がここまで届く。
そういえばお姉さんと昔、お月見をしたこともあったっけ。もう何年前だか忘れてしまった。
おれがまだ幼かった日で、お姉さんも一人暮らしになってしまう前だった気がする。よく笑っていた。
今とは違う、翳りのない笑顔は、街灯の下でもお月様みたいにきれいだったろう。
おれはあのとき団子に夢中でお姉さんのきれいさなんてまったくわかんなかったけど、いまじゃ少しわかる気がする。
ツタで絡まった窓の向こうには、今夜も一人で眠っているんだろうか。誰にでも人当たりがよく、誰からも好かれて。
少し強く吹いた風にすら折れてしまいそうな細い体を、どうしてひとりで支え続けられるのだろう。
真っ白なワンピースを器用に着こなし、下品にならない程度に開けた胸元は、まぶしいくらい白い。
おれの思い出の中のお姉さんは、きょうも月の見える丘で、白いワンピースと長い緑の黒髪を、風に遊ばせている。
と、気づいたらフジヤがなんか言おうとしている。
眠い。受話器を耳にあてて、そのまま横になる。


「で。その信用していたフジヤに頼みごとをするときは何かやり方がなかったっけ」

ぴくん、と。体が一瞬はねた、様な気が、した。フジヤがなんか言っている。お願い?
ああ、そうだ。愚痴ばかり吐いても仕方ない。明日も働かせるなら、それなりのやり方があったな。
文乃は「どうお願いすればいいのか?」と聞くと、ニヤニヤした声色で返答してきた。


「生徒会でもない俺に予算かき集めさせたんだ。
 たかだか三つの部だが、俺の時間を割かせたことに違いはないだろう?
 であれば、明日も手伝って欲しいなら、うえの 口だけで通話するのは、どうなのよ?」

フジヤがなにか言っている。
月の見える丘はどこにあっただろう。
もうそれは、思い出の中にしかないのかもしれない。
丘と、丘の上に居るお姉さんとおれ、そして二人の真上にある真ん丸い月。
お姉さんは団子をおれにぱくつかせながら、ゆっくりと服を脱ぎ捨てた。
ワンピースよりも白肌を月夜にさらして、おれは夢の中で団子をぱくつきながら不思議とその光景を受け入れていた。
月は、二人に落ちてくるほど大きく、驚いて団子を落としてしまった。思わず四つんばいになる。
丘の上には見たことはあるけど名前のわからない草花が一面に咲いている。
一面が夜露に濡れた草花で、草花の上で裸身をくねらせるお姉さんが見える。
遠くに見えるけれど、その手がなにをしているのかも見える。
「したの口でもということか? スケベ親父みたいなヤツだな」フジヤに悪態をついた気がする。
「それじゃ、受話器を下の口に出し入れさせながら、お願いしますって言ってごらん」


最上文乃はいつの間にか自慰をしていた。
あまり体を隠す用途を果たしていなかったシャツとパンツは、足の踏み場のなさを形成するのに一役買わされた。
ケータイ電話が秘所をでいりしている。
尺取虫のように一心不乱に。文乃の右手はケータイを出し入れしている。
ねっとりとした吐息。膝ではさんだ枕は、分泌液でぐちゃぐちゃになってしまった。
ぐちゃぐちゃになった陰毛の先が、月の光に照らされて艶やかにきらめく。
目は、夢見心地で、夢の中でおれはいつのまにか白いワンピースを脱いでいた。
白いワンピースを脱いだおれは、月の見える丘で、自慰をしている。
お姉さんがお団子を食べている。お姉さん、きれいだ。
おれはお姉さんみたいなお姉さんになりたかった。
一心不乱に尺取虫です。尺取虫のように、たかだかと尻を上げて気持ちよくなっていく。
落ちてきそうな真ん丸い月と、真っ白なおれのお尻。
おれのお尻から漏れる液体で、名も知らない草花が漏れなく濡れていく。
声が出そうだ。


声が漏れる。
ツタの絡まる向かいのおうちを見ながら、おれは一心不乱に、一心不乱にお姉さんに犯される妄想をしている。
お姉さんは白いワンピースをおれに着せて、おれはお姉さんにワンピースを脱がされる。
お姉さんはさっき落としたお団子をあたしの中に入れて「きもちよくなりたい?」懐かしい声で聞いてくる。
お団子からはフジヤの声がする。
「お願いしますって言ってごらん」
おれは、いや、あたしはおねえさんみたいにきれいになりたいあたしは、お願いします、お願いします、と左手の小指を噛みながらお願いする。
窓の向こうには一人で眠っているお姉さんが居る。
もうすぐ月が落ちちゃうよ!
あたしの中、ケータイの目覚ましがアラームをならす。
バイブレーション。イってしまった。気づけば六時前だった。



部活/華道





「美里、きょうは部活の予算の取り決めがあるから、部活自体はないんだよね」

「そうよ、美雪さん」

「じゃあなんであたしたち、いつもの格好というか、着付けしてんの?」

「折角ですんで、私たちの普段の活動を生徒会の方に見ていただきたいと思ってね」

「あー、アピールか。そんでもって予算ガッポリ!」

「美雪さん、そういう下品な言葉遣いはやめなさい、仮にもあなたは華道部部長ですよ」

「へいへい。んで、美里、その生徒会はいつくるんだ? あたしコレ着て正座すんのきらいなんだよね」

「我慢してください美雪さん、もうすぐ来られると思いますよ」


+++


写真部を後にした俺は、ちょっと思いついたことがある。
帰宅するにはまだ時間もあるし。
どうせ今頃、写真部の部室では、自分の小便が染み込んだ制服をあいつが吸っていることだろう。
昨夜の文乃BGMみたいな感じで下校しようと思ったんだが、まだ時間がかかりそうだしな。
ここの次は、「華道部」か、けっこうここから近いな。部室棟は不案内だから、わからんよ。

俺はお手洗いに行くと、先ほど思いついたことをしたため、用を足してから華道部の活動場所である和室へ向かった。


+++


「予算の件で着ました。フジヤといいます。華道部はこちらでしょうか」

「お待ちしておりました。私、副部長の石原美里、こちらが部長の石原美雪です」

「はじめまして、よろしくお願いします。それでは、予算についてなんですが、とりあえずそちらのご要望をお伺いしようと思います」

「そうですね。私どもの使用する花は学校のほうで業者と契約しておりますのですが花器に関しまして、
 部員数に比して数が少ないものですので、これらを準備できるだけご都合していただきたいな、と思います」

「あー、あと呑み代ね」

「美雪さん!」

ははは。噂どおりの凸凹双子姉妹だな。
しっかりした副部長の美里が妹、超マイペースの部長の美雪が姉。
そしてルックスも噂どおり!
目鼻立ちの整った顔に、腰まである艶やかな黒髪。
2人とも真っ赤な着物がかっこいい。黒髪が映えるぜ。
和服ゆえ体のラインはわからないが、美里が俺と応対するたびに見え隠れする鎖骨や、
落ち着きのない美雪が後ろを振り返ったときに見えたうなじなど、想像力を刺激する素材だ。
俺は準備したメモ帳を壁に張るため、双子にそれっぽい指示をだしておく。



「ははは、呑み代ですか。美雪さんは結構お酒は飲まれるんですか」

「まあね。フジヤくんも今度のみにいこうよ」

「美雪!」

「まあまあ。冗談はさておき、花器調達のためということですが、では、実際ここで花を生ける実演でも見せていただけますか」

「ええ。でも、きょうは準備しておりませんので、簡単な造花だけになってしまいます。」

「まあ、それでも構いません」

俺がそういうと、副部長は造花を準備しに一時部屋を出た。
和室とはいえ衾越しにすぐ廊下というつくりではなく、一枚扉をを隔ててしつらえてある。
つまり、廊下からかぎつきの扉をとおり、衾をくぐり、いま俺たちがいる和室にたどりつくということだ。
廊下からはけっこう距離があり、しょうしょう声を出されても気づかれることはないだろう。

「あのさあ」

「はい? どうしました美雪さん」

「あー、その、さっきからもってる紙切れ、なに?」

「あはは、目ざといですね。これは、こういう風に使うんですよ。」


+++


あたしが造花をとりに行って戻ってくると、部屋にはフジヤさんしかおられなかった。
百合の造花を3本。一輪挿しではないけれど、簡潔に生ける姿を見せるには、これが楽かしら。
そう思って持ってきた。

フジヤさんに扉の鍵を閉めるように言われ、私は弾性と二人きりになるのに少し躊躇するものの、
すぐに“美しく生ける姿を見せるのに、二人きりになるのは普通のこと”と思い直し、
畳の間、中央に位置された花器に近づいた。


上下二段のつくりになっており、上段には2つ、下段には1つ、一輪挿し用の器がひとつになっている。
少し大きめの花器だ。赤を基調にした花器の外模様には親しみを感じる。
フジヤさんはさっそく私に生ける姿を見せてくれ、と言う。
私は水を準備し忘れた、と言おうとしたが“水がなければ、自分の体から水分を出せばいいじゃない”と思い直し、さっそく上段の2つの器に唾をいれた。
器のふちには装飾なのか、細長いものがいくつもついており、私は唾をいれるのに顔を近づけるたび、
それら細長いものが鼻や目にちくちくして、嫌だった。
嫌だったので、さっさと生けてしまおうと、2本、それぞれの器に入れた。
フジヤさんが、出し入れするともっと水分が出てきて花の持ちがよくなりますよ、と言う。
私は、造花だからそんなの関係ないですよ、と言うけれど、一応いわれたとおり出し入れした。

下段の穴は開閉式になっており、唾を入れるときに下を使ってこじ開けなければならないらしい。フジヤさんは物知りだ。
私は、3本目も生け終わると、満足した面持ちで彼の顔を見た。彼も満足げだ。
これで新しい花器を買うための予算がたくさんわりふられたらいいけれど。
でも、そんなことより、美しい生け花を男性に見せてさしあげることが出来た、その達成感に、胸がいっぱいになる。

すると、フジヤさんがいま生けた花器をよく見て、と言うので、よく見た。
すると、3つ目の器の周りの凹凸に気がついた。
ずいぶん珍しい装飾が施されているんだな。
そう思って、もっと近づいてよく見ると、私の顔をしていた。私?
私は自分の体に百合を生けたの? 生けられるの?
私は自分の体に自分で百合を生けたんだから、生けられている私を見ているこの私も生けられなければならない。
そうだ!
私は生けられなきゃ生けないんだ。
そう思うと、足を大きく開き、とうぜん和服の下に下着などつけておらず、秘部は露わ。
私は、白い足袋だけを残し、下半身の衣類をめくり上げ、畳の上に仰向けになった。
私が仰向けになった隣には、花器になった私が生けられている。
私も生けられたい。生けられなければ。足を開いたまま、腹筋を使って私の股間を天井に突き上げる。
白い足袋がまぶしい。そのまま足袋は、私の下段の内輪を挟み込むように固定され、私は上段に2つの器をつけあげたまま。



+++


フジヤくんが変な紙切れを壁に貼り付けると意識が飛んだ。
気がつくとあたしはまんぐりがえししていて、こかんを妹に唾吐きかけられてた。体が動かない。
あまりにも何が起こったかわからず、逆に冷静に「百合かよ」とか突っ込みつつ、あたしは自分が花器になっていくのを感じていた。
すでに生けられた女性器と肛門には違和感がなく、それどころか“花器としての勤めを果たしている”ことを実感しているあたしは快感を感じていた。
いやだ。こわい。あたしが変えられる。
あたしはあたしと同じ顔に唇を蹂躙され、3本目の百合を立てられた。
あたしは完全に花器になってしまった。
しあわせだ。あたしはしあわせです。
股間が厚くなっているのを感じる。感じない。だって花器だから、花器だからあたしは。
あたしのとなりで、あたしを生けていた同じ顔が花器になる。
あたしも生けなきゃ、そうだ。
こんどは、あたしが生ける番じゃない!


微動だにしなかった美雪は突如うごきだし、フジヤを殺す目つきで睨みつける。
いっしゅん。この一瞬だけが素面だ。
あのまなざしが「お前、あたしたちに何をした?」という恐怖と怒りを男に伝える。
まもなく、美雪はのろのろと、ひっくりかえった美里に近寄ると、ぷっ、と“生けられていた”百合を口から吐いた。
副部長は自分で生けていて感じてしまっていた。なんてったって双子だからな。
出し入れしたら“二人とも気持ちよくなって当然”だろう。
部長はトロンとした顔つきで、妹の秘所と肛門を嘗め回す。
まるで“自分自身をクンニ”しているかのような快感に痴れる。
姉股間から妹の股間へ。糸を引く百合の造花。
深々と刺し返され、しかしそれだけで終わらず、浅く、また深く2本の百合が上下動する。
美雪のふたをはずされた股間ははトロトロで、畳に広がる美里の髪をその液体で汚す。
2本を動かしながら、吐き捨てたもう一本を手元に寄せる。
いつのまにか部長は膝立ちになり、副部長の頭を挟み込むように“生けている”。
さすが部長、やることが違います。
姉の秘所を目の前にして、妹は頭の中がパニックになっている。
理解不能の快感と、自分自身に犯される陶酔感。
妹の顔にまたがり、姉は腰を前後にゆする。妹は微動だにしない。
十分“水分を自分の体から供給すると”、3本目の百合を口に刺し、また、元に戻ります。
いっしゅん。双子姉妹の視線が交錯した。
どっちがどっちだ?
あたしは生けているのか? 私が生けているのか?
見ている俺もわからなくなってきた。


+++


“女性器・肛門・口に百合を生けると、生ける人と花器の人が交代する”

“花器は下半身を丸出しにし、まんぐりがえしをする”

“自分の体から出てくる水分で穴を潤してから生ける”

“穴に入れた百合は出し入れする”

“お互いがお互いに与える刺激はすべて快感となる、

“生ける人と花器の人が入れ替わる刹那、一瞬意識が元に戻り、切り替えが続行する”

“フジヤが部屋を出た後10往復するといままで蓄積した会館が爆発し二人そろってイく”

“フジヤが部屋を出ない限りイケず、イくまでやめらない”

赤ペンセットに細かい文字で書き連ねた紙切れを和室の壁に貼ってから、かれこれ30分か。
すでにどっちがどっちかわからない。
彼女らの真っ赤な着物も、真っ黒な髪も、真っ白な足袋も、彼女ら自身の唾液、愛液、汗、涙、鼻水でぐしゃぐしゃだ。
和室の中央だけ畳の色が濃い。
じつは物凄く匂うんじゃないか、この部屋。
ちょっと麻痺してきたな。あ、また交代か。
もうふたりともこっちをにらむ元気もないみたいだ。
生けていたほうがまんぐりがえり、生けられていたほうが、いまや躊躇せず相手の顔に股間をこすりつけながら、舌でなめまくっている。
床に垂直に行われる69って珍しいな。能天気にそんなことを考える。
においの後始末がめんどくさいので、俺はメガホン--短波変換機--で、この情事の後始末、
それから二人にはちょくちょくこんなことをしていて今後もする予定だという擬似記憶があげて、俺は部屋を後にした。
もちろん鍵はかけ直して、だ。



部活/吹奏楽





部室でキーボードを叩いていると背中に気配を感じた。
チュッパチャップスをくわえたままふりむくと、

「なに真剣な顔をしているんだ。エロサイトでもみてるのか?」と圭。

なんだ圭か、とディスプレイのほうへと向きなおしキーボードを叩き始める。
部室にはさっきまで俺しかいなく、来たばかりの圭は荷物を置くと、

「フジヤ。なに、この文章?」と聞いてきた。

吹奏楽部の部長、伊藤はトランペッターだ。
女性部員の多いこの部の中では、しっかりものの伊藤に憧れる後輩も多い。
背はそれほど高くないが、後頭部で一つにまとめた黒髪を振り乱しながらトランペットを吹く姿は、ちょっと鬼気迫るものがある。
楽譜を読むときには眼鏡をかけるらしいが、ふだんはかけていない。
胸も尻もそれほど大きくないが、吹奏楽のために鍛え上げられた腹筋がもたらす超絶的なくびれもあって、いいスタイルをしている。
噂では絶対音感なるものも持っているらしい。

覗き込んでくる圭が鬱陶しくて、俺はくわえていたチュッパを口から出すと、圭にスカートをめくるように指示した。
部室の壁には<室内では女性は下着を着けてはいけない>と書かれた例のメモが貼ってある。
もちろん、そのほかのこともいくつか、小さな文字で書かれている。
圭は自分の両手がスカートの両端をつかみ、上へ持ち上げているのに気づかない。
むき出しの股間が晒され、圭がしゃべると前見たときより少し濃くなった陰毛が揺れた。

「なになに? 吹奏楽部の部長、伊藤?
 なんだフジヤ、おまえ伊藤先輩のこと知ってるのか?」

吹奏学部の活動は第二音楽室で行われている。器材庫に近いのがその理由だ。
俺はあの日、華道部の美人双子を交互に花器にした後、そのまま帰る予定だった。
そう、器材庫の前を通ったのはたまたまだったのだ。
部活動も終わり、めいめいが楽器を点検し下校した後に、部長である伊藤がひとり残って雑務を終え、居残り練習をしているなんて知らなかった。
トランペットの音が漏れ聞こえる扉は少し開いていて、俺はその隙間から覗き見た。
まじめな娘なんだろう。曲練習ではなく、単音の運指を確認する基礎練習であった。

俺はチュッパを圭の前に差し出しながら、以前シュークリームを下の口で食べたことを思い出させた。

「あんな不味い思いは、もうこりごりだ」

憤然として言い放ちながら、圭はチュッパを持った俺の手ごと自分のまたの間に持ってきた。
俺のチョコ&バナナが圭の中へ。挿入。

「ん。はぁ、、、」

ため息は漏れるものの、相変わらず目はディスプレイ上の文字列を追っている。
チュッパを持った俺の手首を両手で持ち、機械的に上下させている。

「ぁん、おいしぃ」

メガホンで<器材庫の中の俺の姿は見えない>と隙間越しにいってから、俺は密室で二人きりになった。
さすがに覗いている様子を誰かに見られるのは得策ではない。
帰ろうと思ったが、せっかく目の前に部長がいるのだ。さっさと仕事してしまおう。
それなのに、なぜ俺の姿を見えなくしてしまったのか謎だ。
とりあえず扉の鍵を閉める。姿は見えないものの気配は感じるのだろう。
吹いていたトランペットを口から離し、あたりを伺い始めた。
<予算について紙にまとめる>とメガホンを向けると、やおら筆記用具を取り出してものの一分で書き上げた。
俺はそれを受け取り、いくつか加筆修正して、それが今年度の予算であることを再度メガホン越しで告げる。
さあ、お楽しみの時間だ。

手首から先が圭の愛液でずぶ濡れだ。
俺は片手でキーボードを叩きつつ、すぐ横でよがっている圭を見る。
手首を両手でつかんでいるため、さきほど捲らせたスカートは元に戻ってしまっているが、
そこへ俺の手を両手で導いているかのような圭の様子は卑猥だ。
いつしかパソコンを見ることもできなくなって、目をつぶったまま呆けた顔は大きく口を開き、あご先からはよだれが垂れている。

「はぁん、、ぉぃしいよぉぉ」

時折、口から出る言葉は徐々に小さく湿っぽくなり、下の口からは愛液がとめどなく流れ、
上履きに包まれた圭の両足の間には、ちいさな水溜りができていた。

伊藤の絶対音感が、あらゆる雑音に叩き込まれる鼓膜から送られる電気信号を、正確に音階へと変換してしまう。
音階は、高くなればなるほど、伊藤の中で快感であると誤認される。
ドレミファソラシド。ドよりレが、ファよりラが、伊藤にとって性的に気持ちいい。
メモを書き終え基礎練習を再開すると、生真面目に動かされる三本の指が、ひとつずつ高い音を奏でるたびに、音が、息が、髪が、服が乱されていった。
俺が行うことに気づかず、また従うようにメガホンで命じると、小刻みに震える伊藤の足元へ移動した。震えるトランペット。
周りには、伊藤を慕う後輩たちが、ついさっきまで使っていた器材が所狭しと置かれている。
もう何往復目だろうか。伊藤の基礎練習は最も高い音と最も低い音を行ったり来たりするものらしい。
最高潮まで自分に快感を与えた後、最低音で自分の体の火照りを冷ます。
なぜ自分が感じているのか、あるいは感じていることにすら気づいていないのだろう。
ふらふらしながら練習を続けている。そんなことを気にせずパンツを脱がし、足首まで下ろすと、伊藤は率先して自分から足を引き抜いてくれた。
スカートを捲くり、戻らないように腰の部分に挟み込む。
愛液でぐしょしょになった下着は、丸めてトランペットの伊藤が口をつけているところとは反対の部分に詰め込んだ。

圭のスカートから手を抜き、もう一度スカートを捲るよう指示する。
<目の前に食べ物を突き出された女性は、下の口でそれを味わわなければならない><快感=美味>、壁に貼られたメモの一部。
潤んだ目で椅子に座る俺を見下ろしながらスカートを捲っている圭の女性器には、チュッパチャップスの白い柄が見えている。
刺さりっ放しのチュッパは、女性器内の熱で溶けて広がり、美味が快感に感じられる。
チュッパを抜いてあげるか先端がとけきるまで、圭はこのまま呆けた顔で微動だにしない自慰を味わうだろう。
まあ、静かでいい。半開きの圭の瞳に光はなく、ディスプレイの文字列が鏡のように微かに映っているだけだった。

「まだ終わりそうもなかった。」

恐らく彼女は何も見えていない。

俺が部屋を出たら鍵を閉めるように指示をして、俺は帰路についた。
いやー、疲れた。きょうはもうほんとに帰ろう。
器材来ないに残された伊藤は、下半身を晒したままトランペットの前後をひっくり返した。
快感で振り乱した髪の毛が、いくつか頬にへばりついている。
汗ばんだうなじにも何本か張り付いており、白い肌に黒髪が映えている。
マウスピースを向こう側へ、音の出る部分を手前へもってくる。
目の前には自分の恥ずかしい液体にまみれた下着が丸くなって詰め込まれている。
伊藤はおもむろに首を曲げると、つっこまれた下着へと思い切り顔を突っ込み深呼吸を始めた。
そして、まるでトランペットを吹くかのように、唇を下着に当て、くぐもった音を奏で始めた。
<一流のトランペッターになりたいんだったら、反対側からも演奏できるようになんなきゃね>、向上心旺盛な彼女には、この程度の進言で勝手に堕ちて言ってくれるだろう。
くぐもった音でも絶対音感にかかればそれはたちまち音階に変換されてしまう。
下半身にはソックスと上履きのみ、自身の愛液で床に水溜りを作り、相棒であるトランペットをさかさまに抱え込みながら、
あろうことか自分の下着をマウスピースにして基礎練習を行う練習熱心な吹奏楽部部長、伊藤の居残り練習は、まだ終わりそうもなかった。



部活/登山





お疲れ様ですーシュークリームですよー。
部室のドアを開けると、フジヤと圭の姿が目に飛び込んだ。
え? なんで下半身裸なの?
少しパニックになりながら圭に声をかけようと一歩足を踏み入れた瞬間。
あ。何を慌てていたのかな、そんな、圭が下半身裸なのは当たり前じゃないですか、ああ見えてけっこう可愛くて女の子らしいところもあるんですよ。
ってスカートから下着を抜いて鞄にしまい、ブラを外した。
さすがにシャツを着たままブラをとるのは難しくて戸惑っていると、フジヤが手伝ってくれた。

「なあ、山を攻めるのと谷を攻めるのだったら、どっちが男のロマンだと思うかい? 秋風君!?」

写真部、華道部、吹奏楽部。
一日三つの部活を回るのが限界みたいだ、と文乃に告げたのは、まさにその三つの部活を回った翌日であった。
まぁ、途中でニャンニャンしなけりゃもっと早く回れるんだろうけれど、そこはそれ。
この学校は今年度奇跡的にすべての部活の部長または副部長は美人さんという超ご都合主義設定が施されているんで、そこはそれ。
やることやっとかないとね。ということで、俺は生徒会室を後にすると、さっき見てた「2ちゃんねる」で登山部の存在を思い出した。
確かと残部部長は大田だったかな。


相変わらずフジヤは頭の悪い質問してるなぁ、って目で俺を見るな秋風。出てる、変な冷気出てる!
ふぅ、とため息をひとつついて「やま。」とそっけなく答えると、脱いでしまったブラジャーを下着と一緒に鞄にしまってしまった。
シュークリーム。ということは今日は文乃も来るのか。うーん。連鎖かな。
俺は壁に張ってある付箋に赤ペンで新たにいくつか書き加えると、お茶の準備をしている秋風を無視して圭の鞄の中を漁った。


登山部部長の大田はおっとりさんだ。
腰まで髪を伸ばした圭ほどではないが、方まであるふわふわした黒髪からはお星様が始終飛んでいるようなタイプだ。
ほにゃ~ん、としている。
背は高くもなく低くもなく、日向ぼっこをしている猫が美少女になって眠気がずーっととれないでいると大田みたいになりそうだ。
しかし、ひとたび山に登るときは違うらしい。
話に聞く限り、副部長の男子を先頭に配し、自身は殿を勤め、誰一人欠けることなくそれなりの難所へと行き着くらしい。
確固としたリーダーシップはときに後輩を震え上がらせるらしいが、ふだんの、はにゃ~ん、からは想像もつかないような様子らしい。
シーズンではないのでちょうど良く活動はなく、手の空いている大田に放課後部室で予算の件の打ち合わせをしようと人伝に伝えておいた。


いちおう三人分のお茶を入れてテーブルへ向かう。流しには文乃と春風の分を念のため準備しておく。
念のためだ。こなかったらこないでもいい、来たらまた暖かいのを入れてあげよう。
少し糖分の足りなかったシュークリームは、今回リベンジなったのでしょうか。
三つのカップをテーブルに置いていると、あのにやけた馬鹿面がこっちにやってきました。
いったい何のようでしょう。後ろ手ににやにやしていて、なんだかぶきみ。
あ。そういえば圭は何をしているのでしょう。パソコンでゲームでもしてるのかしら。
それにしても下半身むき出しであんなに幸せそうな顔して、どうしちゃったのかな。


「自己紹介もそこそこに俺は白いアメを大田に渡した。
 ちょうど最近風邪もはやっており、のど飴にかこつけて赤いアメを俺が舐める際に勧めると、大田は疑いもなく舐めてくれた。
 その後、二人はアメをなめながら予算についての話し合いをした。なんだかんだで備品の費用がかさむらしい。
 あとは交通費。地味にキツイとのこと。
 まぁ善処する旨を伝え、可能な限り割り当てられるであろう予算についてこちらから言える範囲のことは話した。」

と。さて。「やま」を攻めるとなるとやっぱり胸よねえ。
あたしは無い胸そらしてアルコールで勃起した自分の乳首を見る。
せっかくなのでフジヤくんには大きな「やま」に登頂して欲しいね。
3本目の缶ビールは空けられと、勢いよく喉へ流れていった。


予算の話しも終わったころには二人とも口の中には何も入っていなかった。
さて、とりあえずお約束だ。

「フフフ、では大田くん。スカートを捲ってくれ!」

長テーブルを挟み、向かい合うようにパイプ椅子に座っていたので、大田さーん、座ったままじゃ捲ってるとこみえないよー。
でも、はにゃーんとしたまま、ふわふわした髪の毛を弾ませて

「めくりました~♪」

なんて言われたらもう、OK。エブリシングオーケー。


秋風の目の前に突き出した。
そう、この部屋では<目の前に突き出された食べ物は下の口で味わわなければいけない>ルールがある。
そして俺が突き出したものは圭の下着。
またしても黒。あいつ黒好きだなー。さぁ、秋風、思い出してごらん。
こないだ秋風がシュークリームを持ってきてくれたとき、俺と圭と秋風の三人でシュークリームを食べたね。

「うん」。

そのとき圭は自分の下着を口にしていたね。

「あぁ、そういえばそうでしたね」。

ということは、女性用の下着もお菓子なんだよ。
ああ! というように目をきらきらさせると、ゆっくりと俺の手をつかみとり、さっきの圭と同じで、自分の股間に導こうとする。
でも、俺はそれをさせない。よく聞いて秋風、これは圭の下着だから、圭に食べさせてもらおう。
圭は向こうにいるね。ほら、おいで。俺は<目の前に突き出された食べ物~>の<食べ>の部分を斜線で消した。
すると、目の前に突き出されたものが何であっても下の口で味わうようになった、というわけだ。
プラス性欲や食欲についてもいくつか書き加えておいた。
さっきまで澄ました様子でお茶を入れていた秋風が、まるで獲物を狙う豹の目で、突き出された圭の黒い下着を凝視している。
じゃあ、鞄にしまった自分の下着をポケットに入れたら圭のところまでおいで。


じゃあ、とりあえずすっぽんぽんになってテーブルの上に寝てください。

「はーい」。

と大田は嬉々として服を脱ぎ、目の前の長机に横になった。
よく学校にに備わっている折りたたみ式のちゃちいやつだ。
じゃっかん揺れながら、そして服を脱いだばかりの体には冷たかったのか「ひゃぃん!」といいながら、ゆっくりと横になると、
急に目つきが変わって「それでは、本日は生徒会さんに、初めて山を登る上で押さえておかなければいけないことをいくつか伝えたいと思う」。
俺はにこにこしながらその様子を眺めていると、

「わかったかぁ!返事はどうしたぁ!それが人にものを教わるたいどかぁ!」

と怒鳴られた。

うわぁ。キャラ変わりすぎだろう。机の上で全裸で横たわってる女性に全力で怒鳴られたのなんか初めてだ。

「それではこれより女体山実施訓練を行う」。

あぁ、女体山って言うんだ。大田の両手が気をつけの姿勢から宙に浮くと、決められたかのような動作で右の胸と左の旨にたどり着いた。

「まずは、山の周囲がどのような様子なのか調べる。よく見てろ」。

そういって、ちょうど胸の根元の輪郭線辺りを、触れるか触れないかのような微妙なタッチでくるくると円周を滑っていく。

「次に、地盤がしっかりしているか、しっかりと揉み込んで確認してみる。
 山を登る上で、どのようなつくりになっているか実際に体を動かしてみないとわからないだろう。
 おい、生徒会さん。こっちの胸触ってみろ」

そういって片方の胸を俺に差し出すと、もう片方の胸を片手で強烈に揉みしだきだした。
あの、正月のときに餅つきをするだろう、そのときの合いの手を打つ人がこねたときに変形した餅みたいに、ぐんにょんぐんにょんに揉みこまれている。
俺も負けじと揉みながら部長の口元で聞いてみる。

「やっぱ、山を制覇したときなんか、この上ない快感なんでしょうね。
 山を支配しきった!って感じなんでしょうね。ちょっと思い出してみてくださいよ」

パソコンの脇に圭がいる。
ディスプレイには「ちょっと思い出してみてくださいよ」とある。
うん、もう十分思い出した。あのとき、圭はすっごく不味そうに自分の下着を食べてたっけ。
でも、今フジヤの持ってるこの圭の黒い下着。
つんと饐えたにおいが微かに、いや、でも、これはまぎれもなく圭のにおい。
あああああ。おいしそう。
生唾を飲み込んで圭の前に立つ。圭の股間からは白くて細い棒みたいなものが短く飛び出している。
一定の間隔でその棒の先から圭の愛液がたれている。下には私の手のひらくらいの水溜り。
半開きの目と目があうと、圭はいつのまにかフジヤから握らされていた圭自身の下着を、ゆっくりと私の股間に持っていった。
ああ、やっと食べられる!
わたしは嬉しくなって、勢いよくスカートを捲り挙げて圭の手を迎え入れた。
圭は無機質に私の中へ黒い下着をねじ込んでいく。
あ。ああ。ああああ。すごぅく、きもちぃぃい。
あたまがぼーっとなっちゃって、いっしゅんなにがおこったのかぜんぜんわかんなくなっちゃった。
ハッと気がつくと、また改めて快感が、下半身を突き抜ける。乳首が痛いほどたっているのがわかる。
わかんない。何にもわかんないくらい気持ちい。おいしい。圭。


磁器のように白い秋風の下半身には申し訳程度に陰毛が品よく生えそろっている。
圭の勢いのある陰毛も嫌いではないが、秋風のは芸術だね。
俺はこないだケータイに送ってもらった秋風の下半身と目の前の実物を見比べながら思った。
それにしても、圭の黒い下着がまた映えること。
真っ白な下半身は壊れやすい高貴な人形のようで、その中でも唯一生々しい女性器が、
今では愛液にまみれグロテスクという形容も受け入れてしまいそうな圭の黒い下着を、飲み込みまた吐き出し、出し入れされている。
チュッパチャップスでセルフファックしている圭の片手と下着を自分の秘部に出し入れしてオナニーに没頭する秋風。
お互いに半開きの瞳で見つめあいながら、とぎれることない涎が、重力に引かれ胸の部分で制服を汚している。
あ、そうだ。お茶さめないうちに飲んじゃわないと。


三本目のビールも空き、とりあえず快感でぐちゃぐちゃにしちゃおう。
ったく、自分の妄想はまったく自分では使えないなぁ。
と思いつつもそれなりに下着が汚れそうだ、いいや、明日の朝シャワー浴びよう。
あー、誰かあたしをぐちゃぐちゃにしてくれないものかねぇ。
あ、でも、登山はやだなぁ。


「ひぃぁぁぁ! ふごひい、ひぃほよぉぉ!
 しゃひっぽがぁぁ、しゃひっぽがちゅままへてぇぇ!!」。

<登頂したときの達成感>を<性的な快感>だと勘違いするように“お願い”して、
同時に山であるあなたは<支配される快感>を<被虐的な欲情>と結びつけて快感を二乗させた。
要するに自分の手で自分の「やま」を征服する快感を得ると同時に、自分の「やま」が自分の手に征服される快感も得ている、という。
あまりにも声が大きくなりそうだったんで、揉んでる途中で俺は手を放し、床に落ちてる彼女の下着を口の中に突っ込んだ。
おかげで息苦しそうにふごふごしてるが、「やま」を揉む手は止まらない。どうやら俺の山登りの基本はなってないらしい。
まぁ、何度も乳首をつまむことで登頂--絶頂?--を達成してる大田に比べたら俺なんかまだまだひよっこだろう。
素っ裸で貧弱な机の上に横たわり、ぎしぎし言わせながら自分の胸を、乳首をいじくり倒す大田を見てるのは飽きないんだが、
きょうはまだあと二つの部活を回らないといけないんでね。
あと20回「登頂」できたら新記録ですよ、と嘯き、俄然やる気を出した大田の、下着にくぐもった阿“媚”叫喚を背中に、登山部をあとにした。



部活/チア





で。なんで、逆立ちされてるんですか?

