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2chの「MC・催眠系総合スレ」をまとめてます。(作りかけだから見にくい)
天使の誘惑 - 2chMCスレッド | 彩民のMC小説

天使の誘惑

「ほらほらティータ、早く来ないと置いてっちゃうよ?」
「…ま、まってよぉ、レンちゃーんっ……」

 王都グランセル。
 叡智と慈愛に満ちた名君・女王アリシア2世のお膝元として、
 洗練された趣きを感じさせるリベール王国の首都である。

 その静かな街を、二人の少女が駆けていた。
 おしゃまなドレスに身を包み、頭の上で黒いリボンを結んだ少女はレン。
 服装に似合わない身軽さで、時折後ろを振り返りながら走っている。
 その後ろを、ポテポテと一生懸命追いかけている少女はティータ。
 ゴーグルつきの帽子に、機械作業に適したつなぎ。
 レンと比べるといささか女の子らしくない格好だが、
 帽子からこぼれて揺れる綺麗な金髪と、主人に置いていかれまいと必死に走る子犬のような姿が
 彼女の愛らしさを引き立てていた。

 走る少女たち。
 …いや、ティータは既に息を切らせ、ほとんど歩いているような状態だった。
 2人の距離は開く一方であったが、その差が街通り一つ分に達した時、ついにレンは諦めたようだ。
 木陰に立ち止まり、ため息をついて後続の到着を待つ。

 時計の秒針が優に2回転した後、へろへろになったティータがようやくレンに追いついた。
「もー、ティータったら。そんなんじゃ日が暮れちゃうわよ」
「…はぁはぁ、はぁっ………あぅ、レンちゃんってば早すぎるよぉ…」
 半泣きの表情で言うティータ。
 レンは一つため息をつくと、懐からレースのハンカチを取り出してティータの汗を拭き取る。
 ティータの方が年上のはずだが、とてもそんな風には見えない光景だった。

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「ねぇティータ。レンね、面白いお店見つけたの。いっしょに行かない?」
 きっかけは、そんなレンの一言だった。
 迷子になったレンの両親を探すため、エステルたちはグランセル地方を走り回っている。
 王都の遊撃士協会で待機していたティータは、レンにそう声を掛けられたのだった。
「…面白いお店?」
 首をかしげるティータ。
 はて、グランセルにそんなお店はあったかなぁ?
「えとえと、エーデル百貨店のこと?」
 ティータは、グランセル東区画にある百貨店の名を挙げた。
 規模と賑やかさこそ、商業都市ボースの総合市場たるボースマーケットに譲るものの、
 厳選された品物の集まるリベール王国随一の名店である。
 レンの好きそうな、お洒落な小物もあるはずだ。
「違うわ。西区画の方にあるお店よ」
「西区画? え、えとえと…うーん……」
 
 溯ること3ヶ月前、まだグランセルがリシャール大佐率いる王国軍情報部に支配されていた頃。
 探検気分のエステルに連れられ、表通りから路地裏までくまなく見て回ったが、
 西区画にレンが気に入りそうなお店はあっただろうか。
「ふふ、いいから行きましょ。レンが案内してあげる」
 得意気に笑いかけるレン。
 日はまだ高く、またエステルたちが戻って来る様子もない。
 見た目の幼さとは裏腹にしっかりしているレンは、迷子の不安より退屈の方が勝つのだろう。
 気分晴らしも必要かと、ティータは思った。
「う、うん。じゃあ、エルナンさんに声を掛けてくるから…」
 慌てて受付に走っていくティータ。
 その後姿を、レンは妖しい微笑みで見つめていた―――

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「さ。着いたわよ、ティータ」

 …はっ!
 いけないいけない、疲れのあまり意識が飛んでいたらしい。
 レンに手を引かれ、ようやく我に返るティータ。

 気がつけば、目の前には古ぼけた店が佇んでいた。
 小ぢんまりした木造の店構え。半開きになった入り口の扉の奥は、薄暗くてよく見えない。
 周りを見渡せば、確かにグランセルの西区画なのだが、
 やっぱりこんな店があった記憶はないティータであった。