「え?」

チア部の部長のアンジェラさんは部室の中央で逆立ちをしている。
目の前にはフジヤがニヤニヤしながら立っている。
あ、やっぱ、チア部らしいところを見せてくれたんですね。ありがとうございます。

「ええ、まぁ、そんなところよ。」

アンジェラは、何故か顔にかかるユニフォームのスカートの布が邪魔になって喋りづらそうな様子で返事をした。


俺がトイレから帰ってきて部室に入ると文乃が一人でシュークリーム食ってた。
お前凄いな、友人が二人も自慰してるその部屋でよく甘いものなんて食えるな。
あ、俺が言えないか。

「秋風ー、これおいしーねー」

って多分聞こえてないと思うぞ。
文乃はテーブルの上に両足を組んでおいている。
背の低い文乃にしてみれば少し高い位置に足を置いているわけで、そうなると当然スカートも捲れていってるわけで。
俺は秋風の下着を彼女のスカートから抜き取ると、そっと背後から文乃の腹部を覗き見た。
案の定ひっそりと陰毛が顔を出している。文乃のスカートのポッケからは縞柄が見える。
ほう、なかなか。テーブルの上の二つのカップは既に空になっていた。

「フジヤー、おちゃー。」

アンバランスに足組んで陰毛晒しながらシュークリーム食べてる文乃に、お茶のおかわりを差し出す代わりに俺はそっとメモをカップに貼った。


チア部部長のアンジェラさんは米国と日本のハーフの帰国子女。
なんとかって遺伝の関係で色素が薄く、髪の毛が金髪ではないんだが、最上級の絹糸のように細く艶やか。
そんな美しい髪の毛が逆立ちになっているので床掃除をしている。
あー、もったいない。予算の話をしている最中に、なぜかチアについて熱く語られてしまった。
いわく、応援する、ということを応援してくれる人はいない。
つまり、私たちは常に背水の陣で、戦いをサポートする戦いを行っているのだとか云々。
その後、アメリカ仕込の大仰な手振りやリアクションとともにえんえんと話が続きそうだったところ、身体能力の話になった。

「えー、あなた逆立ちもできないんですか?
 良くその程度の筋肉で生活できますね。弛んでるんじゃないんですか?
 まったく、日本の男性はほんとに格好ばかりで中身が無いわねぇ。」

カチン。そりゃ、今はできないけど昔はそれなりに運動できたよ俺だって。
絶世の金髪美少女が、しかも日本人離れした顔つきで、真剣に暴言を吐く。
ほう、いい度胸だ。じゃあ先輩、逆立ち見せてくださいよ?
メガホンの準備はばっちしだ。

ところでチア部って何するんだ?
あたしの学生時代にはそんなもんなかったしなあ。
まあ、学校によりけりだろうけど、でも応援団のイメージではないでしょうし。
とりあえず踊るよね。きわどい格好で。
きわどい?
うーん、わざわざきわどい格好を弄っても楽しくないよねぇ。
フジヤ・ド・S君にはどうやって楽しんでもらおうかなぁ。
あ、そうだ。発想を逆転させればいいんだ。
そうだそうだ。ったく暑いなぁ、Tシャツぱたぱたして中に空気入れても蒸すなぁ。


3杯目を飲み干した。
あ。また。・・・じょろじょろじょぼぼ。ごくんごくん。
あぁ、おいしい。何杯でも飲めちゃう。
それにおしっこって塩辛いから甘いものとあうんだね。
フジヤ、あんたも飲む?

「けっこー」

ああ、そう。
あ、飲み干しちゃった。ら、ぁん。また、漏れちゃいそう。
・・・ちょろちょろじょぼ。ふー。もう1杯。


<逆立ちがあなたにとって普通の状態になる>
制服姿で下にはスコートを履いているので平気だといい、目の前で逆立ちしたアンジェラさんに向かって俺は呟いた。
すると、

「あれ、あたし上下さかさまに制服着てる!?
 ちょ、ちょ、ちょっと向こう向いててくれる? え? 何で?」

逆立ちが普通の状態になっても、着ている服の状態は通常のまま。
つまり、スカートは下半身を隠すものだから、必ずシャツの下部に着なくてはならないということだ。
いま、アンジェラさん自身は逆立ち状態が普通だから、下半身である頭を隠すのがスカートであるはずなのに、スカートは上部に行ってしまっている。
要するに、頭丸出しはパンツ丸見え以上に恥ずかしいってことになる。


酔っ払った状態で逆立ちなんてするもんじゃないね。っていうかする気無かったんだけどね。
気づいたらしてたね。怖いね、夜中のテンション。
まるで、体が勝手に動いていたかのように気づいたら頭に血がのぼってたね。
あーあ、シャツが捲くれておっぱいぽろりだよー。ってそんなにないけどー。
まぁ、いいや脱いじゃえ。暑いし。水色のショーツ一丁で、さてもう一缶!


文乃のカップについてる紙は、以前に結羽と晶さんに試したものと同じものだ。
『美味しい』、『飲食用』、『尿意をもよおす』、『携帯便所』。
俺は『尿意をもよおす』だけ剥がして文乃に8杯目の飲尿をやめさせると、目の前に秋風の下着を突きつける。
この部屋のメモ。<目の前に突きつけられたもの>に対して効果を発揮するから、さっきみたいに文乃が自分で飲み食いする分には下の口で味わうことは無かったわけだ。
さっきまで壁に貼っていたものを張り替えて『フジヤの暗示に支配』と書いたメモを貼っておく。
まぁ、どんな方法で言うことを従わせてもいいんだが、せっかくなんで術氏風に。

「さぁ、文乃ぉ、よぉく見てごらん。
 目の前にぃー、あるのはぁー、文乃のことが大好きなぁ、秋風の下着だねぇ。
 そう、よぉく見るんだよぉ」

暗示をこめて、文乃の耳元でささやく。
瞳からは光が消え、じっと秋風の下着を見つめている。
見上げる位置で下着を見せていたため、文乃が椅子からすりおちそうになる。
スカートが更に捲くれて下半身が完全にあらわになっても、気にすることなく見つめ続けている。

「そう、文乃もぉ、秋風のことがぁ、大好きだからぁ、この下着もぉ、大好きだねぇ?」

こくん。
あー、ちょっと可愛い。ふだんがさつ魔王だからなあ。

「じゃぁ、ついてきてごらぁーん。
 秋風の下着だからぁ、秋風にぃー、食べさせてもらおうねぇー」

<ついでにユニフォームに着替えといて>と言ってからしばらくして振り向くと、あの絶世の美女がこっけいこの上ない格好でいた。
うちの学校のチアのユニフォームは、青地に白のストライプが入っているんだけど、
そのスカートが逆立ちしているアンジェラさんの肩の部分がまるでウエストであるかのように着られている。
背中をこっちに向けているから、たぶん向こう側は胸丸出し状態だろうなぁ。
と、いうのも、本来上半身に着られるはすのタンクトップは、腕を通すところから足が出ており、お尻を包むようにブラジャーが巻かれて、頭を出す部分が秘部を丸出しにしている。
なんだこれ? 足首から先は靴下を脱いだ状態で、足の親指と人差し指の間で器用にポンポンを掴んでいる。
よく見ると、必死に体を支える両手はアームウォーマーのようなニーソックスならぬエルボーソックス状態で、もうね、なんかね、凄いね。
どこ見てしゃべればいいのかわからないのでスカートめくって顔を確認しようと思ったら、さっきはいてたスコートを被ってる顔がなんかあるんですが。
ふごふごいっててなにいってるかわかんないけど、要するに捲るなということらしくて、俺は生まれて初めて女性器に向かって話しかけた。

「じゃあ、さっそく踊ってください。」

圭の手を両手で握り締めていた秋風の片手を取り自分の下着を握らせる。
相変わらず機械的に動く腰は、圭の下着をびっちょびちょにしていた。

「たべたい?」

もういちどフジヤに聞かれていちもにもなくうなづいた。
うん。でも、なんかだるくて。すごーく、どうにでもされたい状態。また耳元でなんか言ってる。
うん。したがえばいいんでしょう。いいよ。それで秋風の下着が食べられるんなら。なんだって、従うよ。
うん。ひざまづくよ、秋風の足の間に。うわぁ、これ圭の手? なんかふやけてそう。秋風おいしいのかなぁ、はやくたべたいよぉ。
うん、わかった。なめればいいんだね。そうしたら、秋風の下着たべさせてよね。


いやぁ、コメントに困る。
だって、上下反転させて、乳当てを尻当てにして、パンツ被って逆立ちって、どんだけ変態仮面だよ!
ったく、フジヤくんもアホダネー。というか、いきおいで下着脱いじゃったあたしはどうすれば。
かぶんねーよ!


陰毛の間で開口部がパクパク言ってるのは息切れしてるってことなのかなぁ?
見事に踊りきりましたよ、チア部部長!よっ、アンジェラ!
もうね、褒めてあげたいね。エロとか快感とかね、もうね、どーでもいーね。なんか感動しちゃうもんね。
なんでそんな格好で、しかも逆立ちで、こんなせまい部室の中で、ある意味シルク・ドゥ・ソレイユだね。
時折めくれるスカートから覗く、自分のスコート被った顔が凄かった。
あんなきれいな髪の毛が、もう、ぐしゃぐしゃ。
---さっき見た光景を思い出しつつ俺は次の部室へと向かっていた。
とりあえず口止めしてから常識を元に戻したら、ものすごく恥ずかしがったので、絶望させちゃあアレだから、全部Mっ気に繋げておいたのは、君と俺との秘密だぞ♪


最後の一滴まで舐め、圭と秋風の股間から垂れた愛液の水溜りはすべて文乃の喉を通っていった。

「んむぁぁぁぁぁぁぃぃぃぃ」

秋風の手を自分の性器に持っていっただけで達してしまった。
もちろん、食欲は貪欲に好物を求め続ける。
圭の手を機械的に股間にこすり続ける秋風の手が、今度は文乃に機械的にこすられていく。
にへらぁ、とした顔でまた文乃が達したとき、ドアを開く音がした。



部活/書道





おかしい。あたしは職場で事務仕事適当にこなしながら昨日の夜のことを思い出していた。
いくら酒飲んでテンションあがったからといって素っ裸になることなんてありえないはずだ。
それとも、その日は本当に気分がよくなってしまっただけなのだろうか。
いや、それ以前に逆立ちをしてしまったことも不思議だ。おかしい。
あたしがそんなことを思っていると後輩がカップを二つ持ってやってきた。


池田下着をはいていない下半身をむき出しにして、墨がたくさん入ったバケツへと腰を沈めた。
狭すぎる腰洗い槽につかっているようだ。
プールに入る前に消毒のために下半身だけをつける水槽に腰を沈めるように、
あるいは、深すぎるスクワットをしているかのように、めくりあげたスカートの先端を口にくわえて池田は自身の秘所を隠すもう春を墨汁に浸していた。


文乃が秋風の下着を自身の秘部に埋めたタイミングでドアを開けたのは生徒会長の紗季であった。
生徒会長?
俺は自分が以前「2ちゃんねる」に登校したSSを見直したとき、自分を予算集めに任命したのを文乃だと記憶していた。
なんだ? 俺がそんな勘違いをするはずがない。
それに、秋風はさっき文乃と春風のカップを準備していた。
しかし、俺たち「帰宅待機部」は俺を含めて全部で5人。
部長の文乃と生徒会長である紗希、副会長の圭。それと、秋風だ。
おかしい。俺の日常が、どこかずれてきている。


「せんぱぁい、コーヒー持って来ましたー。
 ……あ、きゃー!?」

………。

「………。」

……ごめんんさいは?

「ご、ごめんなさい」

まったく、あんたなにやってんの? 

「ふぇ~ん」

大卒で今年入社したこの後輩は、あたしが指導担当なんだが、いかんせんドジ、というか、抜けているというか。
あたしはコーヒーで茶色く染まったワイシャツを着替えるべく席を立ち化粧室へ向かった。
あーあ。パンツスーツもびっしょりだ。
このブラックスーツ気に入ってたのになあ。


書道部部長は先入観にとらわれていると信じられない。
おそらく教室の中で「この中から書道部部の部長を見つけて?」といわれても、知っていなかったら俺は見つけられないと思う。
顔はガン黒、紙は脱色、メイクはこってり、ネイルはべったり、ピアスはじゃらじゃら。
一言で言えばギャル系。
しかし、その実力は折り紙つきで、それなりの大会で入賞を何度もしているというから人は見かけによらない。

「んー、っていうかぁ、うちの部は墨と紙みたいにぃ、消耗品があるからぁ、それさえしっかり購入できればあとはべつにどうでもいいわぁ、」

と。語尾を延ばす口調は頭の軽そうな感じで話していてイライラするが、
壁に飾ってある「則天去私」という力強い文字の書かれた掛け軸は、書道のわからない俺にもその迫力が伝わってくるように思う。

部室にはいるしょんかんに強烈な違和感を覚えたんだけど、なんだったっけ?
部屋にはみんないて、フジヤはパソコンに向かって難しい顔してる。
なんかおかしなことでもおこったのかな?
予算の件、お礼言っておかないとね。
圭と秋風とぶっちょはなんかつながりあって楽しそう。
私はピンクの下着に自分の体温が残っているのを指先で感じながらスカートのポケットにねじ込む。
あ、少し湿ってるなあ。さっきトイレ行ってきたからかな。
それにしても三人ともきもちよさそうにしてるなー。
あ、いけない、ブラジャーも取らないとね。


化粧室はあたし一人だった。
時間的にも事務系以外はみんな出払ってるし、ということはあたししかこの時間はこの階には今までいなかったわけで、
ことしは後輩の面倒見なきゃいけないから、いまはあたしら二人だけしかこのフロアにいない。
あたしは個室に入ってとりあえずシャツとパンツを脱ぐと、胸や腹、下腹部から太ももにかけてトイレットペーパーでぬぐった。
ショートカットのあたしの髪から今朝塗ったワックスの甘い香りがする。
化粧室にはあたししかいない。あたしはいま個室にいる。
……脱いじゃおうかな。
ショーツまでコーヒーはしみこんで、陰毛までぐっしょりぬれているのだ。


池田の予算の要求が存外に少なかったことから予算の話し合いはすぐにすんだ。
壁にある掛け軸を褒めると。

「べつにぃー、そんくらいたいしたことじゃないしぃ。でも褒められるのは悪い気しないけどねぇ」

とのこと。
俺は「2ちゃんねる」に書かれていたアツく書道部をプッシュしていたやつのことを思い出して苦笑した。

---

補足です

書道部では「筆」っていうステキアイテムが
いつも使われてるんですYo~
上級者は紙の上だけじゃなくて
もっといろんなトコで運筆の練習を
すべきだと思うんですよね。

それと「筆」って要するに「動物の毛」なんですよね。
新入生は「自前の筆」を作るべきなんです。

あと新品の筆を最初に使う時にする作業は
ずばり「筆おろし」って言うぢゃないスか

---

下着を脱いだ紗季が俺は手に持っていたカップを手渡した。
一息に飲み干した彼女は「ぶっちょさんちょっと塩っぱいんじゃないんですかぁ?」と一言。
すげぇ、尿評論家みたいだ。
紗季は予算の件で俺に礼を述べる鞄から書類出して仕事をこなそうとしたので、
二人の横で、にへらぁ、としている文乃の下着を突きつけて、自慰の連鎖に加わらせた。
文乃の縞パンは、白と水色のしましまだ。少し、他の三人よりも子供っぽいのは文乃がアレだからか。
こんなこと本人に言うとぶっとばされそうだ。
が、その下着が隠していていた文乃の性器は、いま艶やかな植物が貪欲な生殖活動を行うための花弁を濡らし雄を誘うように蠢いていることを思わせる。
それに比べてまだ乾いた紗季の股間に、文乃の下着が片手ごと挟まれた。


気がつくとあたしは下半身をさらした状態で様式便器の上でM字開脚をしたまま果てていた。
果てていた?
股間にはコーヒーをふき取ったトイレットペーパーが黒く染まって丸まっている、なんか、字のような染みに見える。

「・・・去・・?」

去る?
身づくろいをして、髪の毛を整え、化粧質を後にした。
戻ってくると後輩の姿が見えない。
あれ? 文房具入れが出しっぱなしになっていた。
文句を言いながら片付けていると鋏だけなくなっていた。


掲示板に書き込んだやつを華麗に無視して、メガホンで陰毛が自分の筆であることを誤認させると、
池田は大判の半紙に向かって腰を下ろし、墨汁が滴る陰毛をこすりつけた。
レゲエダンサーのような腰振りはそのギャル系の風貌と相まってよく似合っているが、
諸相教室特有の墨のにおいと、半紙に大きく書かれた「おまんこ♪」という文字のギャップがえも言われない。
真剣そのもののまなざしは自分の初めての「陰(淫?)文字」に満足しないようだ。
二度目の墨付けを行うためバケツにもう一度腰を下ろす前に、「媚薬♪」と書いたメモをバケツに貼っておく。
腰を下ろすと同時に池田があえぎ声を出したのと、部室のドアが開いたのは同時だった。


「ほらぁ、文乃のかおをぉ、よぉく、みてごらん。
 かわいいねぇ、たべたくなるくらい、かわいいねぇ。
 でもぉ、紗季はぁ、いま文乃の下着をたべてるよねぇ。
 それじゃぁ、上の口で不みのの唇を食べてごらん」

言うが早いかディープなキスを始めた紗季の猛攻に文乃が目を白黒させつつも悦んでいるのを横目で見ながら、
俺は<暗示>を貼るときに外して床に捨てていたメモを拾い、PCのディスプレイの隅に貼っておいた。


「な、ちょっ。なにしてるんですか!」

部長と違って真面目そうな雰囲気の女の子が入ってきた。
部屋に一歩足を踏み入れた瞬間、違和感を認識できなくなった彼女は自分の驚きが何だったのかわからなくなって困惑している。
池田が、久しぶりぃ、はっとりぃ、げんきぃ?と声をかける。
お久しぶりですと答えた服部はスカートから下着を引き抜くと、俺の目の前で大またを広げ、伸び放題の陰毛を掴み取ると、
どこからだしたのか手入れ用の鋏で切り始めた。あっという間にごま塩のようになった服部の秘所。
さっきまで陰毛の名前どおりの仕事を果たしていた縮れ毛たちをもって服部は書道室の奥のほうへ消えていった。

「な、ちょっ。なにやってんの?」

あたしは、おしゅーじですよー、とへらへらしながら部屋に入ってきた後輩に呆れてしまった。
どこかさっきよりも乱れた服装は、リクルートスーツをちょっと崩したみたいになっている。
スカートは少しめくれて、右手に持っている毛羽だった筆で何やら字を書いていたらしい、いったいどこで?
それに、なんかその筆、変?


お互いがお互いの唾液まみれになったころには、紗季の下半身は愛液であふれ出していた。
いつのまにか文乃の下着は見えなくなっていた。
紗季の、そのさっぱりした人懐っこい性格とは裏腹の濃い目の陰毛から、青と白ののしましまが見え隠れしている。
文乃の小さい手が、その親指が、紗季のクリトリスを刺激している。紗季がクリトリスを刺激させている。

「「はあっ…… あん……っ!」」

何人かの喘ぎ声がユニゾンを聞かせる。


服部は自分の陰毛で作った筆で、「おまんこ万歳」と中くらいの半紙に書いていた。

「新入生は自分の筆を作らなければならない」

らしいのだ、この部活は。
ごま塩の秘部をおっぴろげにしたまま、いすに座る服部のすぐそばで、墨汁の入ったバケツに完全に腰を入れてしまった池田が気を失いなっている。
時折ぴくぴくしているのはイッているのだろう。
媚薬の効果は抜群だ。


後輩は「則天去私」と書かれたメモ帳を片手にあたしに近づいてくる。
あたしは入れなおしたコーヒーを飲みつつ、無断でどこかに行っていた後輩を叱ろうとする。
だが、この不気味な予感は何だろう。

「せんぱぁい。せんぱいのイクときの声ってかわいいですねv」

……………!!!
あたしは声にならない驚きを必死に表情に出さないようにしながら、何バカ言ってんのよ、と。
ニヤニヤしながら後輩は、一瞬泣きそうな顔をして股間をあたしに見せた。どうみても剃りたての恥丘。

「……わかんないよぉ」

聞こえるか聞こえないくらいの小声でつぶやくと後輩は気を失い、手にしていてメモ帳と筆が床に落ちた。
その縮れている毛先の筆を、あたしは半ば確信しつつ、彼女の陰毛であると思ったのだ。



美術部



「初めまして、美術部部長の鈴峰蘭です。生徒会の方ですよね?」
美術部部室に入ると、キャンバスに向かっていた美少女は、開口一番そう言った。
実は、俺は彼女を一方的に知っている。
先日の全校集会で、なんでも有名な絵画コンクールの金賞だかで、行く行くは芸大行きと言われる巨匠の卵とか。元気そうで逆に少し空回りしそうな印象の、背まで届く黒髪の美少女で、校内でもかなりの人数が彼女を知っているだろう。
それはともかく。
「いいえ、生徒会のパシリの白川フジヤです。お間違いなきよう。まあ、する事は一緒ですけどね」
そう、全くもって、他の部と一緒。
「それじゃ、早速だけど予算に関してのお話を。ちょっと長くなるかもだけど、よろしくお願いします」
ハキハキと気軽く明るく喋るから、とても好感が持てる。ウチの文乃にも見習わせたいもんだ。
だが、もう一人その場にいた後輩と思しき女生徒が、彫刻を掘る手を止め、「あー、大変そうだな、ご愁傷様」って目でこちらを見ていたのが酷く気に懸かった。

それはもう、長かった。
美術部はジャンルが広く、しかも消耗品が多いときた。
彫刻刀の砥石が何個とか木工用の糸鋸の刃が何本とか絵の具数十本とか細かいものが沢山。しかも、まだまだ予算が足りないイコール品数が増えると。
やっと話が終わった頃には、疲労困憊。マジ疲れた。サクッと楽しませてもらいましょ。
俺は自分に『何しても自然』と書いたメモをつけた上で、未だに元気を失わない鈴峰の背に手を突っ込んでメモを貼った。

「ところで、未来の巨匠様の創作する姿をちょっと見せて欲しいんだが、少し見学しても良いかな?」
「え、そんな巨匠だなんて、そんな事ないですよ~。でも、良いですよ、ぜひ見てってください」
謙遜してても、かなり嬉しそうな様子。褒められ好きみたいだな。
「それじゃ、お言葉に甘えて」
微妙に誇らしげな鈴峰。なんかさっきより輝いてる感じで、普通にキャンバスに向かった……あれ?
「鈴峰さん、"あなたが筆で、絵の具で、キャンバス"じゃないか。なんでそっちに?」
そう、俺は彼女に『筆』『絵の具』『キャンバス』と書いたメモを貼ったのだ。
まさか、赤ペンがイカれたか?だけど、そしたら俺は不審がられるはず。
悩んでいると、答えが返った。
「先に今書いてる絵を仕上げたいし、この絵に一番合ってる物を使ってるんだけど……おかしいかな?」
合点。そういう事か。
俺は鞄からメガホンを取り出し、ある事を告げた。
ついでに、なかなか可愛い隣の後輩クンにも楽しませてもらおう。鈴峰の背中の『キャンバス』と書かれたメモを、後輩クンの背中に貼り直す。ショートヘアから覗くうなじが綺麗な、素直そうないい娘だ。なんだここ、ウチの部に足りない逸材揃いじゃないか。
「そうね、別の絵を描くわ。ちょっと準備するから。カナちゃん、使わせてもらうね」
「オッケー、分かりましたー」
そして、おもむろにカナというらしい後輩の制服を脱がし始める鈴峰。

〈客人には、新しい別の絵を描いてみせる〉〈鈴峰蘭以外の筆や絵の具並びに人間型のキャンバス以外は認識できない〉

メガホン越しに、俺はこの二つのルールを決めた。
こうすれば、予定通りの展開が拝めるだろ。
彫刻を止め、素っ裸になったカナは棒立ちになる。
鈴峰はイーゼルに木の枠を乗せると、カナを連れてきてそこにもたれ掛からせ、可愛い後輩の柔肌に鋭く尖った五寸釘を………
「待て待て待て待てストップ!!」
ピタリと、今にも藁人形でもぶち抜きそうな釘を打つ手が止まった。
「今、何しようとしてるか説明してくれ!!」
振り向いた鈴峰は、ニコリと笑って、
「キャンバスはね、木枠に固定しないと描けないんだよ?あ、でも、授業とかで使った事ないから知らないか」
ああ、眩しい笑顔が逆に怖いです、鈴峰さん。
ついでに平然としてるカナちゃんにも、ちょっと薄ら寒いものが……結構気味の悪い事してたんだな、俺。
「ちょっと、キャンバスを見せて」
「うん、良いよ」
「別にキャンバスなんて、そんな見る物じゃないけどね」
急いでカナちゃんのメモに書き足し、『木枠に固定済みのキャンバス』と書き換える。
「木枠、ついてますよ?」
「あれ、本当だ。なんでこんな間違いしちゃったんだろ?」
「それはほら、先輩のドジっ子属性が」
すごすごと準備室に釘と木枠を片付ける鈴峰。ああびっくりした。

「さて、キャンバスは用意したけど……何を描けば良いかな、平和の白いハトとかかな?」
「普通にお花とか?」
「やっぱり縄じゃないか?亀甲縛りとか」
適当な事を言ってみるが、上手くいけば面白い事になるかもしれない。
「なるほど、キャンバスに合っててそれは良いかも知れませんね、先輩」
ナイスフォロー、カナちゃん。
「それじゃあ、縄描くね」

おお、上手くいった。今度こそエロエロに絵を――
「待て待て待て待てストップ!!」
今度は、鋭く尖ったシャーペンを突き立てようとしました!!
「〈今回は、下書き無し!!絵の具で直接!!〉」
メガホンを使って叫んだぜい。ぜい、ぜい。異常に疲れた。それはもう、さっきの予算の話し合いより疲れた。

漸くパレットを手にした鈴峰は、取り出したパレットナイフを手にとって自らの手首に――
「待て待て待て(略)」
「なぁに?」って顔の二人。
いや、それこっちのセリフ。今いったい、何をしようと?
「赤の絵の具を出そうとしてるんだけど、それがどうしたの?」
ああ、確かに真っ赤なロープはある種お約束だけどさ……
おかしい。どうしてスプラッタになりかけるんだ?ついつい頭を抱え込む。

(神が違うから)

何か聞こえた。地底帝国か、時間通信公社か、銀河連邦社会主義以下略の手の者か。

〈赤は使わないつーか血は絵の具じゃないィィィィィ!!!!〉
一言メガホンを通して叫んで、俺は更に更に深い溜め息。
疲れた。ひたすら疲れた。
それでもなんとかなって、今、鈴峰は可愛い白のショーツを膝まで下ろし、パレットの上に跨り、クッとお尻に力を――
「待(略)」
いい加減ストップの連続にウンザリした感じの鈴峰。ごめん、マジごめん。
だけど俺は言わなきゃいけない事がある。

〈う○こ禁止!!!!透明で構わん、唾使え唾!!!!〉

どうしようもなくゲンナリした俺は、グッタリと近くの机に体を預けながら、危なっかしくて仕方ない鈴峰を見守る。
パレットの上で口を開け、舌を突出して、とろーっと涎を垂らす。
いくらか泡混じりの粘液が、パレットの先客たる青と白の絵の具と混じってマーブル模様を描く。
それをトレードマークの長髪の一束につけ、しゃがみ込んでカナの脚に塗る。
色が混ざりきらず、濁ったような絵の具がカナちゃんの足下からペタペタ塗られていく。
「うわぁ、なんだか本当に縛られてくみたい……」
「なんだか、筆がノッてきちゃった。すっごくスラスラ描けるよ」
あー、これは、フトモモの付け根に正の字書いたり、インランとか便器とか下ネタな罵詈雑言書いたり、一回500円とか書いたら様になるな~、書道部でもこれでいくべきだったか~などと考えつつ、狂った創作活動をじっと見守る。
青と白の絵の具と、鈴峰の唾液がカナのお腹の半分を縛り上げた頃になって、俺は鈴峰にある提案をする。
自分に『発言:納得する』と書いたメモを貼った上で。

「黄色、欲しくないか?」
言われて一瞬キョトンとした様子だったが、すぐに何が言いたいか分かったようでパレットを股へと持っていき、軽く目を瞑って、僅か身体を強張らせる。
そして、僅かに放尿し、すぐに止める。黄金色の液体が彼女の手にも掛かったが、特に気にする事もなく、絵の続きを描き出した。
俺はそろそろフィニッシュにすべく、メガホン越しに二つ指示を出し、再度提案。
「もういっそ、黄色は潮と混ぜて直接絵に塗っちゃえば?」
鈴峰はほんの少し考える素振りを見せてから頷くと、腰を前に突出し、カナに見せつけるように猛然と自慰を始めた。
そのカナちゃんは、じっとして絵の具が塗られるのを待つ。やがて――
「んっ……ふ……うあ………ぁっく!!!!!!」
たちまち、ぷしゃーと激しい音を立て、尿と潮をキャンバスへブチ撒ける。

その表情には喜悦と、常の彼女からは想像できない攻撃的な色が浮かび、対して体液塗れのカナちゃんは眉を寄せて苦悶とも恐怖ともつかない感情を表しながら、逆にそこに快感を感じているような、なんとも表現しづらい表情。

〈作品を完成させる事は、真っ白だったキャンバスを支配する嗜虐的な快感〉
〈作品が完成させられる事は、自らを塗り替えられる被虐的な快感〉

この二つの指示は絶大な効力を発揮したらしく、以降の鈴峰の筆捌きが、呼吸がどんどん加速していく。
「ハア、ハア、あはははは、面白~い!!どんどん描けてくよ、カナちゃんが私のものになってるの!!」
「あっ、や、先輩!?怖い、怖いです、先輩に染められちゃいそうで……ああ、でも、怖いのが怖いのにああ、なんか変な感じですぅ!?」
絵の具に縛り上げられ、涙目になりながらもやはり呼吸の荒いカナちゃん。
ペタリ、ペタリと、髪の毛をグチャグチャにしながらカナちゃんのやや薄い胸を強調するように縄を描く鈴峰は、最早明るく優しい先輩ではなく、欲望に駆られた魔女の形相。

「カナちゃん、カナちゃん!!もうすぐ出来上がり、私のものになるよ!!」
「せんぱい、わたし、せんぱいに、こわい、はやく、かんせい、せんぱいのもの、せんぱい、こわい、かいて、はやく、かんせい」
実に楽しそうに絵を描く鈴峰に、まともな文章を喋れないほど追い詰められたカナちゃん。
さて、クライマックスといきますか。
首周りを通る縄を描き、最後にほんの数センチを繋げたら完成のタイミングで、俺は
「最後に、カナちゃんの口に直接絵の具を入れて、それで完成だな」
と完成を引き伸ばす。
最後の縄を書き上げた鈴峰は、少し自分より背の低いカナの顔を支え、空気を求めて大きく開かれた後輩の唇を貪った。
直後、二人ともが激しく痙攣し、潮や愛液を撒き散らして果てる。
〈作品完成の達成感はそのまま十回くらい絶頂する程の快感になる〉
〈完成した作品は十回くらい絶頂したのち、作者に支配される〉
二人は言いつけ通り、繰り返し果てる。
アンモニア臭漂う中、半分尿に溶けてダラダラに垂れた縄に縛られたカナちゃんは、恍惚の表情。
これでカナちゃんは鈴峰に対してもっと素直になるだろう、うむ。

最終下校までの間、鈴峰とカナちゃんの新たな上下関係を確立するスキンシップを命じた俺は、いつになく調子を狂わされた美術部部室を出てそのまま帰り始め―――
後始末の指示を忘れたのに気付き、急いで駆け戻った。



部活/馬術





「ゆめ……だよな…、うん…」

GAPと胸の真ん中に大きくプリントされたTシャツは汗でぐっしょり濡れている。
あたしはベッドから飛び降りるとシャワーを浴びに風呂場へ向かった。

「だいたいなんで職場にあたしと後輩の二人しかいないのよ。その時点でおかしいじゃない。」

少しく興奮しているのか、乳首が立っていて、湯にあたるとちょっと痛い。
無意識に陰毛の多寡を確認しちゃって、軽く鬱。
さいきんSSネタを妄想しすぎたからかな。
そう思いながら風呂場を出るとまだ午前4時。
PCの電源をつけ、とりあえず[部活/書道]を投下しといた。


「2ちゃんねる」の新しい書き込みをチェックして俺はある仮説を思いつく。あるいは、世界の構造か?
はじめ、俺は自分で予算兼いたずらの内容を掲示板に書き込んでいるのかと思ったが、どうやら違うらしい。
というのも、まず、うちの生徒会長は文乃ではなく紗季だ。
そして、「帰宅待機部」には春風は入っていない。
にもかかわらず、ログを遡ると、俺に予算回収を命じたのは文乃になっているし、さっき秋風がお茶を余分に準備していたのは文乃と春風に対してであった。
しかも、俺も紗季に予算のことを頼まれたのをすっかり忘れていた。
じゃあ、なぜ俺は今思い出しているのか。
違和感を感じているのはなぜか。
今から簡単な実験をしてみようと思う。


馬術部ってことは馬の気持ちとかわかったりするんですか?

「え? あ、はい。あのぉ、ちょっとだけですけどね。」

予算の話に一区切りついて、生徒会の人がそう切り出したところまでは覚えてる。

杉野さん、じゃあ、僕を背中に乗せてちょっと一周歩いてみてくださいよ。

何言ってんの?
そう言おうとした。

「ヒヒーン♪」

私は背中に男の子を乗せて、馬術部部室を四つんばいになって一周した。
ゆっくりと、めくれるスカートも気にしないで。私は。

「かわいらしいお尻ですね。」

なでられながら、ほめられながら、私は(馬だから)とても(うれしくて)嫌なのに(感じちゃうのは)私は、うま。


あ、今日あの子や墨田からちょっと仕事大変だよ。
結局二度寝もできなくて、いつもより早めに会社に着くと開口一番上司にそういわれた。
あの子? 後輩?
なんでも、たいそう息を切らして電話をかけてきたそうだ。
まるで何か重たいものでも運んだ後みたいだ、とのこと。
ふーん、とあたしは上司の言を聞き流し、というかそれどころではなく、さいきんの後輩教育等で溜まった仕事を全部捌いてやった。
残業手当? なにそれ、おいしいの?

---

534 :名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 08:05:27 ID:a0ozcY0J
みちにじさんの誤字脱字はもはや芸術やで…

作品が良いだけにその数の多さが気になってしまうわ。

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書き手にとって読んでいただけることが一つの喜びであります。
GJを下さる人も、また書き込みをせず閲覧だけされる方も、目を通してくださったすべての方へお礼申し上げたい。
誤字脱字や変換の非統一等いたらぬ点は多くありますが、楽しんでいただきたく思っておりました。
作品に対する形式上の不注意が読み手へ不快をもたらすことになってしまったら、お詫び申し上げます。
エロ小説なので、エロくなきゃいけない。
初めてのSS投稿ですがエロ小説を逆手にとって、エロければ何をしてもよいとすき放題書かせていただいております。
人を選ぶ文体ですが、もう少しだけお付き合いくださるとうれしく思います。
未知虹




なにこれ?(笑)
俺について書いてる奴の職場の後輩が、そいつの夢の中で妄想の餌食になったらしい。
しかも、それはこないだ俺が書道部でやったことと大きく被っている。
いや、逆に考えてみる。こいつの妄想が事後的に俺の経験となってたとしたら?
俺は実際には書道部に顔なんか出していなかったのかもしれない
そいつはすべてこいつの妄想に過ぎないのかもしれない。
しかし、俺の経験としてこの世界では現実化している!
俺はPCのディスプレイに貼ったままのメモをもう一度指で押し付け貼りなおす。
こんなことしなくて外れる心配はないのだが、念のため。


きのう見た夢はなんやったんやろう。
うちが会社であそこの毛ぇ切って、筆みたいなんにして、先輩おそおうとしてまうなんて。
なんなんやろう。あー、頭痛い。ぜったい風邪やん。
だるぅ。会社には電話したし、きょうはせっかくやしぐっすり寝よ。
ドクン。
きょうはゆっくり眠るつもりやったんやけど、いつもの日課を忘れとったわぁ。
まずは服ぬがんとね。あー、きょうは上下ピンクのかわいいハァトのパジャマやけん汚したらいややもんね。
よし、ショーツだけになって、と。
うー、ここじゃ狭いけんリビングやね。
さて、四つんばいになって歩かなきゃね。


軽くパーマをかけた黒髪を肩までたらした杉野はぱっと見お嬢様だ。
そして中身もお嬢様だ。詳しいことはわからないが、どうやらどこぞの財閥の娘らしい。
乗馬は趣味で幼いころよりやっていたらしく、ほぼ杉野のワンマン部活動となってる馬術部も、おうちとの因果で存続しているらしい。
大きな目をパッチリとうるませながら、おしとやかな雰囲気で話すさまはまさにお嬢様と呼ぶにふさわしい。
俺は予算の件がひと段落つくのを見計らって、杉野の背中にメモを貼ってやった。
どっこら、せっくす!
メモには、<従順な午>と書いておいた。

生徒会さんを乗せて部室を歩き終わると、お尻をなでていた生徒会さんの手が下着を脱がした。
う、ちょっと恥ずかしいですぅ。
生徒会さんは、

「これ、書道部のやつが作った筆なんだよ。」

と、にやつきながら一本の筆を見せてくれた。

「ほら、よく見ると、これ、午の尻尾みたいじゃないか?」

そういうと、生徒会さんはわたしのお尻の穴に、さっきの筆を毛先が天井を向く形でつきさしたのでした。
はぅぅぅぅぅぅ。
わたしが唸っていると、生徒会さんは何やらわたしの背中でペンを動かしていたようでした。
すると、ひゃふぅぅぅぅぅんんん。
わたしの声は突然艶っぽくなり、これは、いわゆる、快感?というやつでしょうか。
おしりぃぃぃぃ、きもひぃぃぃぃぃ。
わたしは、背中に生徒会さんを跨らせたまま、上体を床に押し付け、背中をそらし、お尻を高く突き上げたのでした。


高く突き上げられたうちのお尻の穴にはボールペンが入りよんしゃぁ。
うちはいつのまにかショーツ脱いでしまっとって、気づいたらゼブラのボールペンさしこんでよがっとった。
ふにゃぁぁぁぁぁん。
“まるで誰かに動かされ快感を直接脳髄に叩き込まれているかのように”わたしはフローリングにしゃーしゃー潮ふいてしまって、
あーあ、あしたリビング掃除するん大変やなぁ、とか、ぼんやりとおもいよる。
あ、また。はにゃぁぁぁぁっぁっぁっぁんんん!!
あれ?
なんでうち、こんなヘンタイみたいなこと(だって君は、<従順>で<淫乱>な<メス午>だろう?)・・・。


「だって君は、<従順>で<淫乱>な<メス午>だろう?」

俺はここまで書いて一度大きく伸びをする。
この狭い部室に美女が四人、それぞれお膣に異物を入れながら脳内パラダイスへとトリップしてる。
<フジヤのコトバはその通りになる>
PCに貼られたメモには半ば冗談で書かれた文字が見える。
そう、もしここが現実であれば魔法は使えない。
しかし、俺の住むこの世界が文字で書かれた虚構空間だとしたら?
馬鹿馬鹿しすぎて今までだったら思いついた自分を抹殺したくなるような厨房設定だが、非現実なアイテムがその疑いを強くした。
それに加えて、生徒会長のゆらぎ。
俺は試しに「後輩」を「書道:杉野」と平行して書いてみることで、俺と俺の世界を書いている、上のレベルの世界にどんな影響を与えられるか試してみた。
結果は推して知るべし、だ。


、と。こんなもんかな。ぎりぎり午前様を回避したあたしは缶ビール片手にスレを覗きつつSSを打ち込んでいる。
あ、惨事未知さん・・・うまいなあ。コメディ書ける人ってセンスあるよねぇ。テンポ良いし。
美形タイプ催眠使いさんの主人公の性格が極悪なのが素晴らしい。
いいぞ、もっとやれ。
アンプを膣内に入れちゃうのはツボだけど、感電しないかと気になっちゃったあたしは負け組み?
でも、日常の光景×異物姦ネタってツボかも。
あ、そんなんばっかり書いてるか。
いつもどおりショーツと大き目のTシャツ。
後輩の体調が少し心配だが、明日には出てくるだろう。
あたしが今日苦労した分は働いてもらわないとねー。

「筆をゆっくりと出し入れしていると、どうやら杉野はのどが渇いたらしくしきりに自分のペットボトルを見つめている。
 俺は<午>の頭に一本棒を足し、その横に<乳>の字を足してやった」。
 まぁ、自分でも思うけど、アホな文章うってるなー、と。苦笑

背中の文字が<乳牛>に変わると、とたんに杉野は胸を突き出し始めた。
どうやら胸が張って痛いらしい。
俺は杉野の制服を脱がせ、ブラを外すと、大きな胸を参パイした。
おぉ、お嬢様、Fくらいあんじゃねぇか?
そうおもいつつ、いい子いい子しながら胸を揉みこんでやると母乳が出てきた。
あ、うっとりしてやがる、こいつ。さすが<淫乱>。
乳頭からこぼれそうになったので、杉野のペットボトルを手元に寄せると、そいつを乳首にあてがった。
片方しかカバーできず、もう片方からは母乳駄々漏れだったが、乳首をペットボトルの口の中に入れ、
乳房の根元の辺りを十分くらいもみしだいていると、いつのまにやら三分の二くらいたまっていた。
背中のメモをすばやく張替え人間に戻すと、すべての<違和感>を認知できないまま杉野は、俺から手渡されたペットボトルの中身を、一息で全部飲んだ。


……いや……………なんで…………こん………な………いやや………あ………………。
うち、まだ赤ちゃんおらんのに、何でこんな母乳でてきたんやろう。
お尻の穴でオナニーするんやて、こんな、うち、ヘンタイみたいなん。
あ、でも。は…………あ………………きもち……………………い…………い………………。
ボールペンはお尻の穴に刺さったまま、いつしか右手は秘所に、左手は胸を弄っていた。
フローリングは愛液と母乳と唾液と涙と小水、それと、夥しい汗で汚れており、そうした液体の真ん中で白目を向いた後輩が横たわっている。
肛門に刺さったままのペンだけが、まるで“誰かに動かされているかのように”蠕動している。



部活/カーリング





「はぁ。来年にはこの部もなくなるのか。」

カーリング部副部長のヒカリが溜息と共に零した言葉は、総勢5名の弱小カーリング部全員が思っていたことだ。
ヒカリとリカと私 が入学したときに立ち上げて、翌年何人か入ったんだけどほとんどやめちゃって、残ったのはカナとナオの2人。
ギリギリ試合に出られるメンバーだったから今まで部の存続を認められてきたけれど、今年は新入部員が皆無。
カナとナオには悪いけど、カーリング部は私たちの代で終わりみたい。

「そんな暗い顔しないでください、オリエ部長っ!」

ナオが私を励ましてくれて、いったいどっちが先輩なんだかわからなくて思わず笑ってしまう。
「はっはっはっ、ナオに慰められるなんて私も終わってるねー、さぁ、じゃあ最期の部活動、楽しみますか?」
私たちは来年には存在しないカーリング部の部室でそれぞれの思いを胸に秘めながらユニフォームに着替えた。
赤と白のかわいらしいやつだ。

「せっかく作ったのになぁ、」

もう誰のみんなの気持ちと同じである。
私たちは口に出しても出さなくても、気持ちを完全に共有しているようだった。

「あ、オリエ。そういえば今日生徒会が来るんじゃなかったっけ? 予算の件とかなんとかで。」
「あれうちらには関係ないって言わなかったっけ?」
「やば、伝えそびれちゃったかも。。。」
「えー、どうすんのよ? もうそろそろ来るんじゃないの?」

ヒカリとリカの先輩2人に軽く責められてカナが顔を青くしている。
これが最期の部活動なのに。時間が惜しいのはみんな一緒だ。
私もみんなも、1秒でも長くカーリングをしたい。

「気にしないで、カナ。もう来るんだったら、みんなでお迎えしましょう。」

そのとき、部室のドアがノックされた。


俺が部室の中を覗くとそこには5人の美女が。みんな髪は耳が出るほど短くカットしてあり、一見してスポーツ少女たちであることがわかる。
やや幼そうな顔をしている2人は後輩だろう。
お調子者タイプともう1人は顔俯かせている。怒られたか?
すぐに席を立ち俺の前でみなを紹介しているのが部長だろう。
やさしい香りが俺の前で話しかけているようだ。
栗色がかった瞳で俺を見つめながら、丁寧な口調で話している。
奥に座る2人は部長と同学年だろう。2人ともケラケラ笑いながらこっちを見ている。
ヒカリ、と呼ばれた方が副部長らしい。
少しきつそうな目は、それでも姉御肌を思わせる人懐っこさも併せ持ったような女性だ。
ヒカリの隣で笑っていたメガネをかけているのがリカ。
ふわふわしたどことなくつかみどころのない印象だ。

「というわけで、私たちの連絡ミスでして、予算についてお話しすることができない次第なんです。せっかくご足労下さったのにすみません。」

いやいや、カーリング部員がこれだけしかいないとは。
そもそもカーリング部なんてあったことすら俺は知らなかったからな。
俺は笑ってその場を後にしようとすると、奥で笑っていた2人が声をかけてきた。

「ねぇ、これから最期の部活なんだ。せっかくだしちょっと見ていかない? 観客のいないなかでのプレーっていうのもなかなかさびしくてね。ちょっとつきあってよ。」

そういうことなら、お付き合いしましょう。


「そういうことなら、お付き合いしましょう。」、と。いやぁ、あんまり覚えていないものだね。
俺は部室で圭・秋風・文乃・沙季を順々に眺めながら伸びをした。
少し目がシパシパする。文章うつのは楽しいだけど、これがきついんだよなぁ。
流しに行って顔を洗い、少しさっぱりする。
茫然自失で快感に翻弄されている4人の股の下には水溜りが。これでは掃除がめんどくさい。
俺はPCの方に向き直るまえに、新たに4人に暗示を与えた。

あれ? 寝てた?
俺は自分の片手を沙季の恥部から抜き取ると床を這う2人を見つめた。
圭と秋風だ。2人とも上半身の制服はまったく乱れていないのに、下半身を丸出しにしてお知りを突き上げている。
そして、、その、、、秋風が、、、、圭の、、アソコに、、顔をうずめて、、い、る。。。
あれ?
俺も四つんばいにならなくちゃ。
シャツきちんと着なおして、スカートをシワがつかないように丁寧に脱いだ。
紺色の靴下は履いたままだ。準備ができると俺は何のためらいもなく秋風のアソコに鼻先を押し込んだ。
深呼吸。体の中から秋風になりそうなほど吸い込むと、とても幸せだ。
シアワセ。。。カイカン。。。そうこうしていると、圭の下半身に顔をうずめている秋風の下半身に顔をうずめている俺の下半身に、沙季が。
あは、、、4人とも同じし格好だぁ、、、あははは、、、、すぅー、、、はぁ、、、、、すぅーー、、、、はぁ、、、、、誰の呼吸音かわからないくらい。キモチイイ。。。


しまった。圭の頭部と沙季の下半身が遠い。
さすがに4人では数が足りないか。輪にしてクンニしあうようなイメージだったんだが、しかたない、彼女らを呼ぶか。
俺はケータイを取り出すと以前操ったことのある女性らへ連絡をとった。
ところで、皆、クロレッツの最新CMを見たかい?(08年9月現在)
なかなかのMCっぷりだと俺なんか思うんだが、どうだろう?
たしかに媚薬じゃねぇかという意見もうなずけるが、婦警が異常行為に狂わされるってのはなかなかクルものあると思う。
(クロレッツOHP ttp://www.clorets.jp/cm/index.html)


と、こんなことばっか書いてるからいい年して膝小僧擦り剥いた保管庫の中の人(萌えるね)に「メタネタ嫌いー(涙)。」とか言われちゃうんだぞ!
って、あたしもメッタメタにする気はなくて、似非私小説風にしようなかぁ、とか、
似非マジックリアリズムにしようかなぁ、とか思いつつ遊んでいたら後輩ちゃんが犯されちゃったからねえ。笑。
ごめんよ、後輩! 気持ちよくよがっておくれ。
まぁ、恐らく「惨事未知さん」とか「美形催眠さん」とか固有名詞を出しつつ投下状況をほのめかしたりしたからなんでしょうけどねー。
あと、ネタが偶然かぶっていましたしね。
ビューティフル・ドリーマー!(未見)
あ、ところでカーリングってどんな競技か知ってます?
あたし全然知らなくて仕事中に調べてたら上司に目つけられて、あたしゃ子供かよ、やるこたぁやってるよ!


カーリング (curling) は氷上で行われるウィンタースポーツのひとつである。
4人ずつ2チームで行われ、目標とする円をめがけて各チームが交互に8回ずつ石を氷上に滑らせる。
石を円の中心により近づけたチームが得点を得る。
これを10回繰り返し、総得点で勝敗を競う。
高度な戦略が必要とされ、その理詰めの試合展開から「氷上のチェス」とも呼ばれる。
(wikipedia ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0)
って、道すがら説明されながらリンクに到着。
ほかのウインタースポーツ、スケートなんかは結構うちの学校でも目立ってるからリンクはある。
きょうは最期ということでカーリング部の貸切、という話だ。
ギリギリでカーリングの面を1つ描ける程度のそんなに大きくないリンクでも、6人しかいないとなるとなかなか広い。
俺はすべての出入り口を封鎖して、念のためメモに<外界遮断>もさせるとおもむろにメガホンを彼女らに向けた。

「なんか、寒くない?」

リカが言うとカナとナオも「うんうん」と頷いている。
いい意味で周りが見えなくなりやすい熱血タイプのヒカリはもうじっとりと汗ばんでいる。
あ、あんなに乳首尖らせて、興奮してるのかしら?

「オリエ部長、きょうはなんでユニフォーム着ないんですか? 最期なのに。」
「最期だからこそ、自分たちの生まれた姿でカーリングと接するのが礼儀ってもんだろう?
 そんくらい自分で考えなさいよー。」

カナとナオがウォーキングアップも切り上げてじゃれついている。
まだそこまで発達していない胸が触れ合って、アップのため以外にも顔を赤らめる理由がありそうだ。
リカが顔に似合わず剛毛を股間に持っていたのを私は知らなかった。
めいめいが準備を終えると、いよいよ最期のゲームを始めた。


ルールはいまいちわからなかったが、いいものを見せてもらった。
健康的なスポーツ美少女5人組が、表情で専用とシューズとグローブしか身に着けていない様なんて、そうそう目にすることはできまい。
途中、寒そうにしていたので、帽子とマフラーを身につけることを許可したけれど、いやいやなかなか。
通常では身に着けるといっても瑣末なものに過ぎない靴・手袋・帽子・マフラー「だけを」身に着けて、真剣に最期の、自分たちだけの引退試合をしている。
すばらしい!
俺は高笑いしながら彼女らを見ていた。
そろそろ、試合終了だ。


カーリングのキモははじめのストーンをいかに的確な場所へ投じることにある。
部長はその点慣れたもので、いつでもズバリ!といった場所へ運んでくれる。
こころなしか、顔が赤い? あれ、先輩方も?
そういえばあたしもなんか興奮してる……。
カナも俯きながら息があらい。
あ、リカ先輩がポジションに着いた。
そんなしゃがんだ姿勢では先輩の大事なアソコが丸見えですよ。
よく見ると、透明な液体が糸を引いて垂れている。
ヒカリ先輩も懸命にブラシをこすってストーンを誘導するけど、あの、、、その、、、喘ぎながらっていうのは、いったい。
胸の大きなオリエ部長は、谷間にマフラーを挟みこんで、もくもくとブラシを氷上にこすり付けている。
少しでも摩擦がなくなるように。あたしたちも負けてられない。
でも、あん、アソコが、クリトリスがジンジンする…………。あ、ストーンが、ハウスに入った。
あ!

「!!!!!」


「スウィーピング=自慰行為」「決着=絶頂」、それぞれの異常行為をある程度認識させながら、めいめいで理由付けをしてプレイしていく。
「最期だから」ということを理由に裸になることを許容したり、ヒカリなんかは暑いからと言い張っていたりしていたが、それぞれが自分たちは裸でこれはおかしいことだと認識していた。
認識していながらも抗えず、健全な競技行為をオナニーと錯覚させて、一生懸命やればやるほど下腹部が刺激されるようにした。
真正面から投擲する格好は5人が5人とも割れ目を俺に見られていることを自覚しつつ、それでも見せつけるかのようなスタイルをとったのは、
「一生懸命にプレイしている自分たちを最期の観客に見てもらいたい」「頑張りを認めてもらうのは幸せ」という気持ちが強かったからだろう。
最終的に全員が氷の上に潮を撒き散らしたので、俺はその格好のまま掃除をするように指示してリンクを後にした。
残された半裸の美少女5人は、ブラシをモップに持ち替えて、拭いたそばから汚し続ける氷上オナニーを下校のチャイムが鳴るまで繰り返していた。
それぞれが異常行為と認めながら、誰もがやめられることなく。

「なんの用ですかあ、兄さん。私だって忙しいんですよ」
「フジヤくーん、圭がどうかしたってぇ?」
「あ、あの、こんにちは。あれ?
 私なんでこんなところにいるんだろう?
 というか、ここ、どこ?」

結生、真さん、鶴田さんが部室にやってきた。
というか、部室に呼び出した。
俺は[部活/カーリング]を書き上げてから振り向いた。
部室の中なので3人とも<当然のように下着を脱いでいる>のを確認して、俺は改めてアイテムの威力に感動する。
赤ペンのインクはなくならない!
俺は誰に言うともなく天井を仰ぎ叫ぶと、まず結生を呼び寄せ耳元で囁いた。


「さぁ、よぉく聞いて、いま床の上に4人がはいつくばってるでしょう。
 そう、結生はぁ、実は5人目なんだぁ。
 だからぁ、結生もぉ、這い蹲らないとねぇ。
 ほらぁ、目の前のお尻を見てごらん。立ったままじゃ見づらいねぇ。
 いいよぉ、四つんばいになってごらん。」

結生の顔を沙季濡れそぼる秘所へつっこむと今度は真さんを呼び寄せ同じように暗示する。
ただ、その前に圭の顔を確認させ、着付けもかねて濃厚なキスをしてもらう。
すると、一方的に秋風に攻められていた圭の「お姉ちゃん?」という声が聞こえてきたので、俺は真さんをその場で四つんばいにさせる。
落ち着いた花柄のワンピースを胸までたくし上げさせ、露になった真さんの秘所を自分の意志で圭の鼻先へ押し付けさせた。
そのとき圭の耳元で

「ほら、懐かしい味だねぇ、こないだおしっこを飲みあったことを覚えているねぇ、そう、とぉ~っても、おいしかったねぇ、圭はぁ、お姉ちゃんが大好きだからぁ、いっぱい気持ちよくしてあげることができるよぉ。
 いっぱい気持ちよくしてあげるとぉ、とってもおいしいねぇ」

と囁くのも忘れない。


最後に鶴田さん。
少し髪が伸びて肩にかかるくらいになっている。
あの日、公園で文乃と演じた痴態はまったく覚えていないだろうが、俺の声に体が反応したのだろう、
「犬だったときのように」従順な態度で、気持ちよくしてもらうのを待っている。
今日はジャージ姿ではなくTシャツとジーパン。
ジーパンは下を脱ぐのに脱いでしまって、Tシャツはブラを取るのに鎖骨のあたりでまるまっている。
オレンジ色のシャツが胸にひっかかった形でめくれあがっている。黒い踝ソックスがカモシカのような足首を強調している。
適度に筋肉のついた脚線が美しい。
俺は犬の痴態後もちょくちょく鶴田さんと遊んでおり「お久しぶりです」と声をかけると、怜悧で知的な目が一転して欲情で熱く潤み、
「はふぅん」となまめかしくと息を吐きながら、よく手入れされたデルタ地帯を俺に押し付けてきた。

「鶴田さん、よく見て、女の子がお互いの大事なところを舐めあってつながってるでしょう、鶴田さんも舐めたいでしょう、舐められたいでしょう?」

こくん、と頷くと、前の2人の様子を見ていたのか結生の背後に陣取り腰を下ろそうとした。
俺は鶴田さんをそこでストップさせ秋風と文乃の間に入れることにした。
秋風が部長大好きっこなのはあれなんだが、文乃に前回のリベンジをさせたいという気持ちもある。
鶴田さんを秋風の股間を舐めさせ、文乃に股間を舐められる位置で四つんばいにさせると、俺は文乃の耳元で

「ほらぁ、文乃ぉ、前に文乃を気持ちよくイカせたワンちゃんのアソコが目の前にあるねぇ、ほら、こないだのお返しに気持ちよくしてあげてごらぁん」

と囁く。

合計7名のメスの匂いに包まれながら、俺はもう一度ケータイを開いた。
輪っかになるにはあと2人必要かな、と思いながら。


翌朝出社してみると後輩の机がなくなっていた。
無断欠勤が続いたのでクビになっちゃったのかなぁ、と思って上司に聞いてみたら「そんなやつは知らない」と言われた。
そんなに嫌われていたのかと奇妙に思いつつ、ほかの同僚に聞いても同じような反応だった。
そのとき、あたしをみる職場のみんなの目線が奇異なものを見る目であったことに気がついた。
あたかもあたしを、初めからいなかった人間の所在を確認している変なやつ、というような目で。



剣道&フェンシングagain



フェンシング部が休みだった次の日、掃除で少し遅れてきた僕は武道場の空気が異様にざわついているのに気が付いた。麻雀部でもないのにざわ……ざわ……とした、そんな雰囲気。いや違うか。
なんだなんだと思っていると、既に防具をつけた剣道部のユズが興奮した様子で駆け寄って、早口にまくし立てた。

「タカコちゃんタカコちゃん、部長達がおかしくなったぁぁぁぁぁ!?」
「…………ハア?」
唐突すぎて、サッパリだ。もしかしてそれが、このざわ……ざわ……感の元なのか?
「ユズ、落ち着いて。深呼吸。ひっひっふー、ひっひっふー」
「わたしは妊婦じゃな~い!!そうじゃなくてえっとね、門倉部長と長沼さんがガリッ」
凄い勢いで舌を噛んだ。籠手をつけた手で口許を押さえて、ああ、口内炎確定かな。
ともかく、先輩達のいがみ合いなんていつもの事だから適当にスルーしようとした。
「部長と長沼さんが、すっごい仲良いの!!」
だから、僕は続いたユズの言葉に床への顔面ダイブをもって答える羽目になった。すごく痛い。
「それは、四月馬鹿ってやつかな?」
「今春休みな訳ないじゃん、本当よ、なんか準備運動のストレッチを二人でしたり」
「な、なんだってー!?」
つまり、あれか。世界は滅亡するのか。理屈は分からないけど。
「それに私見ちゃったのよ!!昼休み、屋上で二人が『はい、あ~ん』してお弁当のヒジキの煮物や白アスパラを交換してるのを!!そんでもって、ほっぺにくっついた大学イモのゴマをペロッなんて!!」
今度は後ろにコケた。あつつ、後頭部が……
……そこは普通卵焼きかタコさんウィンナーとご飯粒だろとか、細かくメニューを把握してるユズについてとか、何よりそれなんて百合エロゲとか。
もう、明日の天気はディープインパクトときどきアルマゲドンところによっては神の怒りや黙示録みたいな、それくらい有り得ない。
僕もまたざわざわの中に加わり、驚愕にうち震えて更衣室へ入っていった。

帰宅待機部部室、俺は紗季に呼び出されて指令を受けていた。
「剣道部と……んっく、フェン……シングの……書類……不備があって……ほんとーは……ああっ、ハア……ふみのの……しごと……なん、ンッ、だけど……」

紗季が文乃に頼んだ生徒会の仕事を俺に押しつけてから数日の事。不在の部長の代わりに、俺は突発的な仕事を頼まれた。
ついこの前、何故か生徒会長がどこぞの黄色カチューシャよろしく不可思議なパラドックスに巻き込まれて消失してた気がする。
つか、この前チェックした2chの書き込みでは俺が矛盾を解き明かそうとしてた。何が何なんだか……
(世界は異なる因果律に支配され、変容され、適合して……)
また謎の声。無駄に小難しく見える割に実はただくどいだけの単語使うとラノベっぽくなる法則について俺が考えると、
(うるせえ、ラノベ好きで何が悪い!!そうだよご都合主義の修正だよバーカバーカ)
逆ギレされても困る。地底帝国だか時間通信公社だか銀河連邦(略)にも子供っぽい奴はいるのだろうか。
ともかく、俺は足首にショーツを引っ掛け大股開きでケツ穴オナニーする紗季を見やる。
『女子が冗談でなく頼みごとをする場合、お尻に指を挿入してオナニーしながら頼む。尚、頼みごとが大変そうであるだけ指を入れる本数を増やす』
とメモに書いたのが功を奏し、あの紗季がこんなにも素晴らしい痴態を演じているのだから、やっぱりこの赤ペン愛しいなあ。
今、紗季のお尻に入ってる指は3本。人によるが、お茶汲みで人差し指一本程度だ。
以前ふざけた事を吐かした文乃に圭が「一遍死んでみて」と言った時にアナルフィストをしそうになったので、余計そうな"冗談でなく"が付いたのはまたなんとも言えぬ思い出だ。