「………?」
「なにボーっとしてるの? 早く入りましょ」
 レンは扉の前に立つと、手を添えてそっと押した。
 ギィ……と、軋んだ音を立てて扉が開く。
 そのままスタスタと、レンは中に入っていってしまった。
「あ……ちょ、ちょっと待ってレンちゃんーっ!」
 慌ててレンを追うティータ。


 店の中は、湿気を含んだ古ぼけた臭いがした。
 ほとんどの窓が閉まっており、外の光は天井の板の隙間からわずかに入る程度。

 暗さに目が慣れてくると、品物がところ狭しと並べられていることに気付く。
 木の皮で編んだバスケットに入れられた小物類、棚に並んだ様々なガラス細工。
 小さな雑貨屋のような雰囲気であった。

 確かに、レンが気に入りそうなお店だ。
 大人びた感性を持つレンには、同年代の少女で賑やかな店よりも
 こういう落ち着いた場所の方が似合う気がする。
 …少しばかり落ち着き過ぎかもしれないけれど。

(あれ? そう言えばお店の人はどこだろう?)
 店の中をぐるっと見回すが、店員らしき人影は見当たらない。
(今日はお休みなのかな? でも、鍵は開いていたし…)

 そんな事を考えていると、レンが棚で何やら見つけたらしい。

「見てティータ。これ、香水みたい」
 そう言って、両手で包んだ小さな瓶を見せる。
 透き通ったガラスの中に、淡いピンク色の液体が揺れていた。
「香水かぁ……レンちゃん、こういうの好きなの?」
「もちろんよ。一人前のレディは、香りにだって気をつかうのよ」
 えっへんと、得意そうに語るレン。背伸びした物言いに、ティータは思わず微笑んだ。
 レンはちょっとふくれ顔になって、
「もー、笑うなんて失礼しちゃうわ。
 ティータだって、こういうのに興味持たなきゃダメよ」
 そう言って瓶をティータの前に突き出す。
「わ、わたしにはまだ早いよぉ…」
 困り笑いで両手を振るティータだったが、レンは甘いと言わんばかりに、
「何言ってるのよ。
 そんなこと言ってると、オトナのおねーさんにアガットをとられちゃうわよ」
 奥手な少女を責めるような発言をした。
「あ、あうぅ……」
 顔を赤らめてうつむくティータ。否定をしない正直さが何とも愛らしい。
「ふふ。ほら、今のうちからお勉強しなきゃ。
 とりあえず、この香水の匂いから確かめてみましょ?」
 諭すように語りかけ、瓶のふたを開けるレン。
 そして、うつむいたティータに瓶を近づけ、そっと匂いを嗅がせた。
「あっ……」
 不思議な匂いがティータを包んだ。
 一言で言えば、甘い匂い。でもこれは、一体何の匂いなんだろう。
 蜂蜜たっぷりのホットケーキ? お風呂で使うミルクの石鹸?
 それとも、色とりどりの花が咲く花畑…?
 世界中の甘い匂いを集めたような、そんな夢のような気分にさせる匂い。
「……ふわぁ……いいにおい…………」
 まぶたが緩み、夢見心地の表情になるティータ。
 
 その様子を静かに見守っていたレンは、くすっと笑うと同時に、胸元から何かを取り出した。
 それはペンダントだった。銀色の鎖の先端に、小さな翠色の宝石が飾られている。

「ほーら、ティータ…このペンダントをよく見て……」
 香水の甘たるい匂いのせいで思考力が奪われていたティータは、
 何の疑問も抱かずにぼんやりとペンダントを見つめる。
「…このペンダントを見ていると、だんだん頭がボーっとしてくるわ。
 気持ちがとても落ち着いて、すごく幸せな気持ちになるの。
 ほら、深呼吸して………そう、息を吐くたびに、ゆっくりと思考がとろけていく……」
 