「ハア、ハヒ……しらかわ……あ、ああぁああっ、ああっ!!………おねが……ヒッ!?……おねがい……できりゅ……?」
少し考え込んでると、紗季が辛そうになってきた。
そうだな、あの二人がどうなったかも気になるしな。
「分かった、付箋のついてる所を直してもらえばいいんだろ。それじゃ行ってくるけど、その前に……な?」
呂律の回らなくなってきた紗季は情けなく「ふぁい」と頷くと、尻に入れた指を激しく動かす。
「そ、れじゃぁ……ありがと、おね、が、しまああああぁああ、っあああぁぁぁああああ!!!!!!!!!!!!!!」
可愛らしい悲鳴と共に果てる紗季。
『面倒そうな依頼を承諾されたらイって感謝する』
のメモに従って、見応えあるイきっぷりでした。

部屋を出掛けに、俺はふと思い付いて紗季に言った。
「そうだ、今日来たら、サボったり押しつけてばっかの文乃にお前からお仕置してやってくれよ。ほら、そこのペットボトル使ってさ」
最近流行りの、スリムなタイプのボトルだ。500mlのよりも細っこいから挿入れるのに調度いいだろ。
文乃が逃げないよう『お仕置からは逃げられず、抵抗できない』と壁にメモを貼った俺は、まだ絶頂の余韻に漂う紗季が頷くのを見て廊下に出た。

武道場。
俺は門倉と長沼の二人を呼んで、書類の修正をしてもらった。そして、終わった。
二人でとても仲良く協力してくれたから超早い。
なにこの団結力。ふたりはプリ……プリ○セス・プ○ンセス?あの剣呑だった二人がこんなになるとはスゲーよ俺、スゲーよメガホン。

「その節は、ありがとうございました」
書類をクリアファイルに纏めながらさてどんな事をしようと考えていた俺に、門倉がこちらを真直ぐ見据えて謝辞を述べた。続けて長沼が、
「……互いの気持ち…………気付けた……あなたのお陰…………ありがと」
控えめの声量で、やや聞き取り辛くもある言葉。心なしか恥ずかしげに視線が彷徨っている。
対照的な二人の、それぞれ異なった感謝の言葉に思わずホットな気持ちになる。
「俺に惚れちゃったかい?いいぜカモン!!二人でも三人でも重婚でもドンと来」
「「あ、それはありません」」
うわすっごいシンクロ、光差す道となってる。そこはバッチリ息が合うんだ。
ちょっと傷心の俺は、それでもメゲナイ。だって、男の子だもん。
「えっとさ、だいぶ予定より早く済んだから、ちょっと部活の見物でもしてきたいんだが、大丈夫か?」
「ええ、構いません。剣道でしょうとフェンシングでしょうと、興味を持っていただけるのは嬉しい事ですから」
「……是非……見てって…………聞きたい事も、あったら聞いて……」
ツッコミは鋭かったけど、歓迎ムードにお父さん感動しちゃったぞハッハッハ。
うちの文乃もこんな娘だったらなと真摯に思うぜい。
なんだかすぐに色々やっちゃうのが勿体なくなった俺は、しばらく普通に部活を見物する事にした。

その頃の帰宅待機部部室。
「お~っす紗季、秋風。秋風~お茶淹れて~。あれ、フジヤは?」
下着を脱ぎながら、勝手なことを言う文乃。
その時、なんだか真っ黒いオーラが立ち上ぼった。
「文乃」
静かに怒ってるみたいな、紗季の声音。
「白河は、文乃の代わりにお仕事です。ところで、ねえ、あの仕事は文乃がやってくれるって、言ったよね」
頷く文乃。
「それを押しつけたり、あまつさえエスケープだなんて、今日はきっちりとお灸を据えないといけないですね」
ただならぬ雰囲気に、文乃は脱兎の如く逃げようとする。だが、部室のドアに手を掛けた瞬間。
「あ……れ?出れない?」
ドアは開けども、何故か外には出られない。
「さ、覚悟は良いですか?」
紗季の手が、文乃の襟首を掴んだ。

「……これが……フルーレ……で、こっちがエペ……私のがサーブル」
「剣の道は礼に始まって礼に終わる。これは他の道とつく競技も共通の精神で……」
なかなかに興味深い話を聞きつつ、俺は懐に常備してる『違和感無し』のメモを装備した。ちょっと長めのメモを書き、武道場の壁に貼り付けるのを怪しまれたらマズい。特に今回は色々初めての試みもあるし。
そして、貼り付けたメモはたちまち効果を発揮しだした。
「おっし、今日は男子全員壁立て伏せだ!!」
「「「押忍!!!!」」」
剣道部副部長の平賀君(17歳♂)が号令をかけ、フェンシング部含む総勢二十余名の男子諸君がズラッと壁に向かう。
メモの第一の内容、それが『男子部員は一心不乱に壁立て伏せ』なのだ。今からお楽しみタイムだが、てめーらにはみしてやんねー、くそしてねろ!!!!
まさに外道な俺様は、次のメモ内容の推移を見守る。
「女子ー今日は―――」
門倉の口から、今日の練習内容が告げられた。


紗季が俺のブラウスのボタンを、一つずつ外していく。
紗季、キレたのかな。マジ怖い。
ブラも剥ぎ取られ、スカート、ショーツと脱がされていき、すぐに裸にされてしまう。あう、下まで全部見えちゃって……恥かしい……
おもむろに、紗季が机の上の空ペットボトル――なんかちょっと細目のやつを手に取り、それを俺のアソコに宛行った。
ヤバいヤバいヤバい、紗季の手首を掴んで引き離そうと懸命に力を込めようとするけど、まるで歯が立たない。本当にヤバい、膝がガタガタして、力入んないし、声も震えてる……
「ちょ、さ……紗季?それ、冗談になんな」
「お仕置なんだから、素直に受けなさい」
抵抗を毛ほども気にせず、ペットボトルが俺のアソコに飲み込まれた。
「ひあああぁぁぁあああぁあぁああぁあ!?」
ぬれ、て、ないの、に、いたい、いた、さける、やめ、ゆるして、、、さ、、、、き、、、

「………二人組……作って……」
長沼部長に従って、僕はユズと二人組を組む。
「それにしてもさ、タカコちゃん。合同練習なんてちょっと前じゃ考えられなかったよね」
先々週の大喧嘩の記憶は未だ鮮明に残っているが、ここ数日の平穏なこと―――いや、ある意味僕らは混乱させられっぱなしだけど。
「僕なんてまだ恐怖の大王がアンゴルモア大王を出現させたり、妖星ゴ○スでも落ちてきそうな気がするよ」
坊主憎けりゃ袈裟までと言うか、同じ場所で練習してる他方の部員と喋るだけで怒られたりしただけに素直には信じられない。
「でもさ、なんだって良いじゃん、仲良き事は美しいってね」
僕はユズにそうだね、と首肯を一つ。練習の準備に取り掛かる。
僕はまずズボンとショーツを脱いで下を丸出しにする。あ、ヤバ、手入れしとくんだった。恥かしいな~もう。面をつける必要はなし、と。
それから、細剣の滑りをよくする為に刀身を舐め回す。ちゃんと唾をつけないと擦れて痛くしちゃうからね。
ユズもユズで袴を脱ぎ、竹刀を舐めている。
って、え、あれ、ユズ、生えてない!?

しばらくして、しっかり剣を舐めた僕とユズは互いに向かい合い、剣を相手の足下に向けて構える。
「始め!!」
門倉さんの合図と同時にユズとの距離がスッと縮み、僕はユズの握る竹刀へとアソコを押しつけた。

いやー、壮観だ。メモの力で剣道&フェンシング部の美少女総勢十名が、二人ずつで互いの剣にスマタしてるんだからもう、本当に凄い。三~四十人を操ってるけど、どこまで対応できるのか。某ロボットアニメみたく限界を試しておく必要があるな。
男子部員どもカワイソー。
すぐ後ろの、AVなんて比にならない光景も見れずに壁立て伏せだもんな。ざまあみろ。
「この練習、どういう効果があるんだ?」
いい気分に浸りながら、俺はクチュクチュと水音を立てる門倉と長沼に問う。
「………なん……だろ………?……気持……ちい…………」
ブロンドを揺らして腰を降る長沼は、早くも快感に飲まれつつあるようだ。良いね、感度良好で。
「ハア、ハア……互、いの、剣に……慣れる練習……です」
なるほど、いい理由付けだぜ門倉。
加速し、大きくなっていく水音。十人もの女子が同時に性感を高め、昇り詰めているのだ。
ふと、
「………かどくらぁ………」
既に目が霞み悦びに狂いかけた長沼が、鼻にかかった甘ったるい声を出す。
「うん、長沼…………ちゅ」
まだ余裕の残る門倉が、呼び掛けに口付けでもって答える。
あれま、こんな指示は出してなかったのに、もしかしてあれから本当にこの二人は恋人同士になってるのか?
気になった俺は一つ質問してみる。
「長沼はさ、門倉の事どう思ってんの?」
敢えて、意識が朦朧とした長沼に。門倉に聞いたら誤魔化しそうだし。
「………かど……くら…………すき………あい……してる………」
「!!!!!!!!!?バ、バカ、長沼!?ななな何言ってるのよ、恥ずかしいじゃない、もう、本ッッッ当に、バカ!!」
ボンッと爆発しそうなほど急激に赤面した門倉が、浴びせるようにバカバカ言って恥かしがる姿は目茶苦茶可愛い。
「………でも……だいすき」
長沼はポツリと呟いて、剣とは逆の手で"恋人"を抱き寄せ、茹でエビのようになった門倉は二の句が継げなくなる。
いつもの調子なのか思考がぶっ飛んでるのか、断片的な単語で愛を囁く長沼もまた目茶苦茶可愛い。
そうかそうか、そこまで愛し合ってるか。ならば、祝福してあげようじゃないの。あ、ちょうどもう一つ、試してみたい事があった。オマケにやってみよう。

ユズがもう保たなくなって、僕にもたれ掛かってきた。まあ、竹刀の方が身近だし慣れてないんだろう。
ユズの顎を肩で支えながら、動くのも難しい彼女の代わりに細剣を前後させてあげる。
「あり、がとう、タカコ、ちゃん……」
途切れ途切れの感謝を聞きながら、僕は腰の動きを早める。なかなかしない動きだから思ったより疲れるな。
しばらく竹刀にアソコを擦りつけていると、見学していた生徒会の人が部長達の前で何かを誦み上げた。
「汝は、門倉美琴を妻と定め、健やかなる時も病める時も、喜びの時も悲しみの時も、富める時も貧しい時も、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り真心を尽くす事を誓いますか?」
部長達って、そこまでの仲になってたの!?っていうかこのセリフ、結婚式で神父さんが言うセリフだよね。ロマンチックだな……
いや、いやいや、そりゃ僕だって女の子だし、こーゆーのに憧れるよ。
「はい……ちか……います………」
部長が、陶酔した恍惚の表情返す。
でも、こんな時も練習を止めないのは真面目なんだろうけど、せっかくだから少し中断すればいいのにな。
「汝は、長沼夏美を妻と定め、健やかなる時も病める時も、喜びの時も悲しみの時も、富める時も貧しい時も、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り真心を尽くす事を誓いますか?」
「はい、誓います」
門倉さんも、嬉しさを隠そうとして大失敗しながら、ハッキリと宣誓する。
「それでは、ここに誓いのキスと――――アクメを」
背の上回る門倉さんが、左手で部長の顎を持ち上げる。ちょっとした仕草がとんでもなくカッコよくて、なるほど部長も惚れる訳だ。
それに対し、期待に潤み、僅かに震える部長の表情は、女の僕もドキッとするほど可愛くて、そして―――
「大好きよ、夏美」
「わた……しも……みこと……」
二人が唇を重ね、舌を絡め、果てた。

気が付くと、女子全員が練習の手を止めて部長達に注目していた。男子の壁立ての掛け声の中、僅かに二人の口から漏れたイキ声が、耳に響いた。
「おめでとう!!」
そんな言葉が、思わず口をついた。
それは他の皆にも伝播して、やがて女子全員からのおめでとうの大合唱になる。
「部長、おめでとう!!」「お幸せに!!」「♪ぱぱぱぱーん ぱぱぱぱーん(結婚行進曲)」「新婚旅行はどこ?ハワイ?」「今日の夜は初夜だよね、ホテル行くの?」「てゆーかどこまで行ってんの?A?B?C?」
…………うん、おめでとうの大合唱だ。みんなでりかしーをもって、しゅくふくしているね(棒読み)
この流れなら、部活はお開きでお祝いかな、うん。むしろフェンシング部副部長権限でもってそうしよう。
生徒会さんに、これから宴会モードだけど参加しますか?って聞いてみたところ、報告に戻ったりで行けないらしい。残念。
ともあれ、女子みんなで「まだ練習が……」だの「なにをするきさまらー」だの言う二人をカラオケに拉致って宴会だ。
あ、途中にあるアクセ屋でリングを見ておくべきかな?そうだ、宮下さん家の写真屋でウェディングドレス借りて記念写真もいいな。
あれもしよう、これもしようとこの後の楽しい時間に思いを馳せながら、僕はいつの間にかクールに去っていた生徒会さんの計らいに感謝した。

『ノリがいい』と書いたメモはなかなか楽しかった。勝手に事態が動くのを観察するのも気分がいいが、今回は無くてもノッてくれた気もする。
ともあれ、今回はテストでしか無かったが"行動の傾向のみ指定"ってパターンを応用すればまた面白い事ができる気がする。話の流れ的に要らない気がするのは伏線なんだ、きっと。
女子部員の愛液で甘く薫る武道場の掃除を全て男子に任せて後は野となれ山となれ。紗季に修正済みの書類を渡して好きに遊ぶか。
紗季をエロい気分にしたら何するかとか絶対に面白い。試してみよう。
その時、俺はそんな事を思っていたんだ―――



「文乃ォォォ――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

あ……ありのまま今起こった事を話すぜ!
『帰宅待機部部室に戻った俺を出迎えたのは、見るも無惨な有様の文乃だった』

ボケるのはここまでで。
全裸の文乃がアソコとお尻からペットボトルを生やし、紗季がそれを足でグリグリ押し込んでいる。
少し裂けてしまったのか僅かに赤いものがお漏らしの跡に混じっている。
何より、虚ろで焦点の定まらない瞳。いつもの気の強い文乃のものとは思えない、死んだ目。
動転した俺はなりふり構わず文乃に駆け寄った。脈はあるようだ。
「あ、白河、剣道部のありがとう。今、文乃をお仕置して」
「いやいやいや既にお仕置って域じゃねーだろ紗季さんよぉ!!!!」
「え?まだこれから(自主規制)して(自主規制)くらいするつもりだけど」
「殺す気か!?」
まさかここまでのドSだなんて誰が想像しただろうか。
前言撤回。俺、紗季の判断に任せるような真似、絶対できない。
底知れぬ脅威を感じながら、文乃に一刻も早くこの惨事を忘れさせると堅く誓い、俺はメガホンを取り出した。

《了》



「あれ?私の出番は?」
素っ頓狂な声で、秋風が言った。
《今度こそ了》



チャット


土曜日の学校はとても気怠い。
午前中しか授業が無いのに、帰りはちょうど昼食時。放課後に部活とかが無い奴等は空きっ腹を抱えて帰宅しなくてはならない。まったく、せめて三限までなら良かったのに。
そして、我等が帰宅待機部は普段から土曜日に活動する事はない。無いので、今ここに三人の部員が集まっているのは特例だ。

「おせーぞフジヤ、俺のメシ買ってきたよな」
相変わらず腹の立つ部長だ。遅刻ギリギリに起きたとかで買い弁を委託されたものの、差し出す気にならない。
なんで俺がここにいるのか胸に手ぇ当てて揉みしだいて考えやがれ。
「ごめんね、白河君。本当は土曜日まで付き合わすつもりじゃ無かったんだけど……」
チラリ、元凶である部長を見やる紗季。
俺は諦めの意思表示で首を振る。それだけで通じ合えた。
今日の活動には無関係の圭は来なくて、あと春風にオマケの秋風が来れば全員集合か。と最近の定位置のパソコン前に腰掛けようとすると、二人はどうも学校自体を欠席らしい。
理由を尋ねると二人同時に風邪らしい……って、まさか!?昨晩のあれか!?

フジヤからメッセの誘いが来たので、面倒臭いとは思ったもののとりあえずログインした。先に春風も来ていたらしく、結局3人でのチャットになった。
しばらくの他愛もない雑談の中、唐突にフジヤが流れを切った。

Mt.Fuji(フジヤ):ところで、『何でもない』頼みなんだけど
autumn(秋風):何?
harunyan(春風):言ってみるですよ~
Mt.Fuji:いや、ちょっと二人でイメプしてほしいなって

知らない単語が出てきた。
因みに、春風はどうもネット上でキャラを作る節がある。

harunyan:ほえ~そのくらいどうって事ないから、私は良いですけど~
autumn:何?イメプって
Mt.Fuji:(^^;)
harunyan:(- -;)

呆れられてしまった。

harunyan:つ『説明ページのurl』
autumn:逝ってくる

autumn さんが退室しました

Mt.Fuji:まさか知らないとは……;;;
harunyan:お姉ちゃんああ見えてピュアっ娘なんだよね……

送られたurlに飛んでみると、まあ、卑猥極まりない事が書かれていた。白河の頭の残念さ加減に溜め息を吐き、再度ログインする。

autumn さんが入室しました
Mt.Fuji:おかー
harunyan:おかえりです~
autumn:あのさ、良いんだけどさ。普通姉妹同士でさせる事なの?

まあ、白河の事だからな。

Mt.Fuji:まあ、良いじゃん。イメプしながらチャットに沿った状態でオナってくれたまえ。設定は春風が優等生で風紀委員の先輩、秋風は寮のルームメイトで春風をお姉様と慕う後輩で。
harunyan:Σ( ̄Д ̄;)
autumn:姉妹関係逆?
harunyan:えと、それどこの科学の超電磁砲?<設定
Mt.Fuji:いいから頼むよ、な?いきなり行為から始めていいから。

まあ、良いか……『何でもない事』だし。

autumn:良いわ……じゃあ、『好きです、お慕いしています、お姉様……』って言ってキスする。ズキューンって。
harunyan:Σ( ̄Д ̄)
Mt.Fuji:さすが秋風、俺たちにできない事を平然とやってのける!そこにシビれる憧れるゥ!
Mt.Fuji:君が!泣くまで!殴るのを!やめない!
harunyan:……えっと、(主に効果音に)驚いてされるままになっちゃいました。



私は今、春風お姉様を襲っている。寮のベッドに押し倒して、服を脱がせて、それから……。

autumn:まず脱がせて、ショーツだけ残して、その上からアソコを擦るわ
harunyan:じゃあ、某吸血鬼っぽいキスで惑わされて、「や、やめなさい、くろk……秋風!!」って、叫ぶんだけど抵抗できない
harunyan:で、しばらくするとパンツが濡れてきちゃうの/////

毎回チャットする度思うのだが、春風の変身振りは本当に凄まじいな。どれだけチャットしても慣れない。

autumn:春風のショーツも剥いで直接指で弄るわ。それで、私も裸になる。

片手でパジャマのボタンを外す。悲しいほどに平坦な胸が部屋の蛍光灯に晒される。ああ、「開いたシャツの間からこぼれる」と言えればどんなに良い事だろう。
袖から腕を抜き、続いてズボンを脱ぐ。
ふと気になって自らの身体を見回す。
脇もアソコもきちんと処理できてる。前に写メを撮った時は恥ずかしかったからね。
そうこうしていると、春風からのレスポンスが返ってきた。

harunyan:アソコを見られて真っ赤になって、でも、目が潤んでて、隠そうとしてるのに期待してるのがバレバレになってます……ぁぅぅ////

目を閉じてみる。
春風が、嫌だ嫌だと首を振ってる姿。目を逸らし、逃げようとしてるようで逃げていない。ぴったりと閉じた脚を開かせると、抵抗は一切ない。
愛しい春風の姿を瞼の裏に描く。
左手が、自然と自分のアソコを撫でていた。

autumn:脚を大きく開かせて、春風の股間に顔を埋めて、舐める。クリを重点的に、舌で転がすようにするわ
harunyan:うん……秋風の頭を押し退けようとするんだけど、全然力が入らなくて、骨抜きにされちゃったよぅ/////
harunyan:「あき、かぜぇ……こんなの、ダメ、やっ、あひっ!?ふやあぁぁ...」って、甘い鳴き声出しちゃうのぉ/////

春風の声。聞いた事ないような甘く、蕩けた声が、私の脳裏に響く。可愛い。可愛すぎる。

autumn:春風の無防備な姿に居ても立っても居られなくなって、舐めるのが速くなってく。春風の事を考えないで、欲望のままに春風を貪ってしまう。

部屋のベッドの上、私は虚空に舌を突き出している。犬みたいだ。左手が私の腟内を掻き回す。いつの間にこんな激しいオナニーを始めたのだろう?
心の中では、目の前に春風のオマンコがある。春風の匂い、春風の体温、春風の味を思い描き、感じる。
今一つ想像しきれない味を補うため、指についた自分の愛液を啜った。少ししょっぱい。
味蕾に残る自分の味を幾分美化して妄想し、春風を尚も責め立てる。
半端に開いた口から涎が零れ、枕に落ちた。後で臭うかもしれないけど、それより今は、愛する妹……?お姉様?とにかく、春風を感じる事だけしか考えられない。
右手の携帯の画面がぼやけて、なのに、文字だけがはっきりと見える。

harunyan:急に激しくなった秋風に、もうこれ以上無いってくらい感じちゃって、あたしは、ビクビクって、痙攣しちゃって。
切ない切ないって、アソコがきゅんきゅんしちゃって。
もうイっちゃいます。秋風、あたしをイかせちゃってください!

可愛い春風のお願い。私にそれを断る理由など何一つ無く、考え得る最も気持ちいいであろう行為を施す。

autumn:春風の一番弱い所を、傷付けないギリギリの強さで引っ掻いて、クリに軽く歯を立てて噛み付いて、失禁するほど責めてイかせる。

そして、私も一番敏感な――尿道のあたりに爪を突き立てる。
「―――――――――――!!!!」
全身を電流のような刺激が駆け抜けて、思わず叫びそうになるのをシーツを噛み締めて堪える。
堪えるが、鮮烈な快楽と痛みがカメラのフラッシュみたいに視界を真っ白にして、そうそう耐えれるものではない。
声を上げる代わりにベッドの上で七転八倒して、途切れ途切れになる思考に春風の姿だけ思い浮かべて、妄想の春風とともに私は絶頂した。
身体が弓なりになってブルブル震え、右手が握っていた携帯を取り落とした。左手の指が一際身体に食い込み――いや、軽く尿道口に進入した。
直後、身体の筋肉の全てが弛緩し、私はベッドから転げ落ちる。フローリングに横たわった私の身体が、何か温かい液体に濡れた。
(漏らしちゃった……危なかった……)
未だ余韻でガンガンする頭でベッドの無事を喜びつつ、私はアンモニア臭のする液体の処理に頭を悩ませる。
幸い、量が少ないので生理用ナプキンで良いだろうか。
ふと、携帯の画面に目を戻す。

harunyan:イかされちゃいました/////グッタリ伸びちゃってます/////
オナニーしながらだから、リアルでも疲れて動けなくなっちゃったよぉ!!><
Mt.Fuji:まあまあ、気持ちよかったろ?

まったく白河の奴、人の気も知らずに呑気な事を……

autumn:あのね、軽く言ったつもりだろうけどこっちは大変だったんだから
harunyan:?
オナニーで何が大変だったの?
Mt.Fuji:なんかやらかしたとか?

しまった、藪蛇か……

autumn:何でもない
Mt.Fuji:『何でもない』事なんだろ?教えてよ
autumn:お漏らししたんだ。幸い、ベッドも服も濡らさなかったけど、始末が大変そうで……

『何でもない』けど恥ずかしいものは恥ずかしい。

Mt.Fuji:そうかそうか、なるほどね。
harunyan:感じ過ぎだよ、秋風は(^^)
Mt.Fuji:俺はもう落ちるけど、ログ保存してるんで、もう四回くらいイメプしてくれるか?次は春風が好きに設定して、その次は秋風がって、交代で。
後始末には適当に気使って。
このくらい『何でもない』だろ?

それは、確かに『何でもない』けど……やっぱり大変な事に変わりない。

harunyan:まったく、仕方ないですね~。あたしはいいけど、秋風は?
autumn:明日の朝が心配だけど、良いよ。次はどうするの?
harunyan:あ、じゃあね、今度は私が………

今、愚図でノロマで無能なメイドこと、私八重秋風は、お仕えする主人たる妹、八重春風にお仕置されている。
もう既に私は散々に罵られ、ぶたれ、虐げられていた。

harunyan:秋風の脚を開かせて、革靴履いたままでアソコを踏みにじるわ。
harunyan:「ほら、ちゃんと反省なさい!こんなに何度も失敗を繰り返すなんて、サーカスのライオンだって鞭の一つで覚えるのに、貴女は動物以下よ!分かる?ど う ぶ つ 以 下!!」
言葉の最後に特別強く体重掛けるから。
autumn:グズグズ泣いて、顔とか涙と鼻水と涎でグシャグシャで、何も言えないんだけど、アソコからは恥ずかしい液がトロトロになってる

踏み付けられる感覚なんて分からないけど、多分、アソコを鷲掴みにすれば近いだろうか?そうやって、私は哀れなメイドを演じ、被虐趣味の何たるかを理解していく。
……四回目のプレイの設定、私の発案なのよね。どうしてこんな変態みたいな案が浮かんだのだろう。

harunyan:乳首を抓りあげて秋風の上半身を立たせる。それで、左右に大きく開くようにして乳首を苛めぬくの。

貧相な胸の先を思い切り引っ張る。
痛くて気持ちいい。このままイきそうだ。

autumn:もう痛くて気持ち良くて、イきそう。
harunyan:じゃあ、トドメ刺しちゃうね。秋風の舌を摘んで引っ張りあげて、身体が少し浮いた所でオマンコを思いっ切り蹴り上げる。

いったいどうやって再現したものか。部屋を見回して、見つける。
私は立ち上がると、勉強机の角に愛液まみれのオマンコをあてがい、机に置いた手に体重を掛け、身体を浮かす。
いったいどれほどの衝撃が来るのか、少し怖気付くが、一度唾を飲み、目を瞑る。
腕の力を解いた、次の瞬間。
目茶苦茶な痛みと快感に、私の意識は一瞬で呑みこまれ、ブラックアウトした。

……かぜ――あきかぜ――
名前を呼ばれている。毎日聞いてる、慣れ親しんだ声。
ゆさゆさと揺り起こされ、私は漸く身体をもたげる。
「はるかぜ………」
目の前で裸の妹が心配そうに私を覗き込んでいる。
さすがに全裸ではなく、申し訳程度にパンツを履いていたが。
「急にレスが無くなるからどうしたかと思えば、気絶してるなんて思わなかったわ」
「ごめん、心配させて」
「まあ、それよりも……」
アンモニア臭漂う私の部屋を見回す。どうやら最後の最後にもう一度、漏らしてしまったらしい痕跡がある。大きな被害は無かったのは相当幸運かもしれない。
「片付け手伝うわ。トイレットペーパー持ってくる」
「お願いするわ」
小走りに部屋を出る春風。
私もまず、乱れたベッドを軽く整えようとして――
「っくしゅ!」
くしゃみを一つ。冬でなくとも早朝の気温は低い。まして、全裸ならば余計に寒い。
「とりあえずパジャマを……はぁくしゅっ!くしゅっ!ふあっくしっ!」
連続でくしゃみ。完全に身体を冷やしてしまったらしい。
と、そこへトイレットペーパーを持った春風が戻ってくる。
「拭けばだいたいなんとかなるよね、後は消臭剤でも……っくしょ!」
春風もまた、くしゃみを一つ。よく見ると顔が赤い。
「春風……熱、無い?顔真っ赤なんだけど」
「え、あれ、確かに……でも、秋風も顔赤いわへくしっ!」
言葉を遮るかのようなくしゃみ。続いて、春風もまたくしゃみを繰り返す。
これは―――
「私達、風邪……?」
「ですね……っくしょん!」
鼻水が垂れてきた。今日は二人とも学校を休むべきだろう。
ただ、今はそれより先に――まずは二ヵ所の、黄色い水溜まりを処理するのが最優先だった。

昨晩は『白河フジヤの定義する「何でもない」事は、全て軽く承れる何でもない事』と、「何でもない」をキーワードに遊んでいたのだが、真っ裸のままで放っといたから風邪引いたのか!?つか多分そうだ!!
間違いない……今朝ザッと確認したログの最後は四時を回っていた。その間ずっと全裸だっただろうし、尚且つ湯冷めなんかも併発している可能性も際限なく高い。

ポク、ポク、ポク、チーン。

一休さんの如く思考を巡らせた俺はどうすれば良いか考えて――
気にせず今いる文乃と紗季で楽しむのが一番だと結論付けた。

       │\
┌──────┘ \
│To Be Continued  〉
└──────┐ /
       │/



部活/水泳





冬になると近くの大学の水泳部と合同で練習することになっているうちの高校の水泳部は、
その片道20kmの長距離ランニングを兼ねた大学までの移動に嫌気が差してだいたい冬はサボりがちになる。
顧問のヨウコは元・水泳選手という肩書きを噂できくものの、一度もうちの高校のプールで泳いでいるところは見たことがなく、
しかも部長であるあたしの名前もいまいち覚えていないらしく「松田!」とか「松島!」とか呼んでくるたびに「・・・松本です。」って言い直してたりして、
なんか今日は予算のことで生徒会が来るとか来ないとか、あーあ、あたしもサボっちゃおっかなー、って駄目かぁ。
みんな当然のようにさきに帰っちゃうしなぁ、いいさいいさ、部長なんて所詮雑用係なんて世の理さ。
あたしは制服からケータイ取り出して意味もなくボタンをポチポチポチポチポチポチしていたら突然ドアが開いたので右手から落っこちたケータイは床にガチャーン!

「なにしてんの?さっさと水着に着替えなさい! きょうは私がみんなのことをビシバシ鍛えてあげるからね!
 って、あれ?この部屋あなたしかいないの?」

急に入ってこられたことよりもヨウコの格好に呆然としているあたしの顔を見ているヨウコの後ろに見慣れない男の子がこっちを見ているので、

「どうしましたかー?」

って聞くと、これまた見慣れないメガホンで何かいってるけど聞き取れない。

「え、なに?」

もう一度聞こうとあたしは部室の奥で座っていたキュートなお尻を颯爽と椅子から解き放ち、
重力なんかにまだまだ負けないナイスバディをその場にさらしてしまった。

「あれ?」

疑問の声を口に出した全裸のあたしを目の前に、
スクール水着を着た三十路前後(正確な年齢は不明)のヨウコと制服姿の例の男の子は部屋に入って真面目な顔で突っ立っているので、

「とりあえず扉閉めて」

と赤面しながら言いつつ急いで水着に着替える。
SPEED社の水着はボディラインに完璧にフィットして、水中で泳いでいるときには感じないけれど、
この姿はある意味裸以上に裸だ、と着替えるたびに思うことを思い出して、
アソコの毛がはみ出ていないかとか横乳が出ていないかとかお尻に食い込みすぎていないかとかチェックしていると、

「きれいなからだですね、もっと食い込ませたほうがいいんじゃいですか?」

と男の子が言いながら、ヨウコのスク水を女の人の割れ目に食い込ませるように引っ張り上げて、
これ正面からだから後ろ見えないけど多分、いや絶対Tバックみたいになってるよー、とか思いつつあたしの両手が無意識にハイレグ!って。
せっかくアソコの毛隠したのにー。

男の子になんか付箋みたいなものを頭にはられたあたしとヨウコは普段泳ぐときにしかしない普通のスイミングキャップよりもゴムがきついそれを被ってゴーグルもきちんと目にはめて、
で、玄関口で靴下だけ履きなおして運動靴に着替えて大学まで走り始めた。
あーあ、きょうは練習オフだから予算の件が片付いたら彼氏とデートしようと思ってたのになぁ、と思ってるとヨウコが

「松田さん、デートなんてやってる場合じゃないでしょ、ほら!行くわよ!!」

ってエスパーかよ!読心かよ!
ってか、松本だっていい加減に覚えろよ、このオールドミスが!
ったく、しかもこんな日に限ってニーソってどういうことだよ、
うらめしく思いながらも黒ニーハイを履くと出入り口にある姿見の前に映ったあたしらの格好はなかなかシュールだ。
ヨウコは年相応に熟れた体を無理やりスクール水着に押し込んだギャップで異常な色香が漂ってるし、
しかも、なんかいい匂いがする・・・。あれ?なんだ?
ヨウコの足元を見てみると少し蒸れたショートストッキングが運動靴に収められていくところだった。

「・・・ごくり。」

え、なに?わけもなく唾を飲み込む鏡の中のあたしは、下半身の肌を露出している部分が太ももの極一部と腰からお尻にかけてで、
競泳用水着がピチっと体に張り付いている感じが見慣れているはずなのにどこかやらしくて、
右の乳房を縦断するような蛍光黄緑のラインが、真っ黒な競泳水着と、それを着こなすあたしの真っ白な柔肌に妙にマッチしていた。

水泳部の顧問と部長が仲良く走り出したのを見送ってから、
俺は「水泳部予算完了」とメールした。
誰一人彼女たちに気づくことはないし、彼女たちも自分たちの異常性に気づけないだろう。
少し、匂いフェチを実験的に植えつけてみた。
どんな結果になるかはわかんないけれど。



部活/ソフトボール







「ちゃんと生徒会室に来るように言った?」

「言ったわよ。だから早くもとに戻しなさいよ!」

使い慣れない標準語で眼の前の男子に言った。
昨日、突然、ソフトボールの自主練をしていたわたしは、
こいつに、ぐちゃぐちゃにされた。
性器からは愛液がとめどなく溢れ出し、
わたしを形作るすべてが、快感でずぶずぶに溶かされたのだ。
結果、わたしはこいつに従う羽目になった。

「いいの? 本当に元に戻して?」

フジヤの顔が、黒く笑った。






あたしは昼日中から「2ちゃんねる」見て暇をもてあます。
あー、だめにんげんだー・・・。
自分の投稿したSSを、恥を忍んで読み直す。
最後に残ったリクエストである「部活/ソフトボール」に取り掛かる為だ。
「ひぎい」ってリクエストだけど、
グロいのや、エグいのは、やっぱ厭だしなぁ。

「道村さん、もう明日から来ないでいいよ。」

そう上司に言われたのは三日前。
後輩が消えてからもずっと聞き込みをしていあたしは会社の邪魔なんだと。

でも、
あのときの後輩の「筆」が、まだここにある。
なんとなく勢いで持って帰ってきてしまったのだ。
あー、もうわけわからん!
とりあえず、このむしゃくしゃした気持ちを文章にぶつけてやる!







「さあ、目が覚めます。
目が覚めても私の言うとおりに行動しますよ。
なぜならアナタは私の嫁だからです」

床に寝転んだ嫁を起こし、あたしの家に連れてくる。
嫁モードにはしないで、普段の先輩のまま、少しおしゃべりしようと思ったのだ。

「きれいにしてるね、道子ちゃん」

「いえ、そんなことないですよ」

「道子ちゃん一人暮らしでしょう? お食事も自分でつくるの?」

「そうですよ。あ、もしかして先輩、お腹すいてます?」

「う、うん。・・・ちょっとね」

そう言うと青井先輩は、眼の前のティーカップを所在投げにいじりはじめた。
その小動物的仕草が殺人的にかわいい。
というか、後輩の前でいじけないで、先輩!
ほっといたら先輩は、自虐街道まっしぐらな愚痴を呟き始めたので、
あたしは意識して明るい声を出して先輩に答えた。

「じゃあ、煮物でいいですか? 今からだと時間かかっちゃいますけど」

「どうせわたしなんて食いしん坊だし・・・。
ひとりでお料理とかも上手にできないし・・・。
・・・え?
やったー、道子ちゃんの手料理だったらなんだっていいよ!」

カーペットの上で女の子座りしていた先輩は、
カラダ中で喜びを表現してくれた。
いや、そこで飛び跳ねなくても・・・ウサギじゃないんだから・・・。
ほんとうは「嫁」の料理を食べるつもりだったんだけど、
さっきの絶頂でやっぱり少しだるそうだし、
精の出るものでもつくってあげよう!

そう思いながら冷蔵庫を開くと、都合よく鳥の手羽があった。
ストックしていたコカ・コーラの500mlペットボトルを開けて一口飲むと、
残りを手羽と一緒に鍋につっこんだ。
あとは、根菜を適当に入れて、酒・醤油・味りんで味を整えてしばし放置。

野菜室で茄子を見つけたので、
出来上がるまで「嫁」とこれで遊んでいようかな。





部室では真さんを先頭に、
真さんの妹の圭、
しっかりものの秋風、
以前「犬」にされた鶴田さん、
帰宅待機部部長の暴虐魔人の文乃、
この学校の生徒会長の沙季、
俺の妹の結生が、四つんばいで順々に並んでいる。
みんな下半身むきだしで、目の前の相手の秘部をうっとりとしながら舐めている。
しかし、真さんの顔は結生の秘部には届かないみたいだ。

ケータイで電話をして、さっき痛めつけてそのまま放置したソフト部を呼び出す。
部室で固まったまま、脳内で被虐の悦びに咽んでいたのか、
荒い吐息で受話器に出ると、不機嫌な口調で「わかった」と答えた。

あとひとりで、輪っかになる。





「で、君はノコノコ部室に来て、自覚なく下半身晒して、
人の妹の秘部をアヘ顔で舐めてたよね」

「違う! そんな感情や感覚を元に戻して欲しいといったんじゃない!」

時既に遅し。
フジヤとわたしは誰もいないソフト部部室で二人きりで話している。
本当はこんな危険なやつとは一緒にいないほうがいいのだが、
わたしを元に戻すには、こいつに頼るしかないし、
何より、今のわたしはこいつに逆らえないのだ。

そんなことを思っている間に、
わたしの舌先には、こいつの妹の味が広がっていき、
鼻孔は、淫靡極まりない匂いの記憶をしっかり再生させている。

「違うの? じゃあ、やっぱりこれがいいの?」

そういって手渡してきたのは、わたしの愛用のバット。
それを受け取るまいとしても、わたしの体はバットを受け取り、
こいつに屈服させられた過程を思い出してしまう。

わたしの脳が、痴態を再現する。





ケータイ電話に出ると、知らない男の声だった。
あたしはいつも通りラフな格好で、
会社もクビになったから仕事を探さなきゃいけないんだけど、
ぼーっと、パソコンばかりしていた。

すると、あたしがパソコンしていたここがあたしの部屋じゃなくなった。

ケータイの声は初めて聞くけど、どこか知ってる風でもある。
デジャビュを耳に覚えながら、指示通りパソコンの画面を見ると、

「成功!」

って書いてあった。よくわからん。
ここは、なんとなくどっかの学校の特別教室みたいな雰囲気で、
廊下に出て確認すると「生徒会室」とあった。

あたしはトイレに行きたかったんだけど、
ケータイの主が部屋にいて、続きを書いてくれっていうので、
席に戻って続きを書いている。

なんであたしが何かを書いているのか、って疑問に思ったりしたけど、
特に気にするなって言われたので、気にしないことにした。

トイレに行きたい旨を電話の相手に伝えると、
少し嬉しそうな声で、我慢してっていわれた。
なんでかわかんないけど、いいよ、って答えちゃって、
あたしは席に戻って続きを書く。





ケータイ電話に出ると、知らない男の声だった。
あたしはいつも通りラフな格好で、
会社もクビになったから仕事を探さなきゃいけないんだけど、
ぼーっと、パソコンばかりしていた。

すると、あたしがパソコンしていたここがあたしの部屋じゃなくなった。

ケータイの声は初めて聞くけど、どこか知ってる風でもある。
デジャビュを耳に覚えながら、指示通りパソコンの画面を見ると、

「成功!」

って書いてあった。よくわからん。
ここは、なんとなくどっかの学校の特別教室みたいな雰囲気で、
廊下に出て確認すると「生徒会室」とあった。

あたしはトイレに行きたかったんだけど、
ケータイの主が部屋にいて、続きを書いてくれっていうので、
席に戻って続きを書いている。

なんであたしが何かを書いているのか、って疑問に思ったりしたけど、
特に気にするなって言われたので、気にしないことにした。

トイレに行きたい旨を電話の相手に伝えると、
少し嬉しそうな声で、我慢してっていわれた。
なんでかわかんないけど、いいよ、って答えちゃって、
あたしは席に戻って続きを書く。





嫁の膣口は小さくて、茄子は無理だった。
だから、今日はあたしの指で気持ちよくしてあげよう。

「仁絵、ほら、自分で腰を動かしなさい」

「ふぁ、、、ふぁい」

あたしは仰向けに大の字になり、左手を開いたままにして、
その上に催眠状態の青井先輩を座らせて「嫁」として覚醒させた。
そうなると、あたしは旦那になるわけで、
自然、呼び方も名前を呼び棄てるようになってしまう。

嫁の腰が手の平の上でモゾモゾしはじめたので、
あたしは中指を突き立て、すでに熱いそこに入れてあげた。

「ひゃウんッ!?」

言うことを聞いたので、ご褒美をあげた。
単純な飴と鞭だけど、先輩は飴をもらったほうがより従うことはわかっている。
だから、

「ほらぁ、腰動かすようにぃ、命令されてぇ、したがったらぁ、きもちいいねぇ、」

暗示を込めて囁きながら、中指も動かす。
半開きの口から、もうよだれが垂れ出して、
凄い勢いで頷いている。

「もっと、激しく動かしてみようかぁ、できるかなぁ、」

先輩は制服のまま、下着も脱いでいないので、あたしの指は隙間からもぐりこませている。
両手を床について、軽く腰を上げ、
小動物が肉食動物になったかのような獰猛さで、あたしに指から快楽を貪っている。

人差し指が入る。
喘ぎ声。
言うことを聞いたのでご褒美。

あたしの顔まで覆いかぶさってきた嫁の上半身が、
不意に事切れて倒れてきた。
嫁の媚声と、嫁にのしかかられたあたしのうめき声が同時に出ると、
煮物の完成を知らせるキッチンタイマーが鳴った。





わたしがこの世界にいつの間にかつれてこられたと知ったのは、
そいつが部室で「あの筆」を見せてきたときだった。

夢の中、会社で先輩に向かっていたずらしようと、
自分の陰毛で筆を作った。
それを持ったフジヤは、わたしを連れてきたのは自分だ、と言った。

意味がわからなかった。
ただ、フジヤの扱う道具が奇妙な効果をもたらすのは理解した。

・・・こいつは、危険だ。

<透明>と書いたメモを自分に張ったフジヤが、
どうどうとあたしの前に立ち胸を揉むのを阻止できなった。
眼の前で胸をもまれているとわかっていながら、
これは透明だからわたしは気づいていない、というように解釈していた自分に愕然とした。

完全に適用されないみたいだ、とフジヤが呟いたのが聴こえた。
堕とすか、というのも。

<マネキン>と書かれたメモを貼られ、バットを持たされた。
体が動かせない。
バットには、<回想><陰核><衝撃=性的快感>と書かれたメモが貼ってある。

トリップ。

妄想のなか、わたしは作られた記憶で、ソフトの練習風景にいた。
ジョギング、
準備体操、
キャッチ・ボール。
いつものメニューをこなしていた。

次は、ティー・バッティング。
二人ペアになり、一方が他方にボールを軽く投げ、ミートの練習を行うもの。

コン。

普段のわたしの練習風景を思い出している。
わたしは割りと強めにミートしてしまうのだ。

コン!

マネキンのわたしのクリトリスがジンジンする。
ソフトボールが軽く股間に当てられ続けている。
しかも的確に陰核にミートしている。
痛い。
いたい。
イタイ!
でも、
キモチイイ。。。

練習は進み、ノックになった。
わたしはキャプテンで、
そのためすべてのポジションにボールを打ってあげなくちゃならなくて・・・。

レフト・センター・ライト
ファースト・セカンド・ショート・サード
ピッチャー・キャッチャー
各ポジションに最低10球ずつはノックした。
しかも、内野は特にこの練習時、しごいたらしく、
トータルで200球は打っていた。

わたしのクリトリスが、妄想の中、回想の衝撃で打ちのめされていく。
自分で自分のクリトリスを滅多打ちにしている。
マネキンのわたしは声が出せない。
涙も出ない。
想像上で失神して、股間の衝撃で目が覚める。
下腹部全体が異常な快感に蝕まれている。

マネキンのわたしを置いてフジヤが出てってからしばらくすると
ケータイに電話がかかってきた。
すると、体が動けるようになって、わたしは輪っかクンニに参加させられた。






レポートを提出しようと歩いていた虹村道子が廊下を歩いていると、
向こうからスク水を着たヨウコが歩いてきた。

「先生、言われた課題を提出したいんですが」

「あ、虹村さん、もうできたの?
じゃあ、生徒会に持ってってくれない?」

「今ですか?」

「先生、今から部活なのよね」

そう言われ、いい年してスク水着た女性を虹村は見送らざるをえなかった。

「あのカラダで子供生んでんだからすげーよな」

言いながら生徒会室の前まで行き、扉を開けるとあたしがいた。
あたしが、パソコンの前でコーラを飲んでるところだった。





咽喉が渇いたので勝手に生徒会室にある500mlペットボトルの一つを失敬した。
おしっこにも行きたいんだがなあ。
開けたての黒い炭酸を咽喉に流していると、扉が開き、あたしが入ってきた。

正確には学生時代のあたしだ。
今より、もっとずっと若い。

なつかしー、と思って目を合わせていると、
途端に視界がぐらついて、
気づいたらあたしは虹村道子だった。

扉を開き中に入ると、さっきまであたしが座っていたPCの前の席に男の子が座っていた。

「こんにちは、道村さん」

聞いた声だ。ケータイの声の主はこいつだったのか。

「これ、知ってますよね?」

そう言うと彼は、赤と白の飴玉や、赤ペンとメモ帳や、不思議な形状のメガホンを見せた。

こいつ、まさか・・・。
そう思うと、あたしは腰が抜けてしまった。
生意気にも、生徒会室には姿見が置かれてあり、
へたりこんでしまったあたしの情けない顔を、
鏡は容赦なく映している。

「おおかた予想はついていると思いますんで、
自己紹介は別にいらないですよね」

女の子座りで立てないままでいるあたしに近づいたフジヤは、
おもむろに、さっき開けたばかりのコカ・コーラのペットボトルを、
あたしの股間の位置に置き、
慣れた手つきでメモをはった。

男根だった。
あたしは自分の目を疑いつつも、それは紛れもなく男根だった。
そりゃあ、男性の屹立している様を見た経験は一度や二度ではないけれど、
鏡に映る自分の股間からそれは生えていたのだ。

そんなことはない、どうせメモの影響だ。
そう思い、顔を下げると、鏡に映った男根はもとのペットボトルであった。

「「ほら、いつも自分が書いた女の子たちにさせてるみたいに、
オナニーしてみてくださいよ」」

フジヤがメガホンをこちらに向けて何か言っている。
途端、あたしの右手はペットボトルを握り締めると、
勢いよく上下に振りはじめた。

「「鏡を見てごらん」」

顔が自然と上がっていく。
姿見には、苦悶の表情で男根をこする、
セーラー服姿のあたしが映っていた。

「や、やだぁ」

息も絶え絶えあたしがつぶやく。
彼は耳ざとくそれを聞きつけ、終わりたいの?と聞いてくる。

「お、ぁん、あ、もう、おわりたいぃぃ」

やばい。
男性の快感なんて初めてだ。
こすらされてるのかこすってるのか。
鏡の中のあたしがアヘ顔で快感に耐えている。

「じゃあ、イキたいってことだよ?」

「イイ、イキたいぃぃ」

「ちゃんとお願いしてごらん」

「イカセてくださいぃぃい、、、はぁ、、はぁ」

あたしはもうただ達したかった。
それが何を意味するかなんて、わかんなかった。

「じゃあ、射精してもいいよ」

そう言って彼があたしの肩を叩くと、
もう片方のこすってない方の手が、ペットボトルの蓋を開いた。

プシャアアアアァァァァァァァアアアア!!!

散々に振られた黒い炭酸飲料は、
解放されると同時に外へ飛び散った。
あたしの視界は真っ黒で甘く、もう現実に帰れないと直感した。

ふと鏡を見ると、大量の精液に汚されたあたしが、
あたしの目を見て嗤っていた。

その後あたしは部室に連れて行かれ、輪っかの完成をさせられた。
ソフトの練習に行ったはずのフミの股間に顔を埋めながら、
「そういや未知二次の最初のオリキャラだったなあ」と思い出しつつ、
真さんに秘部を舐められ、イカされ続けた。

総勢9名の輪っかにご満悦なのか、フジタはあたしたちを解放し、
各自の記憶を調整して解散した。
あたしは「嫁」の記憶を植え付けられ、
教室に戻ると、青井仁絵を「嫁」と認識し直した。





「おいしー♪」

「そうですか? それはよかったです」

「これならいくらでも食べられちゃうね。
ねぇ、なんでこんなにお肉柔らかいの?」

「ああ、コーラ入れて煮ると柔らかくなるんですよ」

「へー。」

青井先輩と食事を終え、他愛無い会話のあと、
「片付けはわたしがやるよ~」の声に甘えて、
あたしは居間に座ってTVを見ている。
しょーもないタレントがクイズに答えているが、
これで金をもらえるなんてボロイ商売だなぁ、と思う。
絶対うちに嫁の方がかわいいよ、と一人呟く。

「おわりましたー」

「あ、ありがとうございます」

「いえいえ、これくらいなんてことないですよー
あー、おいしかったなぁ、ちょくちょく道子ちゃんち遊びに来ちゃおうかなあ」

「あはは、いつでも大歓迎ですよ」

大歓迎ですよ!
あたしは本心からそう思いながら先輩を見ると、
あれ?何かのんでる。
あ、あれは、さっきの煮物の残りでキッチンに置いてたコーラか。

ドクンっ。

そのとき、わたしの下腹部が熱くなった。
違う、何考えてるんだ、あれはただのコーラのペットボトルじゃないか。
そう頭で否定しても、生徒会での自慰行為が体を火照らせる。

先輩がきょとんとした目であたしを見ている。
あたしは堪え切れなくて先輩を「嫁」にすると、
とっても色っぽい舌の使い方で、
ペットボトルの飲み口を嘗め回させた。

「そ、そう、、、そうやって、口の中全体で愛撫してごらん、、、、」

間接的にフェラチオされてるようなもんだ。、
眼の前に自分の一物もってきて、指導するなんて現実的にはありえないだろうけど。

嫁の舌が細く尖らされ、飲み口から中へ入って、コーラが吸い出されていく。
ビクビクって、あたしの腰がなる。
軽くイッてる。
尿道を吸い込まれるような虚脱感を覚える。

ゴクゴクとコーラを飲み干す嫁。
少し唇の端から零れたのが、顎先から雫になって床に落ちた。
手の甲で口を拭い、それも舐める。
あたし自身の中身が舐められてるみたいで、ゾクゾクする。
床に落ちた数滴も舐め取らせる。

「じゃ、じゃあ、、、、そのあいたペットボトルでオナニーしてごらん・・・」

・・・。
その後のことは覚えていない。
あたしがペットボトルで嫁を攻めたり、
嫁にあたしを攻めさせ、
逆にあたし自身があたし自身を犯しているかのような、
犯されているかのような錯覚を覚えたり、
何度も何度も交わった。





「何度も何度も交わった。」、、と。

俺は自分の部屋で一人、リクエストの完成に軽い達成感を覚えている。
隣の部屋では結生がミニトマトの克服に勤しんでいるようだったが、
もう声が聞こえなくなったことから、今日はもうイッてしまったのかもしれない。

書かれたものは書き手の思い通りになるという点で、MCかもしれない。

バカバカしい。
俺はPCの電源を落とし、ベッドに入った。
道村虹子がこっちに来てしまったということは、未知二次は終りなのか?
まぁ、惨事さんがいるから大丈夫だろう。

それに、虹村道子に何か書かせたかったら、
「MC論」を参考にリクエストすれば、何か書くかもわかんないしな。

暗い部屋で天井をにらみながら思い巡らす。
ここまで読んだ読み手だって、誰かに「読まされてる」んだろうな、
そんなことを考えつつ、フジヤは眠りに落ちた。

おやすみなさい。


陸上again



ロングホームルーム【ロングホームルーム】
[意][LongHomeRoom]
LHRと略す事も
(1)クラス会議の時間。席替えや委員決め、学校行事の様々な事を決定する。睡眠時間とも。
(2)体育もどき。体育とは異なり、基本的に娯楽目的の運動をする。
主に議決する案件のない時、(1)の代わりに行われる。教師の管理が非常に甘く、校舎裏などでフケ易い。
■白河フジヤの脳内辞書より。





六限目のLHRを一人盛大にサボっている俺は、体育館裏のパイプやらダクトやらの集積する場所で読書に耽っていた。
日陰で涼しく、総じて過ごしやすい場所だ。
運動する気は更々なく、ジャージには着替えていない。ビバ、フリーダム。
じっと文字列を目で追っていると急に陰が濃くなったので、ページを捲る手を止める。

「やっほーフジヤ、何読んでんの?」

視線を上げると、そこそこ親しいクラスメイトの程よく日焼けした顔があった。

「お、赤井か。てっきり楽しくバレーでもしてると思ってたが、どうした?」
「いやさ、友達関係全滅でさ。エリナが風邪で、リサリサが法事で休み。
きゅーちゃんは四限で早退だし、ホリちゃんは塾の課題やってる。
ユカコは他の友達と遊んでて、ウノちゃんはどっかフケちゃった」

指折りカウントしているが、誰が誰だかサッパリだ。
男子諸君、下の名前まで把握してるクラスの女子って少なくね?
基本的に名字で呼ぶし、あだ名になると尚更分からん。堀と宇野しか分かんねえ。

「他の女子グループに入るのもアレだから私もサボってんの」
「なるほどね……」

身の上を語り終えると対面の程よい高さのパイプに腰掛ける。赤井の陰がなくなったので俺はそのまま本に意識を戻した。
そのままたっぷり30秒ほど沈黙。

「んで、その本なに?」
「チャタレー婦人の恋人。略してチャタ恋」
「ふーん……なんか流行り?聞いた覚えがあるんだけど……」

政経で表現の自由を争った有名な事件と言われてたが、赤井は覚えてない様子。まあ俺もそこしか覚えてないが。
まあ良い。暇を持て余してるみたいだし、ちょっと遊びますか。


制服のポケットからメモを取り出し、書き溜めておいた数枚のメモから一枚を取り出して赤井に貼る。

『白河フジヤの言うとおりの白昼夢を見る』

メモを貼られた赤井は、とろんと惚けたような表情で舟を漕ぎだした。

――――――――――

「キミは今、夢を見てるね」
「はい……」
「そこに何かあるけど、何だかちょっと分からないな」
「はい……わからない……」

光のない目で返事を返す赤井。表情は無く、いつもの活動的な雰囲気とのギャップで人形や剥製めいた趣がある。
この状態を楽しむのもまたあはれなんだが、そういうのは悪魔の森の奥深く、一見なんの変哲もない古い屋敷でやるものだ。

「それはキミの夢、今一番憧れるものの象徴だ。
人かもしれないし、物かもしれない。それは何かな?」
「あれは……とろふぃー……りくじょうたいかいのとろふぃー……」

部活大好きっ娘の赤井らしいな。俺は2秒でシチュエーションを考える。

「そのトロフィーは今、ウチのヅラ校長の手にある。今、赤井が立ってるのは体育館のステージ―――表彰台だ」
「ひょうしょうだい……」
「ヅラがキミの名前を呼んだ。元気よく答えたね」
「はい……」

トロトロに眠そうな顔に、僅かに喜色が浮かぶ。
内心は幸せ一杯だろうが今一つ顔に出ないのは半分寝てるからか。

「ヅラが賞状を読み上げるよ。キミはハードルで一位を取って、賞状とトロフィーが手渡される。
けど、トロフィーは両手じゃないと持てないから隣の後輩が賞状を持つね。重いかな?」
「ちょっとおもい……でもへいき……」

ここまでやって、初めて俺が視覚的に聴覚的に楽しめないと気付いた。考えること四秒、『夢の行動をトレース』と書いたメモを追加した。
すぐさま赤井が立ち上がる。何か見えない物を抱くような微妙に不自然な格好だ。
米版ネクロフィアと言って何人に通用するか。
さてさて、ショウタイムの始まりだ。


「キミは優勝したからね、皆の前でオシッコしなきゃいけない。とっても恥ずかしいけどそれは仕方ないよね、優勝したんだから」
「え……あ……はい……はずかしい……」

こうやって戸惑う姿を見るとドS魂に火が点いちまうな、おい。全力でもって辱めてしんぜよう。

「恥ずかしいけど、おかしな事じゃない。でも服が汚れちゃマズいから、下だけ脱ごうか」
「はい……」

ショートヘアを揺らして頷くと、まず何かを置く仕草。
次いで腰周りで手をゴソゴソ動かしスカートを脱ぐパントマイムをし、
そしてハーフパンツと下着を一緒にずり下ろした。
小麦色の手足と対照的に白桃のように白く、小振りで引き締まった――そのくせ果物の可愛らしい丸みを欠かない尻が露になる。
ゴクリ。
女の裸なぞさんざっぱら見てきた俺が生唾を飲むなんて、ここまでの美尻、
今までにタ○リ倶楽部でも見た事があろうか。いやない。(反語)
前から見てもいい身体で、手入れされた陰毛や、ユニフォーム焼けで根元に程近い所で色の変わる太ももなんか非常に素晴らしい。
だが素晴らしくはあるのだが、やはり尻が一番綺麗だった。
ちょっと揉んでみちゃったりすると、きめ細かい肌がふにふにと手に吸い付くような柔らかさがまたなんとも言えずいとをかし。
いや、そろそろシナリオを進めよう。美尻講義なんてする気は無い、しても一向に構わんが。

「じゃあ、オシッコしようか。一番仲の良い後輩が手伝ってくれるよ。誰だっけ?」
「リンちゃん……」
「そう、リンちゃんは後ろからキミの膝を支えて抱え上げるからね。こうやって」

そう言って俺は、どっこらせっくす、と赤ちゃんのトイレの世話みたいに赤井を持ち上げる。
前からだとアソコどころか尻の穴まで見えるんじゃないかって格好だ。
短めに刈り込んだ髪からふわっとした香りが鼻腔をくすぐる。
密着した小柄な少女の体温が、この涼しい場所では快い。


「赤ちゃんみたいに抱えられてアソコが丸出しだね。全校生徒がみんなキミのアソコを見てるよ」
「や……はずかしい……」
「うん、でも恥ずかしいと気持ちいい。エッチな気分になってくるんだ。
でもそうなると、もっともっと恥ずかしいね。恥ずかしいのは気持ちいいね」

夢の中で、何百、何千という瞳が彼女を視姦する。
想像もつかないような羞恥に見る見る内に顔が紅潮し、抱えられたまま薔薇色に染まった顔を手で隠す。
しかし、まだまだ苛めたりない。

「駄目だよ、顔隠しちゃ。どんなに恥ずかしくても指でアソコを開いて見易くしなくちゃね」
「そん……な……」

恥辱に幾粒か涙を零しながら、赤井は夢の中の全校生徒に向けて秘密の花園を広げる。
首を伸ばしてよくよく顔を見れば、目をキツく閉じ、必死に耐える表情。
ちょうどいい所に全面銀色の空調か何かの機械があったので、それに向き直る。
土に汚れた鏡面に鮮やかなピンク色の粘膜が映った。
花園って比喩、かなり的を射た表現だな。これはクるね。

「ピンク色の、綺麗なオマ○コだね。処女?」
「はい……」
「そうか。処女マン中まで見られちゃって、恥ずかしいけど気持ちいいね。濡れてるかな?」
「かなり……」
「それじゃあ、みんなにどれくらい濡れてるか分かるようオマ○コを掻き混ぜないとね。できるだけ大きな音立てて、ね」
「は……はぃ……」

処女膜を意識してか、指を慎重に肉壺へと沈める。
ゆっくり、おずおずとどうにか奥まで挿入しきると、ビクッと身体が跳ねた。
Gスポットにでも触れたのだろうか。
一たび挿し込むと、指を一旦抜き出し、再び挿し入れる。
慣れるにつれ次第に指の出し入れが加速し、愛液がグチュグチュと淫猥な水音を響かせる。
芳しい雌の匂いが風に散らされながらも漂って、不覚にもドキドキしてしまう。


「見て、教頭が開いたオマ○コにマイクを向けてる。水音が体育館中に放送されてるよ」
「あ……や……いやぁ……」
「ほらほら、一番前の一年生が見てる。あそこの女の子、そう、ポニテの娘。目を覆ってるっぽいけど指に隙間が」
「や……いや……見ちゃやだ……」
「恥ずかしいね、だけど仕方ないよ。あ、そこの坊主刈りの男子、明らかにもっこりしてる」
「だめ……はずかしくて……しんじゃう……しんじゃうよ……」
「それはつまり、死ぬほど気持ち良いんだよね?」

真っ赤な顔で目茶苦茶に首肯する少女。激しい首の振りに合わせて跳ねた後ろ髪が目に入りそうになる。
授業はあと十五分。フィニッシュには悪くない時間だ。

「最後だ。トロフィーにオシッコして、イこう。
皆の見てる前で、死ぬほど恥ずかしく、死ぬほど気持ち良くなろう」

俺が囁いたのを聞いて小さく頷くと、赤井は身体をキュッと強張らせ、そして―――

「あっ……みられ……て、……ぅぅぅぅぅ…………」

薄黄色の液体が赤井の股間から弧を描き、ブロック敷きの地面を濡らす。
それに僅かに遅れて、激しい痙攣と共に潮が勢いよく噴き出した。気持ち良くイったみたいだ。


抱きかかえた華奢な身体から力が抜けて、バランスを崩して転びそうになるが、
どうにか踏みとどまる。失神したようだ。
どこかで人間は意識が無い方が重いって聞いたが、本当らしい。
とても抱えたままでいるのは危険なので適当なパイプに座らせた。
改めて赤井の顔を見てみれば、絶頂の余韻に蕩けた表情。
その涎を垂らした口の端が物凄い官能的で、これまた普段とのギャップでエロさ三乗である。
ひとしきり観察を終えると、彼女のハーパンや下着を整え、一言だけ囁いてからメモを剥がす。


「おい、起きろ。そろそろ授業終わるぞ」
「ん……ふわっ!?寝てた!?」

軽く揺さぶっただけで飛び起きた赤井。その表情は慌てたようで、そしてどことなく赤い。

「どうした、そんな驚いたみたいに」
「いやさ、変な夢見ちゃってさ……」
「どんな?」

まるで染色体に酢酸カーミンを垂らしたかのように、赤井の顔が真っ赤に染まった。

「え……えっと、もう忘れちゃった、アハハ……」

完っっ璧に笑い声が乾いていた。これ、中原ボイスで「嘘だッ!」って叫べば良かったのかな?かな?
まして、最後の最後、俺は赤井に「今見た夢ははっきりと覚えているように」と告げたのだから。
あれだけ幸せそうな顔してたんだ、あの夢はきっと何度でも赤井を楽しませてくれるだろうよ。
制服のポケットにチャタ恋を突っ込み、立ち上がる。

「行こうぜ」
「そだね、白河」
「ところで赤井……」

何?と聞き返す赤井に、何気ない風に尋ねてみた。


「今年、陸上はトロフィー取れそうか?」


ショートヘアの少女の顔が、一段と赤く染まった。


ソフトボールagain


「やっちまった!」
珍しく全員揃った部活メンバーとシュークリーム食べてた俺は、自らの犯した過ちに気付いて叫んだ。
「五月蠅いフジヤ!」
「黙れ」
「叫ばないでよ」
「ちょっと、教室狭いんだから……」
すかさず入るツッコミ。ちょびっとしょげる。だけど、俺は行かねばならん。
「俺ちょっと、ソフト部行ってくる」
皆が、微妙に不思議そうな顔をする。
いやさ、だってよ、ほら、アレだ。
「予算案回収し忘れた!」
「ド阿呆!」
直後、文乃が投げた保冷剤が、俺の脳天を直撃した。


凍った保冷剤は固く重量もあるから、凶器になる。
鈍痛にそんな事を思いつつ、俺はソフト部部室に辿り着いた。
この間、練習の時間帯を聞いといたのが役立ち、今は練習終了30分前に当たる。
案の定、そこにはマネージャーの岩坂マナミだけがいた。
また小柄キャラか。そろそろ高身長ボンキュッボン(死語)な人が出てもいい気がする。
こんな事言うと考古学研究部とかで土偶とか出てきそうだが。
とか思いながら、断崖絶壁を見るつもりで視線を胸部にやった。あれ?
目を擦る。間違いじゃない。うん、ある。
まさかのデカチチだった。ロリ巨乳だった。
目元が髪で隠れているが、きっとこの下には可愛らしいお顔があるに違いない。王道すぎる。
しかもロリ巨乳だ。童顔に違いない。

「生徒会の使いの者だが、予算案の回収に来たんだけど……」
「あれ?この前、部長がやったって聞いたけど?」
「いや、ごめん。回収すんの忘れてた」
「……じゃあその時、何していたの?」
「えっと……」
A.エロいことです。そんな呆れたような目で見ないでください。
面倒臭そうにマナミが立ち上がり、近くの棚を漁る。どうやら部活関連の書類が纏めてあるらしく、
すぐに予算案が発掘された。持参したクリアファイルに、それを放り込む。
ミッションコンプリート。
ついでに、《給水器》と書いたメモをマナミに貼る。
即座にマナミの、小柄なのにふくよかな身体が凍り付く。
描写すると改めてファンタジックな体格だと認識されるな。
まあ、ボーナスミッションも終了だ。
パイプ椅子に優雅に脚組んで座り、チャタ恋なぞを取り出して、ご褒美シーンのロード待ちだ。
おっと、その前にちょっと、マナミちゃんのお顔を拝け……ん……。
いやさ、別に不細工じゃないんだ。こう、カッコいいと言えばそうだろう。
ぶっちゃけ、美形なのは間違いない。
でもさ。

マナミちゃん目付き悪ッ!

暫くの後、無事ロード終了。フミちゃん達ソフト部員が、ゾロゾロとやって来た。

「諸君らの愛した岩坂は帰宅した!何故だ!
歯医者だからさ……」

唐突に部室にいる不信人物に、あまつさえ脈絡も何もないガンダムネタを投げ付けられ硬直するソフト部員。
気にせず俺は、木のトレイを手に一言。
「やあ(´・ω・`)
ようこそバーボンハウスへ。この水はサービスだから、まず飲んで落ち着いてほしい。」
「何なのよ一体……」
フミが代表して、頭痛を堪えるようにデコを押さえたが、気にしちゃいけない。
「予算の仕事ついでに、岩坂が早引けしたいってんで代理で受け持った。」
「そう……」
「お前は次に!『こいつと話すと疲れる』と言う!」
「こいつと話すと疲れる……はあ……自覚あるなら気ぃ使ってよね……」
「え、あ……すまん」
めっちゃ疲れた声で返されたもんだから、つい謝ってしまった。
ともあれ。
「とりあえず水飲め」
「……ありがと」
トレイに並べた小さな紙コップを取り、飲み出すソフト部員達。
一気にいく者や、チビチビ飲む者など色々だが、総じてカップの中身が黄金色の水だと気付いてない。
「まだ"給水器"に残ってるんで、適当に飲んじゃってくれ」
「はーい」
だれぞやの返事を聞き、俺は再びパイプ椅子に腰掛ける。
"給水器"の瞳が、楽しげな喧騒を虚ろに映す――――
その内、ぽつぽつと制服に着替え始める部員が出てきた。
ちょうど俺の首もとに、くノ一を重ねて「女」と書かれたメモがあるので、ごくナチュラル
にみんな着替える。あ、これちょっと新感覚かも。
最近流行りのTSモノ主人公ってこんな感じかな。お色気漫画のお約束すぎる。
まあそんな事はともかく、見ているとポニテの似合う(恐らく)一年の子が、かなり"水"をガブ飲みしていた。
ところで、この給水器は、給水口の上に位置する突起を捻ると水が出る仕組みだ。
それはともかく、あんまり飲むもんだから、遂に給水器の中身が切れてしまったわけで。

「あ、もう空になっちゃった!」
「あ!?ちょっとユカコ!」
「バカ!先輩達まだ一杯しか飲んでないよ!」
「もー、そりゃないよ~」

明らかにKukiYometenai行動をしちゃったポニテ娘のユカコちゃん。
みんなの視線がまるでパイルバンカーの如く突き刺さる。
しかも、直接責める者がいないせいで、怒られるよりも気まずい空気が発生している。
しかも、こんな時助けてあげるべき(と勝手に思ってる)部長さんは、グロッキー。
千本ノックの後に、俺と会話したのが響いたらしい。
針の筵というか、四面楚歌な状況に憐れみすら覚えてきたので、助け船を出してやる。
「ユカコちゃんよぅ」
「は、はい、なんですか!?」
「水、継ぎ足せばいいじゃないか」
緊張でビクビクしてる彼女に、俺は優しく指針を示す。
途端、得心してパッと表情を明るくするユカコ。笑顔が可愛い。
「はい、分かりました!了解です!」
「それじゃあさ、まず給水器の口を開けないとな。口で」
「はい!」

俺の言葉を受けて、動きだすユカコ。
まずは閉ざされた給水器の唇へ、情熱的に口付ける。
当人にそのつもりは無いだろうが、エロいものはエロい。
むちゅ、くちゃ……と淫媚な水音がして、絡めてはいないかもしれないが、ユカコの舌が蠢いているのが分かる。
それに対してピクリともしない人形のような"給水器"の美貌が、この光景の非日常性を演出している。
やがて、ユカコが唇を離すと、二人の口元に唾液の糸が橋を架け、消え落ちた。
"給水器"の口は、半開きに開いたまま。そのまま肩を上から押さえ、"給水器"をしゃがませる。
いよいよ補充の時が来た。いや、"いよいよ"なんて言うほど待った訳じゃないが。
むしろ待たせた気がするくらいだが。誰を?いや、なんかすまん。
周囲が女ばかりだからか、ユカコは恥ずかしがる事もなく淡いピンクの下着を脱ぎ捨てる。
さらけ出した秘部をろくに観察させる間もなく、"給水器"の口にあてがうと、二呼吸ほどの間をあけ――
んっ、と軽くいきむ声が漏れ、注水が始まった。
一度に放水すると溢れてしまうので、少しずつ、少しずつ注水する。
"給水器"の白い喉が、コクリ、コクリと液体を飲み下す。
傍から見るとさながらクンニを強要しているような光景だが、実際に行なわれているのはもっと変態チックな行為だ。
それなのに当の本人は卑猥な事をしている自覚は全くなく、注水を続ける。

注水を終えたユカコは、給水器の唇で秘部を拭うと、各人のコップに水を注いだ。
だが、それでも十分な量に至らなかったのだろう。いくら突起を捻ろうと、"給水器"はビクビク動くだけで、水は排出されない。
再び開いた給水口に秘部を押しつけているが、彼女の膀胱もまた、ウンともスンとも言わない。
あー、また微妙な空気に戻っちまうかな……そう思った。
だが、俺がふと横を見ると、彼女の救いとなる希望が、復活していた。
フミちゃんが、回復していたのだ。

「ほれ、部長さんよ。後輩が困ってるぜ。助けてやんなよ」
「えーっと、どうすれば良いかな……」

まだ気怠げだが、その瞳には、強い光が輝いている。

「みんなで水注がせれば良いんじゃね?俺にゃなんとも分からんね」
「あー、そうだな。おい、みんな!」

皆を率いて、束ねる強い力。いわゆるリーダーシップって奴だ。
仲間達へ責任を負い、それを果たす。それは尊く、ときに苦しい仕事にもなるだろう。
それをこなしてみせる彼女は、きっと素晴らしい人物なのだろう。だが。

「ほら、みんなも注ぐの手伝って!」
「はーい」

痴態を率先して演ずる彼女は、リーダー言うよりかはむしろ――

「傍目にゃ、ただの変態だよな」



さて、そろそろ戻ろうか。帰宅待機部の面々も、弄ってやらないと、ファンが悲しむ。いるかどうか知らないが。
今日はどうしよう、ああ、文乃を三歳児に退行させてみるか。
それとも、圭を某氏の言うネタまみれのドMにしてみようか。ま、その場のノリで決めるか―――



模型部





「生徒会の者ですが、予算案の回収に来ましたー」


学園祭か新歓か、その辺りで使ったであろうポスターが貼られたドアを開けると、そこは男のロマンに満ち溢れた部屋だった。
部室中央の作業机には、塗装後なのか、台に乗せられた戦艦の模型が乗っている。
艦名は分からないがとても精緻なモデルで、その船が海原に君臨する偉容がありありと脳裏に浮かぶ。
次いで、ドアから右側の棚を見やると、タイガーを筆頭にした戦車混成部隊に、ずらりと並んだ戦闘機。
ジェット機もプロペラ機も名のある名機が勢揃いしている。
また、棚の上段には艦隊が砲筒を並べており、転じて下段には、数は少ないもののスーパーカーやバイクなどまで揃えてある。懐かしい某四駆もあるみたいだ。
ドアから左の棚には、多くのロボットが並んでいる。かのロボット大戦を机上で再現できそうなくらいの量だ。
かてて加えて、やはり下段にはジオラマ作品まで作られている。
モスグリーンの量産機が数機、地上で白い悪魔(リリカル教官にあらず)と交戦中だ。
それらの棚の下は工具の場所になっているらしく、引出しにニッパーや塗料、接着剤や電池等といった紙が貼られている。
そして部屋の奥、窓の下に位置する低い棚には、フィギュアだかガレキだか、そんなものがやはり綺麗に並んでいた。
フィギュアと言っても美少女フィギュアだけでなく、特撮モノやらの類いまで揃っているのだ。
宇宙刑事とか特捜とか重甲とか魔戒騎士とかが、某メイド型浄水機や某腹ぺこ王、邪神モッ○ス様と並ぶ光景は混沌の一言に尽きた。
総括して、まさにオタクホイホイといえる部屋だった。
だが、俺はそれを堪能する事も、ましてやピンク塗装に美少女デカールで痛戦闘機と化したF14に突っ込む事もできなかった。
作業机の隅に陣取り、何かのプラモを塗装する少女――
模型部部長の小野寺シズクが、無言で、こちらも見ずに放ったクリアファイルによって。
それは、ちょうど机の、俺の前にあるスペースに落ちた。
後には、エアブラシが塗料を噴き出す音だけが響く。



俺は釈然としないまま、ファイルを持って部室を出る。次の部の予算案を、回収する為に……

《了》







って、そんな訳あるか!何この無反応!?
口汚なく罵りながらも(カメラへの)愛を以て講釈垂れる宮下のが、ウザいけど数百倍可愛げがあるぞ!?
カチンと来たので、俺はメモを一枚書きなぐると、塗装しか頭にない彼女にプレゼントした。
『フィギュア』と書かれたメモを貼られた小野寺は、すぐにその動きを止めた。

気が付くと、私はフィギュアだった。
四肢と首は勿論、腰や手の指どころか顎部、足の指まで動くフル可動1/1フィギュアだった。
関節数、ザッと300。数え方によって諸説あるらしいけど。
無論の事キャストオフ可能で、表情まで操作可能な代物だ。
体のパーツの付け替えはできないようだが、表情や衣装は変えられるし、"小野寺シズク"は拳からアダマンチウムの爪が伸びたり、戦闘時に眼や髪が赤く変わる事もない普通の女学生なので気にする事はない。
細部まで徹底的に作り込まれ、本物と毛穴一つ、五臓六腑に至るまで寸分違わぬ完成度。まさにパーフェクトグレード。
でも、一つだけ問題があった。
部屋に飾られた私は、元のキャラに合わせて模型を塗装中の姿。それは良い。
しかし、困った事に、エアブラシの引き金を握りっぱなしなのだ。
噴き出す紅い塗料が、目の前のパーツに過剰に掛かる。これはマズい。説明不要レベルでマズい。
ああ、どんどん塗装が分厚く、ミリ単位に分厚くなってしまう。
模型好きとしてはこんな惨劇見たくない、と思った時、誰かがエアブラシを取り上げてくれた。良かった、本当に良かった。
模型部の誰かだと思ったが、どうやら違うらしい。私を覗き込む顔に見覚えはなかった。
そういえば、生徒会の誰だかが来てたな。きっと彼だろう。
フフ、私のあまりの精巧さに驚いてるな。興味津々といった感じだ。

どうだ、このスベスベ且つ柔らかな頬の触り心地!"小野寺シズク"は、地味ながらも素材は良いんだ。
肌の瑞々しさや髪の艶など、ベースはかなり高水準の筈。いや、自分のモチーフだから持ち上げてる気もするが。
惜しむらくは地味な所。ちょっと化粧して女の子らしくすれば絶対可愛いのに、変な所で引っ込み思案だからな。
スカートはあと30cm短くして良いはずだし、もっと積極的にセックスアピールすればいいのに。
私が私を飾るなら、ミニスカニーソで絶対領域を強調するね。
じゃなきゃダメージVer.にして、制服を臍ぐらいまで破る。胸元も軽く裂いてブラチラさせる。もういっそ脱がすか。
などと自らのディスプレイに思いを巡らせている間に、推定生徒会の少年は私の腕を動かしてみたり、頬をプニプニつついたり、Cカップの乳房をムニムニ弄んでいた。
ぬはははは、誰にも知られず毎日続けた豊胸体操の賜物のCカップおっぱいまで、バッチリ再現されてるのだ!
って、ちょっと待て。何故左手を上にして腕をZの字に。左脚も曲げて。

こ れ は シ ェ ー で は あ る ま い か ! ?

ええやりますよね、誰でも一度は通る道ですよ。肩肘股膝が動けばね、適当なロボット物とかね、やりますよね。
でもさ、こんな美少女フィギュアでシェーってどうなのよ?超クオリティ美少女フィギュアとしての矜持が、すっごい拒否反応を示してるんですけど。こら、写メ撮るな。

そして次はコレですか。美術の手の模型とかでやるけどさぁ、ねえ生徒会君、どうしてその手を肩の前か顔の横にやれないかな。
キラッ☆でも月に代わって~でも良いじゃん、どうしてグワシなのよ?ねえ?



それから暫く、私は彼にどうしようもないポーズを取らされ撮られ続けた。銀色の宇宙人兄弟の必殺光線は一通り撃ったし、牛乳特戦隊のポーズも六人分制覇。
マトリックス避けに土曜の夜の熱病にYMCA。こいつ、YMCAがHGな意味だって知ってるのかしら?
もう私、オークションに行けない。
そんな鬱々とした気分に浸っていると、彼が模型の棚を漁り始めた。
一瞬、泥棒するのかと思ったが、どうもそうでは無いらしい。車の模型を二台取り出すと、私の横に置く。次いで、棚から電池を取り出した。
どうもディスプレイに使うつもりみたいだけど、これをどう――

はにゃ!?急に制服を脱がしやがりましたよ!良かった、美少女フィギュアだって認められてた!
きっとさっきまでの妙ちきりんなポーズも、私の知らない何かの属性か。新ジャンル「ポーズ娘」とか?
あれよあれよという間に、上着をキャストオフ。ブラは上にずらされ、桜色の乳首がお目見えする。
ああ、どんな事されちゃうのかしら?
聞くところによると、フィギュアぶっかけなんてのがあるらしい。
ダッチじゃあるまいし、フィギュアとしてはどうかとも思うんだけど、ヌけるほどに魅力的って証明なのはちょっと嬉しいかも。乙女心ならぬフィギュア心か。

そんな事を思って私がドキドキしながら待っていると、さっき出した車の模型を私に掴ませる。かの高名なモーター動力の四駆だ。いつの間にかきちんと電池が入っている。
生徒会君が、二台の車のスイッチを入れる。8つのタイヤは空中で空回りし、シャーッと動作音が鳴る。
そして、彼は手に持った模型の後輪を乳首に触れさせ―――ッ!?
ひゃぁぁぁぁああ!!な、何これ、ふわぁぁぁぁああ!?
ちちち乳首が擦れぇぇぇぇぇあひぃいいい!?
一瞬、目の前が真っ白になったと思った瞬間、腕がカクリと落ちてタイヤと乳首が離れた。
激感。そう呼ぶに相応しい刺激だった。痛いような、でも痛みとは違う激しい感覚。
生徒会君の手が私の腕を動かし、今度はしっかりと乳首にタイヤを押しつけた。

っひ!!――――――っあ゛ああぁあ゛あ゛あぁあ!!
一瞬、意識が真っ白に弾けたと思うやいなや、続く刺激に覚醒させられた。
そして、すぐにまたブっ飛んで、帰ってくる。胸の先から走る電流に蹂躙される。
腕がずり落ちないように支えられたせいで、高速回転するタイヤが離れる事はない。
強まる激感。
唸りを上げるモーターが、私の心を否応なく遠くへ弾き飛ばす。
もう気が狂ってしまいそうな、その瀬戸際のタイミングで生徒会君が手を離した。
タイヤは未だに乳首を擦っているが、押さえる力が無くなったお陰で格段に楽になった。

少し冷静さを取り戻すと、マズい事に気付いた。
今、私は作業机のパイプ椅子に座っている。が、そのパイプ椅子が大惨事になっているらしい。
びしょ濡れだ。どうやら粗相をしてしまったみたいだ。
最悪だ。私がエロゲーの、しかも抜きゲーのヒロインがモデルだったらともかく、"小野寺シズク"にはあるまじき事態だ。
そもそも尿道とかの内部器官まで完全再現なんてどんな需要なのよ?ダッチとしての利用までならアソコだけで十分じゃない?無理しても口と後ろの穴までで良いじゃない?
呼吸器は何?口でする時の呼気がええんか?ええのんか?
消化器とか本当にどう考えてもその道の人専用機能なんですけど、一体全体何を考えて作ってるの?
最初からダッチとして生まれたなら許せるけど、私はフィギュアよ!美少女フィギュアよ!
美少女はトイレに行かないなんて幻想もあるのよ!
『汚れつちまつた悲しみに』が頭の中でリフレインされ、色々と腐った私はしばし考えるのをやめた。

思考放棄していたら、目の前にトリケラトプスが現れた。
正確には、トリケラトプス型のロボット模型だ。
発売当時で5000円、生産中止の今はプレミア価格で一万の大台は突破している代物だ。
原価ですらかなり高いのは、電池とモーターで動く機構の為に他ならない。
原作中最大クラスの機体が、必殺のドリル角を回転させながら1/72スケールでのし歩く雄々しさは、動力機構があって初めて成せる芸当だと高く評価している。
何故こんな物を?訝しむ私を、生徒会君は床に座らせた。
軽く足を開き、スカートをめくる。ベットリ濡れたパンツを、彼は少し考えた後で脱がせた。
少し手入れを怠った、やや不揃いの陰毛が晒されると、すぐさまスカートの裏地で股間を拭う。濡れた感触が不快だったので有り難い。
ガシャン。脚の間に、プラスチックの身体を軋ませ、トリケラトプスが床に降り立つ。というか、置かれた。
そして生徒会君は、別のパイプ椅子に私の背を預けると、トリケラトプスを駆動させた。
ガチャガチャと床を踏み締め、トリケラトプスが、頭部の二本角を回転させて迫る。私のアソコまであと三歩、二歩、一歩―――

ッはああぁ!!

むき出しの恥部、その上部に位置する突起が、一本のドリルに貫かれる。
直撃を受けた私のクリトリスが、心を痺れさせる雷の如き快感をぶちまけた。
私の体に突き当たったトリケラが、愚直に歩き続け、足踏みをする。その度にドリルの回転に上下運動が加わり、クリトリスからの快感は大きくなっていく。
快感の狂雷が、私の思考を焼き尽くしていく。目の前の生徒会君が何をしているかも、ハッキリ見えてるのに分からない。

ッ!?

乳首からも、再びの激感。車の模型が、またもや私の胸を責め苛む。
そうか、"小野寺シズク"が模型部長だからか。だから、模型オナニーに興じるディスプレイか。
霞掛かった思考が、どうでもいいことに気が付いた、直後。



感覚が、全て吹き飛んだ。絶頂。感覚器の受容しきれない快感の濁流が、私を押し流す。壊れる。やだ、怖い、イカれる、助けて、誰か、止めて、嫌、狂う、狂っちゃ……あああああああアアアアアアアアアアアアア…………

気がつくと、私は部室で寝てたらしい。空は橙色に染まり、烏が鳴いている。
身体が怠くて仕方ないけど、時計を見ると最終下校が近い。今日やるべき事だけは終わらせよう。
私は放ったらかしのパーツを手に取ると、作業を続ける。

……いけない。何故私は、製作中のロボのドリルでアレを連想してるんだろう?
頭を振ってみれば、ちらりと別の模型が視界に入る。蛇腹剣を使う機動戦士だ。
ドキリ。心臓が跳ねた。脳裏を鞭を持った女王様が過ぎる。
待て待て待て、思春期の中学生じゃあるまいし。
それでも気になっちゃってつい目を逸らすと、1/35スケールタンクの砲塔が見えた。
脳内のジークムント・フロイト先生が、「銃などの体内に入り傷つける物は男の♂♂♂の象徴だよ。ここ、本当にテストに出ます」と囁く。
思春期ここに極まれり、って感じだが、なんだかヤケに焦る。
焦った結果、窓の外を見ようとして――目はその下、フィギュアの棚に吸い寄せられた。
それにしても、最近の特撮物って、役者さんがすっごくカッコいいのよね。
脳裏を過ぎった中の人があまりに格好よくて、頭にこびりついて離れない。自然と近くにあった車の模型に手が伸びる。
手の平より一回りか二回り大きな模型を掴み上げ、電源スイッチに手を掛ける。
パチッ。
プラスチックのツマミがシャーシにぶつかると、小さなタイヤが回りだす。
思わず生唾を飲み込む。ゾクゾクした背徳感と期待に、心がざわつく。
操られるように、制服を脱いで乳首を晒す。
既に緊張して堅くなりかけている乳首が、小さなゴムタイヤに引き寄せられる……

再びゆっくりプラモ見物をしようと棚を見やるが、やはり模型を堪能する事も、またシャーマンと並ぶやわらかタンク(三文判搭載型)に突っ込むこともできなかった。
作業机の隅に陣取り、夢中でオナニーする少女――
模型部部長の小野寺シズクが、高い悲鳴と共に噴き上げた潮によって。
それは、ちょうど床の、俺の足下まで飛んできた。
後には、痙攣しながら愛液を噴き出す小野寺の嬌声だけが響く。



俺は満足して、ファイルを持って部室を出る。次の部の予算案を、回収する為に……

《了》


休日


「兄さん、起きてください」

まだ冬休みだと言うのに結羽は俺を起こしに来た。まだ眠い、二度寝させてくれ。
「駄目ですよ、映画の時間は決まってるんです」
そうだ、今日は結羽と映画に行くんだった。上映終了間近なので、もう一日に一度、しかも午前中しか上映しない奴だ。
ガバーッと飛び起きて寝巻に手を掛けると、まだ結羽がいる。
「イヤ~ンバカ~ン」
肩を抱くようにして言ってみた。
「ふざけてないでさっさと着替えてください。出て行きますから」
冷たくあしらってツカツカ退室する結羽の背を見送ると、俺はそこそこ良い服を選んで着替えた。


朝食を終えて二人で家を出る。目指すは三駅先にある大型映画館だ。
年明けすぐの街は賑わい、公園跡地の重機が騒音を立て、それに勝るとも劣らない人込みの喧騒がざわめく。
鏡餅やら門松を見ながら歩く駅前は、思いの他寒かった。
フリースに厚手のダウンを羽織って、手袋をつけニット帽を被り、マフラーも巻いた防寒装備であるにも関わらず、底冷えするような風が吹いている。
だが何よりも寒いのは、並んで歩く結羽の服装だった。
上下揃いの薄水色のブラとショーツ。
あまり派手ではないが、レース飾りなどが程よくあしらわれた上質の物で、当人曰く友達と専門店で買った物だ。
それに俺とお揃いのマフラー。結羽のが赤で、俺のが黄色の偽ライダーだ。
後はビーチサンダルと、財布や携帯やらを入れたポーチを引っ掛けただけ。
下着に『自然』『超防寒』と書いたメモを貼ってあるので誰も見咎めないし、結羽が風邪を引く事も無いが、脱衣ブロック崩しの途中みたいな格好は木枯らしの中ではあまりに寒々しい。
むしろ見てるこっちが寒い。寒くて鼻水が出てくる……本当に出た。

「兄さん、鼻垂れてますよ。はい、ティッシュ」
「おお、なんと優秀な妹だ。褒めて遣わそう」
「いえいえ、兄さんが抜けてるだけですから」

謙遜する振りして貶めるとは、なかなかの高等テクだな。
生意気なので空手チョップをかまそうとしたら上段ガードされたので、ガラ空きの中段、つまりは脇腹をくすぐってやった。

鼻をズビーっと啜りつつ駅の改札を抜けるとすぐに電車が来た。電車は比較的空いているが、席は空いてない。まあ、ちょっとしか乗らないからいいか。
吊り革に掴まって発車ベルを聞いていると、何の偶然かソフト部のフミちゃんが同じ車両にいた。
私服姿は初めて見るが、なんかやけに真っ黒な私服だった。黒いコートに、十字架や紅い薔薇をプリントした黒いパーカー。
やっぱり黒いスカートと、鋲やベルトで飾った膝までの黒いブーツの間には素敵な絶対領域。髪留めについてる飾りはカラスアゲハだろうか、黒い蝶の形だ。
普段のスポーツ少女然としたふいんき(なぜかry)からは想像できない服装であった。趣味なんだろう。
こちらには気付いてないようで携帯を弄っている。
ここで会ったのも何かの縁だ、ちょっと悪戯してやろう。俺は傍らの結羽の耳に口を寄せ、小さく囁いた。


「よっ、フミちゃん。どこ行くんだ?」
背後から肩を叩くと、フミはビクッと思い切り驚いて振り返った。その肩に『自然』『フジヤの言葉に支配される』と書かれた小さな紙片がくっつく。
「うわ、えと、生徒会の白河……先輩」
「おう、そうだとも」
この前虹村で遊んだ時に判明した事だが、フミちゃんは珍しい事に一年なのにソフト部部長だ。やる気が先輩よりあるのだろうか?不甲斐ないぞソフト部2年。
そういえばタメ口で話した気や、同じ一年の娘を後輩呼ばわりした気もするが、当時はそれを知らなかった。
仕方のない話だ。仕方のない話だ。大事なことなので二度言いましたよ。
さて、それはともかくどこに行くかだ。悪戯の結果、大事な用とか潰したらマズいだろうし。

「で、どこ行くのよ?」
「ちょっと服とか買いに行く所です」

つまり好きにして良いと。

「ほうほう。そういえばソフト部、今年はいい感じに成績取ってたよな」
「一応は地区決勝まで行きましたけど、ベスト4止まりでした。でも、来年こそは全国に行きます!」

若干悔しそうだったが、強い意思にギラギラ燃える瞳は美しかった。

「その意気や良し!今ここで妹にファックされていいぞ」
「は?」

目を丸くして驚いたフミのスカートに、ニャルラトホテップ的に這い寄った結羽が手を突っ込む。
その瞳は爛々と輝き、まるでネズミを前にした猫のよう。今の彼女は『ドSレズ痴女』だ。赤ペン先生の採点に狂いはない。
慌てて結羽を振りほどこうとするフミに、俺は耳元で囁いた。

「フミちゃんは、俺がいる間だけ、思い出すよ。俺の妹の結羽にクンニした時の事。結羽がお礼するから、ちょっと動かないでね」

途端にフミの身体が吊り革に掴まったまま気をつけの姿勢になり、戸惑いの表情が恐怖のそれに置き換わる。
硬直したフミから、暗示でレズビアンと化した結羽がストッキングをずり下ろす。

「随分と美人さんですね」
ショーツに手を掛けながら、ポツリと感想を漏らす結羽。
「ああ、何よりお前と違って胸囲が」

ギロリと睨まれて黙る俺。殺気すら籠っており、体感温度が五~六度下がったぜ。
結羽は改めてフミに向き直り、ショーツを下ろしにかかった。

「いや、やめて、やめなさいよ!?」
「大丈夫、フミちゃん。フミちゃんは電車に乗ってる間、感度が凄くよくなるから。すぐに抗えないくらい気持ちよくなれるからね」

囁いた言葉を理解すると、フミの顔色が真っ青になる。以前操られた記憶が、これから自分がどんなによがり狂わされるかを想像させているのだろう。
いやあ、帰宅待機部の面々や結羽とかのは見たいと思わないのに、何故かこの娘のは見たくなるのな、怯え顔。眼福眼福。
結羽の手により、ストッキングとショーツがブーツ同士を繋ぐ二段橋のようになった。
予想を裏切らず、ショーツも黒だ。花のモチーフの黒いレースが同色の生地を華やかに彩り、黒を黒が引き立てる素敵なデザインだ。もっとも、クシャクシャに丸まってしまったが。
そうして無防備になったサンクチュアリ(スカートの中)に、結羽の頭がずずいと滑り込む。

「フミさんのアソコ、可愛い。いただきまぁす」
「や、やだ、んはぁんっ!?」

途端、フミの恐怖を張付けた顔が朱に染まり、口から零れる拒絶の言葉も艶を帯びる。
「あれ、嫌なんですか?一舐めでもうグショグショなのに?フミさんは嘘つきですね、お仕置しちゃいましょう」
「や、やぁん!?そこ抓っちゃダメぇ!!」

この黒いスカートの中では、結羽の可愛らしい舌が凌辱の限りを尽くしているのだ。直接見えないが、それ故に想像の翼が広がる。
鼻腔をくすぐる茂みを意に介さず、柔らかで滑らかな秘貝を舐め上げ、ソフトボール少女の秘めたる甘露を味わう。そして、その先の肉芽を啄み……
いかん、ついDIO様のアレが浮かんでしまった。花京院やポルポルの額のアレ。誰だクリちゃんを肉芽なんて比喩し始めた奴。


そ い つ は 摘 む と 触 手 プ レ イ が 始 ま っ ち ま う ぜ !



脳内でスカートの中を文章化して(失敗して)いる間に、電車は一つ目の駅を過ぎていた。
問題のフミはというと、既に結羽の愛撫によってとろとろに蕩け、涎を零して喘いでいる。ほんの少ししか時間が無いから早いに越した事はない。
結羽がジュルジュルと愛液を啜り、フミが身体を震わせる。
だが、こんなにも卑猥な音がしているのに周囲の乗客は意にも介さない。やる事為す事その全てが『自然』な事だから。良いよね、こんな光景。大好きだ。

「どうかな、フミちゃん?気持ちいい?」
「う……いいわけ……んにゃっ、ないじゃな……い……はう……」
汗だくで、ウルウル目で、涎ダラダラで、脚ガクガク震わせて、その上でこんな台詞を吐くなんてまったく強情だね。
「あ、また嘘つきましたね。じゃあ今度は爪を立てて抓りましょう」
「そ、そん……なァァァァァァァァァァァ!!」
おお、悶えとる悶えとる。結羽はちゃんとツボを押さえてるなあ。
でもそろそろフミには正直になって貰おうか。

「フミちゃんは、素直ないい子だよね?もう一度聞くよ?気持ちいいよね?」

僅かに逡巡したようだが、フミはすぐに口を開いた。

「……ひゃい……きもちいーれす……」
「はい、よく出来ました」
褒めながらフミの頭を撫でてやると、快感を必死に堪えていた表情がくにゃっと弛緩する。操られたせいとは言え、口に出してしまった事で心が折れたのだろう。
一度屈してしまったら最後、後はもう墜ちる所まで墜ちるだけだ。せっかくだから盛大にやろうか。
「いい子のフミちゃんは、ご褒美にイキっぱなしになるよ。次の次の駅までずっとイキまくりだ。で、その駅で電車のドアが閉まると、最後に一段と強くイクからね。あと、そしたら俺と会った事は忘れちゃってね」
「あい、あい……はわぁっ!」
俺の囁きに返事をした直後、フミの身体が弓なりに反り、ビクビクと痙攣する。一発目の絶頂を迎えたようだ。
「ひう!んあぁあああ!」
続いて二発目。
結羽がクンニを中断して顔を拭う。潮噴きでもしたのだろうか、顔がビショビショだ。
「んほぉぉぉ、また、イグぅぅぅうはあああ!」
すると、何もしてないのにアクメするフミ。スカートの股のあたりの色が濃くなり、ショーツの掛け橋に雨が降る。
本当にイキっぱなしだ。
「あは、美味しいオツユが垂れ流しですね。もっと飲ませてください」
サドっ気を帯びた結羽がクンニを再開すると、またイク。悲鳴を上げて更にイク。イッてイッてイキまくる。
もはや顔を拭うだけ無駄と悟ったか、ガチレズ妹は顎から汁を垂らしながら夢中でフミの性器にむしゃぶりついている。
「むおおおお!お゛おおおおおおお!イグ!オマンコイク―――――!」
ピチャピチャジュルジュルと水音がする度に、フミが獣のような咆哮を上げる。

二駅目を過ぎた頃、絶え間ない絶頂にそろそろフミの様子がおかしくなってきた。
叫びすぎて酸素を求めるように舌が突き出され、快感に虚ろになった瞳がだんだん白目を剥きつつある。いわゆるアヘ顔という奴だ。
アヘ顔って好み別れるよな、俺は好きだけど。そんなどうでもいい事を考えた瞬間だった。

「んぎゃはああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

一際甲高く長い悲鳴が響き渡り、思わず耳を塞ぐ。
フミの声だった筈だが、本当に彼女が叫んだか疑わしい大音量だった。結羽も驚いて腰を抜かしている。
「きひっ、いまの……ギモ、チ、いい……あはは、アハハハハ、ギモヂイイ……もっとぉ……あひゃひゃひゃ……」
吊り革に掴まるポーズのまま脚の力を失い、ぶら下がるようになったフミが、壊れたように嗤っている。
アヘ顔を通り越してアホヅラになっていて、これはこれでいいモノだ。
ところで今のってお前、何したよ。目が点になっている結羽に聞いてみる。
「せっかくだから44カンチョー!って指入れたのですが、ここまでなるとは思いませんでした」
何がせっかくなのかコンバットE前並に分からんが、いいセンスしやがる。
「じゃあ、望み通りもっかいカンチョーしてやれ」
「私もそれが良いとうぷわっ!?」
言葉の途中で、結羽の顔に水が掛かる。いや、水では無かった。
「ぴぃ!あは、おもらしでっ、イク、ヒィ、オヒッ、オヒッコォォォォォはじゅかしいオモラシアクメェェェェェ!!」
フミの尿が、結羽の髪を、肌を、マフラーを、下着を濡らしていく。アンモニアの臭いが立ち込め、更にフミの官能を加速させる。
「くひゃああああああ!おひっこくしゃいいいいい!イグッ、イキましたぁぁぁぁぁオシッコの臭いでイキましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
変態的な言葉を叫ぶフミに、指を組んだ結羽が小便のお礼とばかりに必殺技を叩き込む。某大戦的なカット演出付きだ。

「突き穿つ痴翔の指(ヨンヨンカンチョー)!」

おい結羽、お前後で型月ファンに土下座しろよ。
って、そうじゃない。ちょっと待て。
スカートの中に手が入る最後の一瞬、両手の人差し指と中指が揃ってなかったか?
――どうやら、その通りだったようだ。

「うっきゃあああああああああああああああああああああああ!!!ケツ、ケヅ、ケヂュでイクぅぅぅううううううううううう!!ゆびいっぱいキたァァァァァァァァァァあああああ!!」
「まだまだですよ!」
「ア、中、ヒギ!掻き回しゃれりゅ!アナルいい!アナル!ケツマンコおおおおおおおおおおおお!!」
「それそれそれ!」
「ア゛ハっ、ア゛ハハハハイキ狂ってじぬぅ、ケツ犯されて狂い死ぬ゛のぉっ!変態のフミはぁ、ケツアクメで死んじゃうのほぉ……」
「こんなのはどうですか?あむっ」
「んあああああああああああ!!ダメ、クリちゃんカミカミいいぃぃぃぃぃぃ!!オマンコまでへえええええええ!!」

身体がガクガクとヤバい感じに痙攣し、本当に死にそうに見える。
いよいよフミのキャラが喪失してしまった。最早、彼女の面影が残っていない。
AKさんの喩えを借りるならば、中和の実験をしているつもりが、うっかり液を加え過ぎてフェノールフタレインの血の池地獄だぜヒャッハー状態か。
なんだか死ぬ死ぬ言ってるが、ある意味では、既に彼女の"キャラクター"はイき続けるだけの人形と化した事で死んでいるのかもしれない。
とはいえまあ、次の駅で蘇生するって話もある。何より今日は結羽とのお出かけだし。
車内アナウンスが、間も無く映画館のある駅に着く事を告げた。
前方へ減速によるGが掛かり、宴の終幕を知らせた。近くの窓を一つ開けておく。
放っとくといつまでもクンニしてそうな結羽をマフラーを掴んで立たせると、ドアの方へ引き寄せた。フミは恍惚としたままで吊り革に引っ掛かっている。

「キャハハハハ、おしっこ痒いのぉ、かぶれてイッちゃうのぉ、変態フミちゃん、おマタ痒くてイクのぉ、あふっ、ひゃああああああああああ!!!!」

わお、痒さでイクなんてインド人もビックリだ!
しかし、こいつには卑語を叫べなんて言ってない筈なのに、何故こんなにも自分を変態などと言葉責めしているのだろうか?
やはり真性のマゾか、マゾヒストなのか。
電車が止まってドアが開き、他の乗客と共にホームへ降りる。
振り返ると、すっかり虚ろになった瞳でブツブツ何かを呟くフミ。狂気に囚われたような光景だ。
「二番線、電車が発車します」
駅員の声が響く。
結羽が心持ちニヤつきながらフミを見ている、というか視姦している。
そして、ドアが閉まった瞬間。

「フミはぁ!!電車でぇ!!年下の娘に犯されてイッちゃう変態ですぅ!!」

突然の大きな声にちょっと驚く。そうか、スポーツ娘だから肺活量があるのか。

「それどころかぁ!!お漏らししてぇ!!おしっこの臭いでイキまくる無様な変態ですぅ!!」

ゆっくりと動き始める列車。小さく開いた窓からフミの声が響き渡る。

「今、自分で酷い事言ってイキまくるドMオナニーでイッてますぅぅぅう!!!フミは変態なんれすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!あああああ、ドMオナニーよすぎましゅ、一番しゅごいいいいいい!!キモチイイィィィィィィィィィィィィィィィ!!」

街へ猥褻な叫びを振りまきながら加速し、駅を去っていく電車を見えなくなるまで見送ると、俺は結羽と改札に向かった。

改札を出ると、結羽が袖を引っ張ってきた。一体何の用だ?

「兄さん、一つ気になる事が」
「ん?なに?」
「先輩って呼ばれてましたけど、フミさんって幾つですか?なんで私、年下って断定されてるんですか?」

「お前と同い年の筈だぜ。まあ、やっぱりム……」
危ない。ネと続けそうになったのを飲み込み、誤魔化す。

「むむむ、むーん。まあ、一歳差の兄弟って微妙に少ないからじゃね?」
「はあ、そうですか」

察してはいるんだろう、その表情からは"ちょっとムカついた"って空気が漂っている。なら聞くなよ。




さて、映画館だ。
駅から直通のショッピングモール、その最上階に位置する映画館は周辺で一番の規模で、今日も今日とて賑わっていた。
俺達が見るのは、『武将道―未来への闘い―』
あの大物芸人がメガホンを取った話題作だ。悪い意味で。
あまりにVIPでネタにされるから、思わず来てしまった俺がいる。
噂が本当なら、好きな役者が出演するって理由で見に来た結羽が哀れなくらいだが、さてどんな物だろうか。

1300円の学割チケットを2枚買い、パンフやグッズの類を物色する。
そして結羽に席を取らせ、450円もしやがるポップコーンを買い――

キャラメルポップコーンがないだと!?

「いえ、あの、すいません。作り置きがたった今切れてしまいまして。塩味のポップコーンならすぐに用意できますが」

俺は全然平気だが、結羽は塩味のポップコーンが苦手だ。
曰く、あの独特の匂いが駄目らしい。キャラメル味だと甘さで誤魔化されて大丈夫という。
おかしな話だと思うが、トマト嫌いでもケチャップやトマトのパスタが平気なのと同類か。これも結羽の事だが。
……うむ。今日は絶好の苦手克服日和だな。

「じゃあ、塩味で良いです。」

好き嫌いなんて無くて困る事はない。食○ず嫌い王○定戦に出られないくらいか?うん、困らない。

ガラガラの席を通り抜け、紙カップに入ったポップコーンを持って、一足先に席についている結羽の元に行くと、彼女は

案の定いい顔をしなかった。

「塩味?なんでこんな物を?ああ、兄さんの舌は腐」
「キャラメル味売り切れだって」
「………………」

どよん。

「おい、罵詈雑言吐く前フリから急に落ち込みすぎだ。目のハイライトが消えてるぞ」

レイプ目になるほど残念か?

「はい?単に暗いだけだと思いますよ。ほら、それより始まります」

いやでも声が暗い。でも、確かに周りも暗い。もう明かりは消え、スクリーンにはCMが流れ始めていた。


『STOP!!映画泥棒!!』

クネクネクネクネ。スクリーンで怪人カメラ仮面(勝手にゴレ○ジャー的命名)がクネクネしている。

「いつも思うんですが、あんなに動いたら画面揺れまくって海賊版の商品価値ダダ下がりするんじゃないでしょうか?」
「いいか、結羽。こんな言葉がある。"突っ込んだら負け"」

韓国ドラマとか、THEなんちゃらシリーズのゲームとか、侵すべきでない領域ってかなりあるよな。
感受性豊かなのは結構だが、気にしすぎても駄目だと思うのだ。
近日公開の映画の宣伝をポップコーンを摘みながら眺める内に、ついに本編が始まった。
まだ制作会社のロゴが出てる間に、結羽にポップコーンを薦めてみる。

「私が苦手だって知ってますよね?売り切れは諦めますが、押しつけるのは嫌がらせですか?」

結構怒ってる。そこまで嫌われるなんて可哀相なポップコーン。
せっかく映画に来たんだから、もっと気持ち良く楽しもうぜ。性的な意味で。

「まあ待て結羽、以前試したが、女の体液は甘くて美味しかったろう?」
「え?確かに美味しかったし、プチトマトも食べられましたが、こんな所で出来るはず無いじゃないですか」
「映画館だから暗いし、みんなスクリーンに集中してるさ。ストリップする訳じゃないし、大丈夫だろ」

映画は開幕早々、主人公の力を魅せる為か、かませ犬との派手な戦闘シーンになっていた。
スクリーンでは和風の鎧を着た主人公の武将が、馬上槍を構えた西洋風の騎士と夕日を背に切り結んでいる。
ただ、二人が跨がってるのは鋼鉄の駻馬、オートバイだ。
特に主人公の愛機は1500cc級のハーレー。なんだこの映画。

「でもですねぇ……」
「困ったら俺が何とかするさ」

混沌とした映画はさておき、今日の結羽は俺の事を信頼しきっている。
『兄の事を全面的に信頼』
今朝のうちにメガホンで仕込んでおいたルールだ。
信用ではなく、信頼だ。変わらないように見えて、結構変わる。

「うーん。それなら、少しだけ試してみますか」

信頼する兄がいるから、(社会的に)危ない事も安心してできるようだ。
ショーツをふとももまで降ろし、アソコを濡らしにかかる。
何度か見て分かったのだが、結羽がオナる時は決まって左手で豆を弄っている。
右手が無い胸を揉もうがアソコに指を入れようが、基本的には左手はクリ苛めに没頭しているのだ。
小さな突起を親指と人差し指で摘んでシコシコ扱く姿は、まるで男のオナニーだ。
スクリーンの照り返しが、闇の中に結羽のお腹の白い肌を浮かび上がらせ、月明りの銀砂の浜を思わせる。
どこか幻想的な美しさに、性の生々しさを孕むオナニー姿は、ちぐはぐなようで良くマッチしている。
言うなれば、西洋画の裸婦画が芸術品っぽい空気を漂わせても、何だかんだでエロいみたいなイメージ。
ただ、この生意気妹に銀砂(笑)幻想的(爆)って感じもする。まあ、ちょっとした親バカならぬ兄バカか。

「ん……ふっ、うふ……ふぅ………んにゃっ!?……あふ……」

だんだん気分が乗ってきた結羽が、右手の指をアソコに激しく出し入れし、クチュクチュと音がしている。
場所を考慮してか必死で喘ぎを抑えているが、結構ダダ漏れだ。
悦楽の中にたゆたう結羽を見ていると、もうスムーズに指が出入りしていた。どうやら準備万端らしい。
俺は幾粒かポップコーンを摘むと、粘液にぬめる右手に握らせてやる。
蕩けたような表情の妹は、迷う事なく手の平のポップコーンを腟へ押し込んだ。
あんまり無造作なもんで、膜は破らないよう気をつけるよう囁くと、こくこく頷く。
だが、オナニーしながら涎を垂らして、言葉も発さず頷かれても、ちゃんと聞いてたようには思えない。
ポップコーンがゴロゴロ入った腟内に人差し指を深く挿入し、愛液をまぶすように大きく攪拌する。
やっぱり聞いてなかったらしいな。注意を喚起する暗示をかけておく。

やがて、十分濡らしたと判断したのだろう。結羽は指を二本挿入すると、体液まみれのふやけたポップコーンを摘み出し

た。
淡い茂みに、真っ白いお腹に銀糸を引く愛液を滴らせながら白い塊を口へ運ぶ結羽の顔は、愛液の味への期待とポップコ

ーンの味への不安が混ざった複雑なもの。
口まであと10センチほどまで持ってきた所で、僅かに躊躇した後、
「んア、む……」
一息にポップコーンを頬張った。
もぐもぐと咀嚼し、飲み下す。垂れ落ちた愛液で顔を汚し、幸せそうな顔をしている結羽を見ていると、MCして良かっ

たと思うね。
それにしても顔付き似てるってよく言われるけど、多分嘘だろう。俺の場合はこんな可愛くなく、こうもっとカッコいい

COOLな感じだ。


「どうだ、美味いか?」
「…………」

って、なんだ急に不満顔しやがって。俺の感慨とか行為後の余韻はどうなる。

「味は美味しいですが、漬けすぎました。ふやけてベチャベチャで、イマイチですね」

あーなるほど。ポップコーンは軽さや歯触りも大事だからね。

「じゃ、漬け方を変えて色々試してみな。オ○オだって牛乳にくぐらせる、分割してクリームを掬う、牛乳に漬ける、
分割してクリームだけを舐める、牛乳に浸すとかある。ポップコーンも同じだろ」
「そうですね……って、三つくらい同じじゃないですか?まあ、良いですけど」

俺も突っ込みをスルーして、スクリーンを眺める。

ホバリングする戦闘ヘリ(多分アパッチ)と、リーダー機と思しきVTOL機に対峙するハーレー武将。
放たれる機関砲の凶弾の雨の中、手にした長巻を振り上げ、ご都合主義的に設置されたジャンプ台へとハーレーを駆る武将。
やはり訳が分らなかった。つか、長さ2m前後、重さ7~8kgの得物を片手で振り回すな。
結羽はと言えば、ポップコーンを摘んでは秘部に入れ、口に運んでは百面相をしている。
恍惚としながら、「あー、これくらいかもぉ……」と呟いたと思えば、「うえっ、全然愛液付いてない……」とぼやく。
「んにゅう、きもひぃぃ……」
液が足りなくなったのか、急にクリをシコシコしだしたと思うと、
「ふあ、や、止まんな……アアぁぁんっ!?」
やり過ぎて潮噴きながらイってみたり。
その度に表情がコロコロ変わり、見ていて飽きない。監督の名前だけで話題になった映画より余程面白かった。
結羽可愛いよ結羽……って、シスコンか俺は。いや、こんな事してるからある程度以上はシスコンか。
やがて紙カップのポップコーンが無くなる頃、映画はクライマックスに差し掛かっていた。
ハーレー武将の前に立ち塞がる最後の敵。それは、未来から来たという移動要塞であった。脚本家は馬鹿だろうな。
ガトリングガンの掃射をウィリーで躱し、薙払うように放たれた極太の荷電粒子ビーム砲を刀で反射させる。
横倒しになりそうなほどのカービングで砲撃を掻い潜り、10mくらいありそうな巨大ミサイルを一刀両断。うわぁカオス。
腕時計を見ると、終了まであと30分くらいだ。ちょうど良かろう。
愛液の美味故か自慰の快楽故か、下着を直して幸せそうな表情でスクリーンを眺める結羽を確認すると、こっそり結羽の肩にメモを貼る。
それには、『衣服の異常に気付く』と書いてある。
結羽の気持ち良さそうな表情が、一転して真っ青になった。
何しろ、"信頼する"お兄ちゃんは、ストリップしてバレない保証はしていない。
不安に駆られた結羽は、ハーレー武将が、変形して巨大ロボになった移動要塞の装甲を爆走する一番いい(?)シーンにも

関わらず、俺の袖を引っ張ってきた。

に、にに兄さん、ふく、ふふふ服が……」

向き直った俺に、結羽は声を震わせながら縋り付く。
ちなみに普通ここで間違なく選ばれるであろう、「俺に服を借りる」という選択肢を潰す為、俺が着ている服は俺専用だと朝の内に言い含めてある。
極限状況で結羽がどうするか、見てみたかったのだ。

「どうしよう兄さん、何かないですか、ねえ、兄さん……」
「うわ、ゆうがいつのまにかしたぎすがたにー(白々しく棒読み)」
「な、何かないですか?この際おっきなタオルとかでも構いません」

おお。あのクソ生意気な結羽が、目をウルウルさせて、小声で助けを求めている!
俺の嗜虐心がたまらない止まらない!
無力な仔羊に向かい、邪神の啓示を示してやる。

「あいにく着替えとかはないな。でも、顔さえ隠せりゃ大丈夫だ」
「本当ですか!?」

パアッと明るくなる結羽の表情。いい顔してるなー、思いっきり嘘なのに。常識的にはまるっきりアウトで、実際は杞憂。

「俺に任せろ!」
「キャー兄さーん!」

堂々と胸を張ってみると、結羽から救国の英雄でも見るかのようなキラキラのまなざし。キャー>>2サーンに聞こえたのは2chのやり過ぎか。

「俺の背にしがみついてればだいたい顔は隠せるだろ。ただ、ちょっと……」ごにょごにょ。
「うわ、それまるっきり変態みたいじゃないですか。でも、それなら大丈夫なんですよね?」

落ち着いて余裕が出てきた結羽。無論、大丈夫な理屈は何もない。欠片もない。
根拠レスに豪語する他ないが、それでも結羽は信頼してくれる。
なるほど、俺は今、妹属性の深遠を垣間見たようだ。
こんな信頼、通常のリアル妹からは絶対得られないが。

映画ももう終わりだ。
移動要塞の機関部にたどり着いたハーレー武将は、単分子ワイヤーを操るイケメンサイボーグと、アイドル演ずる操られ

たヒロインに対峙する。
顔だけで選ばれた二人の演技が大根すぎてウザい。
スクリーンから意識を離し、結羽へと向ける。
フリースの背中を通して伝わる結羽の体温が暖かくて気持ち良い。
今俺は、座席に腰掛けた結羽の上に座っている。
俺の肩からスクリーンを覗く結羽。

「結局この映画、何をしたかったんでしょう?」

少しくぐもった声に、俺は返答する。

「さあな。とりあえずVIPで祭になる低クオリティだけは伝わった」

短い会話だが、妹とほっこりまったりできるいい時間だ。
映画館に来てるのに、当の映画が一番邪魔なのは考え物だが、悪いのは監督だ。
湯たんぽのようにぬくぬくした結羽の身体に背を預け、襲ってきたまどろみに抵抗する事なくzzz...


目が覚めると、そこは知らない高い天井だった。抑えめの照明が目を刺し、ちょっと眩しい。

「あ、兄さん起きましたね。ほら、映画終わりましたよ」
背後から結羽の声。先ほどと変わらず、少しくぐもっている。
辺りにはスタッフロールの最後まで見たらしい客が数名、立ち上がって退出しようとしていた。

さて、ところで何故結羽の声がくぐもっているかだが、それは彼女の顔を見れば一目瞭然。
彼女は自らの秘部を隠していた水色パンツを、覆面代わりに使っているのだ。
顔を隠す為に一張羅のショーツを頭に被ってもらった結果、結羽は正しく頭隠して尻隠さず状態となっている。
下着姿よりアウトな状態だが、俺が大丈夫と太鼓判を捺したので、下着姿より良いと思い込んでいるわけだ。
脱いでいたダウンを羽織って俺が立ち上がると、追随するように結羽も立ち上がる。
顔を見られぬようリスか何かみたいにキョロキョロ警戒して、誰も見てないのを確認すると、俺の背に顔を埋めてきた。
歩きやすいようにやや前屈姿勢となるせいで、キュートなお尻を突き出す格好になる。
後ろから見たらエロそうだが、残念ながら結羽は俺の背後に取り付いてて見れない。ちょっと残念。
幼少時の電車ごっこを思い出しながら、映画館を出る。
ビクビクとへっぴり腰になった結羽を引き連れ駅のホームまで来ると、ふわり、白い雪が降ってきた。

「うわぁ、雪なんて珍しいですね」
振り向けば、結羽が俺の肩から覗き込んでいた。
パンツの足を通す穴から見える結羽の目はとても楽しそうな光を湛えている。
俺はそれを見て、心から今日という日に満足するのだった。

《了》

〔おまけ〕
「この度は作中に不適切な発言があり、まことに申し訳ございませんでした。作者に変わり、心よりお詫び申上げます」

ケータイのカメラの前で、結羽が土下座しながらお詫びの文章を読み上げる。
先日、かの名高き英霊様の必殺技を悪戯におちょくった反省と、お仕置をしているのだ。

「ここMCスレ住人のTYPE-M○●Nファンには不快な思いをさせてしまったと存じますが、作者はろくに反省していませ

ん。
また別の作品に関してクソ下らないパロディ、ジョークをどや顔で書き込むでしょう」

催眠状態で俺の意のままに動く操り人形と化した結羽。
カンペを読み上げる声は、虚ろで抑揚のない棒読みだ。
人形化した結羽は、自分が全裸である事に気付かない。
カメラに対して逆側を向いている事にも、土下座というには腰が高い位置にある事にも、己の腹が大きく膨らんでいる事

にも。
つまりは、アソコと肛門をカメラに丸見えにしているのだ。
柔らかそうな尻肉に挟まれた窄まりはヒクヒクと震えている。
ふと悪戯心が沸き、俺はポケットから太めのマジックを取り出すと、菊座へと挿入してみる。
ローションも何もないのにマジックは思いの他スムーズに入っていった。
マジックの形に合わせて歪む菊穴が可愛らしく、電車で結羽がカンチョーしたくなった気持ちが非常によく分かる。
そのまま沈めてゆけばマジックは全て飲み込まれそうだったが、控えているプレイの為、俺はマジックを抜き取った。

「代わりと言っては何ですが、これから白川結羽の貴重な産卵シーンをご覧ください」

お前は懐かしのヒョギフ大統領か。いや、カンペ作ったの俺だけど。
尻上げ土下座のままの結羽の腹を擦ってやる。絹のようなスベスベの肌が、醜く、それ故に不可思議な美しさを伴い膨れ

上がっていた。
事前に殻を剥いたゆで卵を幾つも詰め込んであるのだ。
というのも、週末に羽祥姉さんが帰ると聞いてすき焼きを用意する際、結羽がうっかり買ってきた古い卵の再利用だ。古

い生卵に当たったら適わんからな。
銀色のボウルを結羽の股の下に据えると、パチリ、俺は指を鳴らす。
この姿勢を維持したまま、結羽の意識だけを戻すスイッチだ。

「はぇ?え、な、なんで裸なんですか!?や、身体が動か……ひぃっ!?」

目覚めると同時、赤子を孕んだかのような自らの腹に恐怖し、引きつった悲鳴を上げる結羽。
通常なら経験しようのない内側からの圧迫に、もがく事すらできず苦しむ。
俺は平手を振りかぶると、突き上げられた丸く白い妹の尻に叩き付けた。
「痛っ!?」

短い叫び、それと同時に――
ボトリ。白いゆで卵が、腟穴を押し広げながら、産み落とされた。
卵に絡み付いた愛液が糸を引き、ボウルと秘所とを繋ぐ。

「イ、イヤァァァ!!」

悍ましい光景に泣き叫び、金切声を上げる妹に、俺は更に追加の尻打ちを叩き込む。

「ぎっ!?あ、あ゛、ああ!?」

乾いた音と同時、再びピンク色の秘肉の中から真っ白い卵が顔を覗かせる。
『スパンキングされる度に産卵する』
メガホンで定めた暗示の調子は上々で、二つ目の卵は一つ目よりスムーズに押し出され、一番太い部分を越えるとスルリ

とボウルに落ちた。
もう一発平手を食らわすと、今度は更にスムーズに卵が出てくる。

「ひ、いぎゃああああああ!?」

獣の断末魔のような醜い叫び。あの小生意気な妹が上げてると思うと背筋がゾクゾクし、高揚感すら感じる。
ポンッと、バネ仕掛けのおもちゃを連想させる軽快さで腟内から卵が飛び出たと思うと、連続してもう一つの卵も飛び出

した。

曰く排泄感に似るという産卵の感覚に、結羽の精神は早くも限界を迎えようとしていた。
長髪を掴み、涙と鼻水でグチャグチャの結羽の顔を持ち上げて確認する。
今にも発狂するんじゃないかというほど憔悴し、息を切らせながら怯えている。産卵プレイで1D100くらいSAN値を削った

かもしれない。
流石にこれ以上苛めると可哀相なので、許してやろう。顔をそっと床に置いてやると、

「あぶっ……」

立ち上がり、黒髪艶やかな後頭部を踏み付ける。
足の裏から感じる温もりが、俺の征服欲を満たす。これで仕込んである別のスイッチがONになった。

足を退けてやる。俺がやる事は変わらず、妹の尻を叩くだけだ。
だが、今度の反応は様子がガラッと変わる。
パチン!

「やぁ!?痛、くな……にゃんできもち……」

鼻にかかったような、甘い叫び。暗示に誘われるまま腟に力が込められ、ボトリ、また一つ卵がボウルへ産み落とされる



「い、いひゃっ!?あ、あ、アンっ!!」

頭がクラクラするような媚声が漏れ、否応なく心が昂ぶる。
頭を踏まれると、MCのお約束、感じる刺激全てが性的快感になるようにしたのだ。
「あ、おなか、くるしいのに……く、くるしくてイきますッ!!」

プシッ。噴出した潮が、床とボウルの中の卵に降り掛かる。
妹の嬌声に俺の理性がマッハで緩み、もっとこの可愛い声を聞きたいと、俺は次の平手を叩き込む。

「ふあぁん!!や、やだ、これ……ひんっ!!」

ポロッと秘所から零れる卵。
ボウルの縁に落ちてしまい、そのまま床に転がる。知ったこっちゃない。
もっと泣いて、鳴いて、啼き喚く結羽が見たい。その一心で尻を叩く。
パン!
「あ、また、またたまごでます!」
卵が出るのを待たず、次を打つ。
パアン!
「や、うまれりゅ、たまご、うんじゃいます!」
もっと、もっと、もっともっともっと啼かせたい。
パアン!
「ふお、お、おほぉ!でる、たまご、たまご、いく!」
パンパンパンパンパンパン!
手が止まらない。結羽の尻をボンゴか何かのように幾度も連続して叩く。
そして、大きく振りかぶった手が、無意識の内にそのまま叩き付けられた。
バチィィィィィン!
「ふああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

絶叫と同時に、アソコから大量の卵がボロボロと零れだす。
それらは多くがボウルに落ちたものの、二つほどが床に転がり、衝撃で中の黄身を覗かせていた。
卵の数は、実に11個も……
いや、あと一つ足りない。卵のパックには12個入っていた。

「ん゛、ん゛ううぅ………」

未だに尻を上げた姿勢の結羽が、苦しげな、それでも甘い呻きを上げる。
肛門がキュッと窄まり、秘肉がヒクヒク震える。どうやらまだあと一つ、残っているようだ。
しばらく生まれたての仔馬のようにプルプルしていたが、やがて、
「あ、あはは、さいごの、うまれまひゅ……」
結羽の壊れたような笑い声と共に、ボトリと最後の卵がボウルに落ちた。

体力を消耗しきった結羽が床に俯せに崩れ落ちる。
なんとか意識は残っているようだが、最早ろくに動けないだろう。
雑巾で飛び散った体液の後始末をしながら、ボウル外へ飛び出した卵を拾う。
掌には、結羽の体温で生暖かい卵が三つ。ふと、割れてしまった一つに齧り付いてみる。
少ししょっぱい、結羽の味がした。


という小説がメールで送られて来た。差出人は『銀河連邦社会主義共和国SANZIM-I-CHI』
アドレスはexciteのフリメだった。
結羽と映画に行った時の事や、銀河連邦ryとかメガホンについて書かれているからにはただの悪戯ではないだろうが、だからと言って何が出来る訳でもない。
あー、なんだか俺が鬼畜のシスコンになってる。
ボクは変態じゃないよ。仮に変態だとしても、変態という名の紳士だよ。このセリフ秀逸だなあ。
ふとメーラーの受信ボックスを見ると、そこにはいつの間にかもう一通未開封のメールがあった。差出人は同じ名前だが

、今度はケータイのアドレスだった。sanjo.3rd@以下某社だってお。

――――――――――――――――――――――――――

同人空間なら何でも出来るってばっちゃが言ってた。
あと、バックアップって大事だよね。


――――――――――――――――――――――――――

彼が何を言わんとしているかイマイチ分からなかったが、魂のメッセージだけは伝わってきた。
俺は最近繋げてなかった外付けハードディスクに、集めたエロ動画・画像をバックアップする作業を始めるのだった。

《了》



ロードレース部+α


五限が終わった俺は、本日一番にアポを取ってあるロードレース部に行っていた。
が、誰もいない。部長の泉水 京(いずみ みやこ)は、同学年でも最果ての教室の奴だ。授業の状態を確認してはいない。
なんだろう、六限でもあるのだろうか。今日は生徒会とか色々で他の帰宅待機部員はいない。
ここの予算案を貰えば帰れて、逆に言えば他にする事がない。仕方ないので俺はDSを取り出し、遊んでいた。

「だぁぁぁぁ!連続でハチマキ発動ってなんだよ!?汚いさすがクロツグ汚い!」

ふと冷静になると、六限終わって20分。掃除当番か何かと思い、更に待つ事10分。
来ない。来ない。
仕様がなく40分上乗せした頃、ようやく人が来た。スポーティーなウェアに、汗をかいた姿の京が。

「あ、ごめん、すっかり忘れてたわ」
「俺の放課後こぶ茶タイムを返せ!おのれディケイドォォォォォ!」
「乾巧って奴の仕業なんだ」

なんと、ネタが分かってノリがいい。嫌いじゃないわ!もっと別の形で会えたら楽しくやれただろうが、悲しい事だ。

「とりあえず予算案」
「いや、ほんとゴメンね~」

ロッカーからすぐに取り出したA4用紙は、微妙に縁がよれている。B4のノートに挟んで鞄に入れるとこうなる的な感じだ。
それを貰いながら。
罰(パニッシュ)ゲーム!!
部室に転がってたハンディ空気入れを取り出す。どっちかと言えばサッカーやバスケのボールに使う奴に見えるが、きっと持ち運び用なんだろう。

「なんでバランスボールの空気入れ?」

針が……取り外し式………………おのれディケイドォォォォォ!(2回目)

ゴホン。取り出しますは一枚の紙切れ。ペタッと空気入れに貼っ付ける。
まあ、例の如く赤ペンで書き込まれてる訳だ。
『京のチンコ』ってな。
これみよがしに京の前で空気入れをにぎにぎしてやる。

「え、や、なんで……私におちんちんが……」
「さあ、お前の罪を数えろ!」

自らのチンコが他人の手の中にあるという異常な状態に、戸惑った表情を浮かべる京。
シリンジを撫で回す。

「いひゃあっ!?」

経験した事のない刺激に、悲鳴があがる。
先端のチューブを捏ね回す。

「んあっあやっ!?ふあっ!?」
亀頭責めに相当する激感に、陸揚げされたウナギみたいに悶え、のたうつ。
フィニッシュに、プランジャ(注射器の押子の事。空を飛ばない物だけを指す。)を押し込み、空気を空打ちする。
つまるところ、射精だ。

「うああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

全身を痙攣させた少女は、脚の力を失ったように崩れ、床にへたりこんだ。
スポーツウェアの股間が暗い色になったのは、尿だろうか潮だろうか。
まあいい、お仕置の始ま――

カシャッ!シャッター音が鳴る。

「ナズェミデルンディス!」

急に滑舌がマッハになった。焦ると舌が回らなくなるのは仕方ないだろう。ともかく、ギャ……覗き野郎の姿を拝む。
犯人が部室のドアを閉めて逃げるが、その直前の一瞬、一眼レフカメラのレンズが見えた。
パイプ椅子から立ち上がる。
京を放置するのもアレなので、とりあえず空気入れをシュコシュコ。
「や、やめぇあ゛あ゛あああああああああ!!ひぐっ、あがアアアアぁぁあ!!!!」
空気入れを股に挟み、右手でシュコシュコ。
4回/秒の連続射精を9.8秒、それが京の絶頂までのタイムだ。
空いた左手で床に置いた鞄からメガホンを取り出す。
既に相手が誰かなんとなく把握してるからこその余裕だ。
9.8秒後、それを追って飛び出すと、それは確信に変わる。
雅な黒髪、身長低い、高そうなカメラ。串田ソング(文字数的に黄色コンボ)が脳内再生される。ミヤシーターコンボだ、写真部の宮下だ。
片手に引っ提げたメガホンを構え、叫ぶ。
『宮下!廊下は走らない!静かに歩く!』
もともと歩幅が小さく速くはなかった逃げ足が、徒歩になったから更に遅くなる。
ホップステップカールイスで悠々と追い付き、捕まえた。10秒近く遅れてたのに何故か大して距離が離れてない。
あ、カメラがケースに仕舞ってあった。逃げるよりカメラの保護が大事だったのか。
腕を引いてドナドナと連行する。

「――――」
俺の読唇術が読み取るには、ふむふむ。
「あーる日金太が歩いているとー……違う?」
全力で首を振られた。横に。まあいいや、わざとだし。
実際は「A☆RE☆HA!!マンPのGスポッ!!」だと完璧に読み取ったからな。宮下はサザン好きか。
さて、連行……しようにもジタバタ足掻く。これは大丈夫じゃない、問題だ。
『暴力はよくない』
「…………」ぱくぱく。

育苗?違う、畜生。悪態吐いてる、タブンネ。
某MC絵師が最近こいつばっかり描いてるのは何でなんだぜ?ただの経験値の塊だろ?
♪かーわーいーいみやしたーうられてゆーくーよーとBGMを脳内再生し、写真部部室に戻った。京がなんか物凄い顔してブッ倒れている。
単純計算9.8×4の四捨五入で39連射したら、誰だってみっくみくになるだろう。39回だけに。
とりあえず部屋に鍵を掛け、人払いのメモを張っておく。

「どうして盗撮なんかしたんだ?」
「……あんた、やっぱり何かしたわね!」
教室に入ったから、口封じは解かれている訳だが……ふむ。
「よくもオシッコなんて飲ませ……」
「良いぜ。お前がまた飲尿したいって言うなら――まずはその幻想をぶっ殺さねー。飲ませてやんよ」

例のAA(^o^)のポーズを正確にトレース。

「言ってないわよ!嫌に決まってるじゃない!」
「つまり、あの時の復讐でもしようと思って、返り討ちね」

何も言わなくなっちゃった。図星すなぁ。
まあいい、とりあえずカメラの宜しくない画像を消しませう。
「ゴラァ、私のカメラに汚い手で触んじゃない!!」
うるさいが、写真の処理が優先だ。
一眼レフデジカメのメモリーを見ると、出てくる動画。空気入れチンコをシコってる所だ。
動画撮影だったのか。メモリはボッシュートです。
「……このっ!!」
「ほう、やっぱり飲みたいのかね?」

また押し黙る。トラウマになってるんだろうか?
次に、肩から下げたポーチには……予備の乾電池に、カメラのお手入れセットが一式。
「他に隠してる物はないか?」

「……無いわよ」
目が逸れてるな。嘘くせえ。ボディチェック……あった。ちょい小さいカメラ。プラス小形リモコン。
「じゃあ、これは何だと言うのかな?」
「……防水防塵耐衝撃を売りにした、Oリンパスμシリーズの少し前の型よ。そっちはシャッターのリモコン。
ちょっとやそっとじゃ壊れないから、μシリーズは家庭用にお勧めね。
今日は持ってただけで使ってないけど。」
Oリンパスの回し者みたいな事を。
他に財布とケータイ、学生証、ハンカチ(写真のフィルム模様)、ポケットサイズの三脚が見つかった。
小さいカメラを確認した所、確かに撮影していない模様。まあまあまあ、いい素材じゃないか。
秘技・超電大車輪浪人回しからの華麗なるペン捌き、メモに『宮下のチンコ』と描きなぐり貼る一連の流れ。

もう少しカメラについて分析する。よし分かった。
さて、このカメラには電源スイッチ的な物は無く、スライド式のレンズカバーを手動で開くと電源が入り、閉じると切れる。
まず手始めにそのカバーを開いて閉じてシコシコしてやる。ようするに皮責め相当の行為だ。
「ん、っぐぅ……この、カメラにむちゃくちゃするな……」
自分よりもカメラ優先とはお見逸れしました。だからって許す訳じゃないけど。
カチカチとストッパーが音を立て、それに合わせてもどかしい刺激が宮下を苛む。
しばらくカチカチすると、宮下の顔が赤く染まり、息も荒くなっている。そろそろだな。
レンズカバーを全開にしてやると、電源が入ってレンズ部分が迫り出してくる。まるで勃起だ。
レンズを弄るのはダメ絶対なので、そのまま真っ赤な顔した宮下を撮影する。
素材は(性格を無視すれば)間違なく美少女で、しかもエッチな表情だから目茶苦茶絵になる。
軽くシャッターを押し込み、オートフォーカスでピントを合わせる。
「はい、ミモレットチーズ」
ミモレットは粉ダニが熟成したダニチーズだ。これ豆な。
「いっヤアアアアアアアァァァァァァァァ!?」

こっちは撮影が射精に置き換わっている。ベタだけど、だがそれが良い。
ヘロヘロになった宮下は、倒れ込むように背後の壁にもたれかかった。
さてさて、何かオモシロ機能は……あった、連写モード!
人生初の肉棒悦楽に呼吸を荒げる宮下に、再度フォーカスを合わせる。

「はい、カース・マルツチーズ!」
ねえ知ってる?イタリアのカース・マルツは、ウジムシが体外消化で熟成させ、人によってはウジムシごと食べるチーズなんだって。
カシャシャシャシャシャ!
シャッターを長押しすると、連続でシャッターが切られる。つまるところ連射している訳だ。
「んお゛お゛ぉっ!!チンポがああああ゛あ゛ぁぁぁぁ!!」
死にかけの甲鱗のワーム(G7で出てくる7/6)みたいに、狂ったように暴れる宮下。
スカートが捲れ上がり、ペールグリーンの下着が丸見えになっている。
「あ゛に゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」

――しばらく御桜軟骨でお楽しみくらひゃあああ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁ!!バカ!バカ!まんこ!――

連射を適当に切り上げ、撮影データを確認すると60枚ばかりのコマ割り画像が保存されていた。
一枚毎に少しずつ動く、エロパラパラ漫画だ。
先に進むごとにスカートの染みが現れ、大きくなり、宮下が感じている事を如実に物語っている。
汗だくで、涙と鼻水が小綺麗な顔を彩り、凄惨な汚辱感を醸し出す。
最後には目玉がひっくり返ったみたいに白目を剥き、脱力した口から舌が飛び出していた。床は色々混ざって正体不明と化した宮下汁が水溜まりになっている。
現実の宮下もその写真とまったく同じアヘ顔のまま、ときおりヒクヒク痙攣している。
その傍らで、轟沈していた京が復活し、上体を起こしていた。その表情は怯えの色に染まりながらも赤面している。
俺は床に転がってる空気入れを、上履きで軽く踏んでみた。
「うぎゅっ!!ふ、踏まないで、ふま」
コツンと軽ーくキック。
「ぎゃ!?」
京は股間を押さえてジタバタ。痛いかなー痛いだろうなー。
おとなしくなった京の顔に空気入れを近付ける。
シュコシュコシュコシュコ!エア顔射を食らわす。
「ひやああああああああ!!!!」
涙を浮かべて叫ぶ京。
ああ、凡ミスに対してはちょいやり過ぎかもな。ふむん、そろそろ許してやるか。

宮下を揺り起こし、二人を並べて正座させる。
宮下はもう少し苛めても良いかもだが、せっかく二人いるわけだから、二人使って楽しんだほうが良かろう。

「もう二人とも許してやるけど、最後にちょっとしたゲームといこうか。二人とも互いのチンコを弄って、先にダウンした方は罰ゲームな」
空気入れを宮下に、カメラを京に放る。
受け取り、互いを見やる二人。その表情からは怯えが見て取れるが、京には別の感情も見えるのはなんでなんだぜ。
先に動いたのは、宮下だった。空気入れの先を口に咥え、ピストンを押した。
「ふわっああああああ!!」
「……臭っ!?」
口内に満ちる幻の精臭にむせ、ゲエゲエと喘ぐ宮下。
先手を打たれた京は、お返しとばかりに涼しげなウェアの襟元にカメラを放り、結構なボリュームの胸でサンドする。
「……ックぅぅぅ」
「こっの……」
互いに互いの分身を責め合うが、どうも戦況は京の劣勢のようだ。
乳で挟むとまずスイッチが入らず、よってシャッターも切れず、宮下は射精の感覚を味わわない。出し放題の京に勝てる道理は……
「んあっ、あっ、あはぁぁぁぁぁっ!!」
無かった。艶めいた咆哮を上げ、京が崩れ落ちる。試合開始2分30秒の完全敗北だ。
だが、ブッ倒れた表情がなんだか幸せそうに見える。声音もエロかったし、ヨガってたのか?
まあ良いや、とりあえず勝者だ。

「おめでとう、お前の完全勝利だ」
「…………」
せっかく祝いの言葉を投げたのに、なんだか宮下の様子がおかしい。
ときおりヒクヒク痙攣する京をチラ見しながら、落ち着かない様子でソワソワしている。
「ほら、ちょっと口封じしたら、偽チンコも外し」
「待って……」
ようやく口を開いた宮下は、突然おかしな事を口走った。
「い、嫌、出させて……アソコが、苦しい……」

これはふたなりエロのお約束、射精渇望では無いですか、うむ。
「ほうほう、だったら二人まとめて罰ゲームだけど、良いかな?」
「な、なんでも良いから、お願い……せつない……」
はい死んだ!今宮下の気持ち死んだよ!調教的には気持ち折れたよ!
ばたんきゅー状態の京の胸からカメラを取り上げ、メモの文面を書き換える。
『京と宮下のチンコ』と。
更にもう一枚、新しいメモを取り出し、新たに『宮下のチンコ』と書いて、取り出した謎アイテムに貼る。
宮下のポーチに入ってた、握ると空気が出るだけのポンプに見えるサムシングだ。
「これは何だ?」
「それは……私のおちんちん」
顔を真っ赤にして答えられる。ちげーよ、そんな事聞きたいんじゃねーよ。
一度メモを剥がし、もう一度。
「ブロアーよ。レンズの埃を吹き飛ばす道具……ねえ、お願い早く……」
はいはいお姫様、さっさかイカせてやんよ。もっかいペタッと。
京をまたまた揺り起こすと、二人の下半身の衣服を脱がせ、宮下を仰向けに寝かせる。
そして意外と長さのある空気入れのチューブを、宮下の尻に挿し込む。
「あっ!?」
「ほら京、チンコ持って多い被さる」
「ふあ、また気持ちいいの?」
こいつも完全に墜ちてるな。完璧にチンコ中毒だ。
ほれ、早くしろ。
んでもって最後に、京の尻にブロアーとやらの送風口を突っ込む。
「アッー!」
「ほら宮下、握れ。じゃあ二人とも好きなだけ相手の尻に射精しろ」
「「はい!」」

素晴らしいシンクロで返事した二人は、全力全開で相手の尻に空気を送る。
二人の媚声が混じり、溶け合い、淫らなデュエットを奏でる。
更に俺は二人の痴態が写るようカメラをセットし、リモコンを宮下に渡す。
何も言わずとも彼女はリモコンを操り、写真を撮った。
カシャッ。
二人同時に射精を味わい、また精を浴びる。
重なる嬌声をBGMに、俺は事後処理のメモを書き終えると、部屋を立つ。
とはいえ、チンコ無くすのと口封じ、あとカメラチンコで撮ったデータを後日届ける事くらいだが。帰って宿題をやらねばならん。



後日、宮下がロードレース部と兼部したと聞いた。
どうやらレース目的でなく、サイクリングして写真を撮っているらしい。
曰く撮影の楽しさに目覚めたらしいが……絶対にそれだけじゃない確信が、俺にはあった。
届けられた写真の後半、そこに写る、アナルセックスしながら幸せそうにキスする二人が、その何よりの証拠だった。
《了》


おまけ・変態のサンジミチがみくみく菌に感染したようです



この間、バザーで初音ミクのゲームを買った。PSPのDIVA無印だ。800円なら、中古屋で買うよりは勝ってる筈だ。
音ゲー初心者だったが、なるほど良い物だ。すっかりハマってしまった。
で、一週間で大方クリアしたが、例の曲で詰まった。
BPM240(一分あたり240拍の意)の最高速の別れの歌、初音ミクの消失である。ハードモードだ。
これでグレート評価を出さないと、とある衣装が開放されないのだ。
どれほど速いかはニコでもつべでも行けば分かると思う。
噂によればDIVA2やアーケードでは更に上位難易度があったり、或いは某PARANOiAとか某Plutoはこれを遥かに上回る難しさとか。しかも足操作。
音ゲーって奥が深いっつーか、初心者が絶望する世界だな。
それにアーケードが多くて、練習にも金が掛かる。ミクさんはPSPで良かったよ。
格ゲー、音ゲー、STG、FPSは一見さんお断り四天王だと思う。
ともあれ。
現在挑戦約30回目。最初の20回くらいは曲の途中で切り上げられてしまい、通常評価すら出来なかった。
床にあぐらをかいたまま、今またRetryにカーソルを合わせ――
「兄さん、またそれですか?」
「あ、ミスった」
突然の妹の来訪に指先が狂った。そのままなかなか取り戻せず、一旦ポーズするが、これはまたRetryした方が良さそうだ。
「だからノックしろとだな。」
「別にいつもの事じゃないですか」
いやな、そう言う問題でも無いんだが。
お気に入りらしいピンクのパーカーとデニムのミニスカ姿with黒タイツの結羽は、ミクさんには興味なさそうに部屋を見渡す。
おい、勝手に本棚漁るな。こら、その夢喰いメリー5巻、まだ読んで無いんだぞ。ふざくんな。
どうでもいいけど、まだ単行本が五冊の状況でまともなアニメになるか不安で仕方がない件。
ゲームに関して言えば、見切り発車は某ダメジャーや某戦国姫のような悪夢を生むだけだ。
閑話休題。仕方ないので赤ペンを走らせる。
『○はクリ、×はGスポ、△は乳首、□はアナルの快感を結羽に与える。』
PSPに貼った。
Retryする決定の○ボタンで、結羽がキャッと小さく鳴いた。馬鹿め、本当の地獄はここからだ。

♪僕は生まれそして気付く所詮人の真似事だと以降聞き取れNEEEEEEEE!!

連打ゾーンが早すぎて、PSPを床に置かないと指が間に合わないのだ。そんなプレイングを攻略サイトで推奨するくらいヤバい早い。
何度もチャレンジしてはいるが、それでもうっかりミスをしてしまう。
だが、それ以上のミスの原因がある。

「――――!!」

咄嗟に漫画を床に置き、そのままへたりこんで動かない結羽だ。口に手を当て、声を我慢している。
電子の歌姫の声に合わせ、カチャカチャとボタンを押す音、そして結羽の押し殺した呻きが響く。
だが、天使のミクさんはまだ本気じゃない。
いつもが飛行、警戒の4/4なら、本気を出したミクさんは飛行、先生攻撃、絆魂、プロテクション(デーモン)、プロテクション(ドラゴン)の5/5くらいヤバい。
歌詞か伴奏の強音に合わせるだけの部分が終わると、全力全開が来るのだ。つーか、もう来る。
スーパー連打タイム、はっじまっるよー!
今、俺とミクさんのシンクロ率が急上昇したと思ったらミスった―――――――!!
BPM240の八分音符の譜面で、つまるところ一秒に8連打しなきゃならない極悪ゲー。
ボタン叩くのに必死で、ちっとも歌詞が分からん。
しかし容赦なくアイコンが流れてくるので、捌き続ける。
横目で結羽を見ると、必死で自室に這い戻ろうとしてるが、快感に耐えるので精一杯になって進めていない。
そういえば刺激の強さについて言及するのを忘れていたが、どうやら一発でトんじゃう程でなく、
続ければイきそうな程度のちょうど良い快感を受けているようだ。
たまに甘い声が漏れているのが、馬鹿みたいに喘ぐそこらのAVとかよりエロい。
話は戻ってゲームの方だが、連打ゾーンを攻略したものの、画面が赤く点滅している。
ミスが嵩み、強制中断の危機という事だ。だが、まだ取り返せる。むしろ、ここまで全部前哨戦だ。
このゲームの特徴として、曲の最後のサビがチャンスタイムになる。
チャンスタイムは、音符をキチッと拾ってコンボが続いた時の得点効率が異常に高くなっているのだ。
具体的には、大半の曲でチャンスタイムが完璧なら他がボロボロでも高評価になるくらい。
逆に言うとチャンスタイムの真ん中で一度コンボを切らすと、他がパーフェクトでも爆死するくらいでもある。
そんでもってチャンスタイム到来、シンクロ率今度こそ400%ォォォォォォォォォォ!

流れるアイコン、ボタンを弾く俺、ミクさんの歌声。
そしていよいよ決壊が近付き、声がダダ漏れになりつつある結羽。
正直、結羽の方が気になってる。全然シンクロしてねえ。
だってなんだか、だってエロいんだもん(ハニー風)。チラチラ結羽を見てて、音符の形しか見てない。
「んっ、んくっ……ふああっ!あっあ……あんっ!!」

無理無理無理ゲームなんてしてられるかよ。するけど。
チャンスタイム糸冬了間近。
……ってあれ?コンボ数の数字がリセットされてない。
そして、曲のラスト――――

「ああああ――――――――――――――――――!!」

よく通る高い結羽の叫び。逝ったのか。

――深刻なエラーが発生しました。深刻なエラーg

ミクさんの歌も終わり、リザルト画面に入る。
グレートだった。そういえば早い入力に厳しく、遅いのには驚く程甘いのがこのゲーム。余所見した方がクリアできるって何それこわい。
衣装やアイテムが開放されたメッセージが流れたところで、結羽を見やる。
結羽は床に俯せてピクピクしていた。
よくよく考えると、結羽の絶叫アクメというのは初めて聞く。なかなかの美声だ。
中学の頃、合唱コンクールでクラスのソプラノパートを率いてたらしい。我が妹ながら、なるほど声が良いみたいだ。知らんかった。

『○はクリ、×はGスポ、△は乳首、□はアナルの快感を結羽に与える。』
PSPのメモを再確認。ふむ、悪くないが、せっかくだからこうしてやろう。
次に遊ぶ曲を選びながら、赤ペンでメモを修正する。
『○はクリ、×はGスポ、△は乳首、□はアナルで結羽は絶叫アクメ。』
文字を塗りつぶした無理矢理の修正だが、良かろう。
次はこの曲だ。

♪~♪~♪~(前奏)
科学の限k「あ、あああああ――――――――――――!!イヤ、なにこれ―――――――!!たすキャ―――――――!!」

耳が痛い。何も聞こえない。耳血垂れてんじゃね?鼓膜破れてんじゃね?大丈夫だった。
音爆弾で飛び出る魚竜の気分を味わいながら、すぐにゲームを中断。メモから絶叫は消した。
ちょい休憩し、もう一度。
♪科学の「ひゃわっ!?」
♪限界を「ああっ」
♪超えて「ふぐっ」
♪私は「ひんっ!!」
♪来たんだーよー「はあああん!」

合いの手のように鳴く結羽。もはや俺の部屋である事も忘れ、アンアン喘いでいる。
そして。
♪だからもーっとー私にー歌わせてねー「らめ、また、んひゃああああ……」
こんな調子でみっくみくにしてあげる【してやんよ】終了。最後の方はイキ疲れてヘロヘロになっていた。
それにしても、世界で一番妹様な結羽の、両手がお留守なのをなんとかしてやりたい。
ああ、そうだな。

「結羽、一通りクリアしたから遊んでいいぞ。ほれ」

ブッ倒れてる結羽の前にPSPを置く。
PSPには、新たに『結羽が遊びたい』とメモを貼ってある。
床に崩れている妹は、俺のPSPを握ると、初音ミクと嬌声でデュエットを始めた。
この曲はメルトか。むしろ結羽ののーみそがメルトしてるっぽいが。
それを聞きながら、俺はリビングに行き、積んである漫画を消化するのだった。

《了》


E.S.S.


正式名称はEnglish Study Societyというらしい。
よーするに英語部なんだが、わざわざ英訳する辺りが英語部の英語部たる所以か。
とはいえなんか部活にちなんだエロネタも思い付かないので、適当にメモを書いて全自動無意識下オナニー時空を発生させた。
無論、女子限定なのは言うまでもない。野郎のセンズリに需要なんてあってたまるか。
あ、でもショタ可愛ければどうだろうか?んな奴いないし、どうでもいいか。
ともかく予算案の準備を怠っていた坂木部長(♂)に書類を用意させる間に、麗しい副部長さんのオナニーを見物する事にした。
栗色の髪を後ろでシュシュで縛った副部長、伊吹竜胆は、クラスでも前に立ちたがりの目立ちたがり屋で、それに見合う美貌も持っていた。
パッチリした両目、整った鼻筋、程よく厚みのある唇。
青紫の神秘的な竜胆より、むしろ大輪の薔薇や牡丹を連想させる華やかな美少女だ。
そんな彼女が、スカートとパンツを脱いだ下半身裸の、ある意味全裸より扇情的な状態で股間をまさぐっている。
その格好で、壁に向いて机につき、何やらプリントを読み始めた。覗くとびっしり英語が書いてある。細かくて読めない。
何をするでもなく、ただ眺める。
彼女は気持ちよさげにクリを弄っているが、正直、単調だった。如何にムチムチしたふとももが美しかろうが、つまらない。
もう少し激しくしてもらうか。そう思ってメモを書き足そうと手を伸ばした瞬間、E.S.S.部室のドアが開かれた。

「や、頑張ってる?伊吹」
「あ、三栗先輩」

このタイミングで、OBと思しき美人さんが現れた。判断の根拠は私服だからだ。
「そこのは誰?新入部員?」
「いえ、生徒会の人です。予算案回収みたいですけど、坂木のバカが用意してなかったって」
話を振られ、先輩に軽く会釈する。そろそろ生徒会を名乗るのに慣れつつある俺ガイル。

「ところで、今度のスピーチコンテストの発表、聞いてってもらえますか?」
「別に良いよ。あ、君もゆっくりしていってね」

先輩の言葉の後半は俺に対してだ。
赤ペンの効果は部屋単位なので、早速するするとジーンズを脱ぐ三栗先輩。
その下から現われた淡橙色のショーツも取り去ると、近くのパイプ椅子に腰掛けた。
結構毛の量はあるけど、毛質が細いみたいで、モジャンボじゃなくふわふわエルフーンって感じだ。
それに合わせるように伊吹も机を動かし、スピーチ台(正式名称は知らん)代わりにする。
そして、机を前に仁王立ちオナニーする伊吹と、対面に座ってオナる三栗先輩という構図が出来上がる。
まるで互いをオカズにしあうレズビアンのような光景だ。(俺が)ゆっくりした結果がこれだよ!

でもまあ、オナニーを激しくしてもらうのは変わらないんだがな。
メモには現在、『女性は無意識下でオナニー』と書いてある。そこで俺は、〔オ〕を塗りつぶして〔ア〕に上書きしてみる。
「これが原稿のコピーです。あ、マイクは要るかな?」
「練習だから要らないでしょ。もう暗記できた?」
「まだそこまでは」

ただ単に指の位置が変わっただけらしい。見えない。
いや、むしろ伊吹ちゃんが落ち着いてしまったようだ。お尻じゃそこまで気持ち良くないらしい。
「女性は無意識下で〔大開脚〕アナニー。〔お尻の感度が超☆上昇↑〕」にしてみた。説明不要とは思うが、以降〔〕内が編集部分な。
するとどうだろう、見事に効果覿面。
三栗先輩は、正面に向かいガバーッと脚を広げる。真っ裸の下半身、その中心に咲く肉の華へと雄を誘うような格好だ。
対して伊吹は、ガニ股で上体を反らし、秘部と肛門を晒す下品なポーズ。
だが、美少女がやると滑稽さよりも美しさが先に立ち、マイナスイメージを受けない。「※ただしイケメンに限る」の女版という感じか。
そのまま二人は片手に原稿を持ち、空いた手の指で肛門をグリグリ弄る。

「Happiness is mandatory.It is……んっ、often said in Alpha-complex.」
「んあっ……ほら、つっかえちゃ、ひゃっ、ダメだよ。皆が見てると思って」

感度が上がったからか、二人の声に、息遣いに、甘い響きが混じる。


「わ……Why that's said.……Because,め……many traitors threaten……Alpha-complex.」
「もっと、感情込めて!ほら、traitors(反逆者の意)はもっ……ひぅぅ、もっと憎々しげに……」

おいおい、憎々しげってまた穏やかじゃない事を言いなさる。何の文章かは知らんが。

「But……but,the computer is perfect.……So……so……くああああーっ……はふ……」
イってしまった。脚がグラグラして倒れそうになり、机にもたれる。

「大丈夫?貧血?休んだほうが良いんじゃ……?」
「だ、大丈夫……So,citizens who managed……あっあ……by……the com……んんっ、puter must……be perfect……and happy.っふぅ……」

伊吹の股からポタポタと愛液が垂れ、床に小さな水溜まりを作る。
目一杯に開かれた三栗先輩のアソコも、濡れている事が見て取れた。
もっと色々しても大丈夫だろ。
「女性は〔意識下〕で大開脚〔挿入〕アナニー。お尻の感度が超☆上昇↑〔羞恥はあるが、異常と思わない〕〔お尻の快感をクリ、胸、アソコでも感じる〕〔イったら宣言〕〔聴衆の存在を克明に想像する〕」
更に書き足しちゃった。
色々つけすぎて、タイラント状態だ。腕はバラバで腹ベムスター的な。
「やっ、やだあ!!皆の前でお尻でオナニーしてる!!んあっあああ!イ、イきました!ああっ、またイった!あはぁん!!」
三栗先輩が悲鳴のような声で絶頂宣言をした。
頬を赤く染めた先輩は、そのまま肛門に揃えられた人差し指と中指を埋め、腸壁を引っ掻くように蠢かせる。

「み、見られたらぁ、恥ずかしい!恥ずかしいのにイクぅ!」

潮噴き。アソコがやや上に向く体勢だから、本当にクジラみたいに汁が飛んだ。

「んあっ、だめぇ、っひゃあ!お尻とか見られるの、やっぱりダメぇぇぇ!!普通だけど、恥ずかしいよぉ!!イクっ!!」

ブルッと震えると、三栗先輩は失禁した。
アナニーに加えてお漏らしまで見られ、茹でエビ以上に真っ赤になった先輩の向かい、
伊吹は立ったままでは上手く挿入できずにいる。人差し指の先端少ししか入らず、オナニーの域に達していないのだ。
すると、唐突に可愛いマスコット付きのペンを取り出し、肛門に突き立てた。
なるほど、指じゃなくても挿入は挿入だな。

「んくっ、う……In Alpha-complex no citizen……イクッ!!who unhappy.…………」
スピーチを読み上げる最中に、急に止まってしまった。
手は変わらずにペンを弄び、肛門と腸内を蹂躙しているが、俯き、言葉を発さなくなっていた。

「だ、ダメよぉっ、イクっ!!は、はずかしがってちゃ、スピーチが、あ、アン、できなヒィィ!またお尻イクぅ!!」

先輩からの注意を受け、ハッとしたように赤い顔を上げた伊吹は、ハッキリした声で残りの文章を一気に読んだ。

「If their is anまたイクぅぅぅ!unhappy person he must be a tratorアアアアああああ!み、見らえてう前でイってうぅぅぅ!」

そして、彼女もガクガクと膝を震わせ、呂律が回っていない叫びをあげながら、失禁して果てた。
それから数分後。
開いた脚をピクピク痙攣させ、三栗先輩はとっくにグロッキーしていた。
辛うじてまだ立っていられた伊吹は、今、スピーチの最後の一文を読み上げている。
「ぜえ、So,we don't……forget that maxim.っくふ、"Stay alert!Trust no one!ん……Keep your laser handy"……Thank you for listening.」
パチパチパチ。
何の演説か知らんが、とりあえず拍手しておいた。
後始末をざっと終えた頃、ようやく坂木が書類を持って来たので、それを受け取って俺は次の部活に向かった。

《了》