 すって、はいて……すって……はいて………
 深呼吸を繰り返すうち、ティータは心地よいまどろみの中に誘われていく。
 深く、もっと深く……甘くとろける夢の世界へ…………。
「…ふ……ぁ…………」
 ティータの足から力が抜け、ぺたんと床に座り込む。
 レンはゆっくりとペンダントを振り出す。
 甘い匂いと揺れるペンダントの輝きだけが、ティータの感覚を満たしていく。
 頭の芯が痺れて、何も考えられなくなる…。

(さてと、こんなところかしらね)
 恍惚としたティータの顔を見て、レンが微笑む。
「ふふっ…。レンね、ティータのこと、食べてあげる」
 ぺろっと唇を舐め、顔を近づけていく。
 そして、とろんした表情のままのティータと唇を重ねた。
「ん、んむっ……」
 一瞬びくっと反応するティータ。
 だが抵抗はそれだけで、すんなりとレンのキスを受け入れてしまった。

 ちゅっ…ちゅっ……。
 小鳥がついばむ様に、小さな口付けを何回も交わす。
 そのうちだんだんと深いキスへ変わっていき、
 いつしか舌を絡め合う頃には、ティータの体からはすっかり力が抜けていた。

「………ふぁあっ…………」
 長いキスから解放され、息をつくティータ。
 うつろな目に、小さな快楽の光が宿っていることをレンは見逃さなかった。
(ふふ、ここからが本番なのよ♪)
 くすりと笑うレン。
「さぁティータ。着ているもの、脱いじゃいましょう」
 レンの小さな手が、ティータの服を脱がしていく。
 つなぎのボタンを外し、チャックを下げ、ゆっくりとはだけさせる。
 ティータはされるがまま、純白のスリップに木綿のパンツという、
 歳相応の子供らしい下着姿になってしまった。

 レンはうふふと微笑むと、ティータの秘所を狙って右手を伸ばした。
 下着の上から、レンの指が優しく愛撫する。
「んぁ……はぁ…っ!」
 ティータは初めて感じる刺激に反応し、びくんと体を反応させる。
 レンの手は止まらず、強弱をつけて攻め続ける。
「は……はにゃ……ふにゃぁ………っ!」
 ティータの蜜壷は少しずつ、だが確実に湿り気を帯びていく。
 下着に小さな染みが出来始めたことを確認したレンは、
 今度は左手をスリップの下に滑り込ませ、小さな膨らみを襲った。

「あぅっ……!」
 指先で先端を弾くたび、ティータの口から声が漏れる。 
 そっと膨らみを撫でるたび、ティータの体が反応する。
 白い肌はほんのりと桃色に染まり、潤んだ目はどこか遠くを見ているようだ。
 左手で胸を、右手で秘所を攻められ、ティータは快楽の海を漂う。

「ふふふ、ティータはエッチな子。年下の女の子にこんなことされて気持ち良くなっちゃう、
 とってもとってもエッチな子なのよ」
 くちゅくちゅと響く水音と同じ粘り気をもって、レンは耳元で妖しく囁く。
「…わたし、えっちな子…」
 ぽわんとした目でレンを見上げながら、ティータが呟く。
「そうよ。だから、もっともっと気持ち良くなっていいの。声を出していいの。
 頭の中をエッチな気持ちと、甘い匂いでいっぱいにしちゃえばいいの」
 再び、香水の瓶をティータに近付ける。
「はふぅ………」
 ティータの表情が、とろとろに蕩けていく。
 香水の魅惑的な甘い匂いは、深い深い場所へティータを誘っていく。
「さあ、レンに見せて。まだ誰も見たことのない、ティータの一番可愛いお顔…」
 レンはティータの木綿の下着を脱がすと、顔を下半身にうずめ、両腕を腰にまわした。
 そして―――

「――ひああっ!?」
 ぴちゃぴちゃ、ぴちゃぴちゃ……。
 仔猫がミルクを舐めるように、ティータの秘所を浸食していく。
 先ほどまでとは比べ物にならない刺激に、ティータは体をのけ反らそうとする。
 だが、しっかりとまわされたレンの腕からは逃れられず、快感をまともに受け止めることになった。
「あ、あっ、ひぁっ、や、やぁ……!」
 断続的に、そして集中的に、蜜壷を攻められる。
 とめどなく襲い来る快楽と、とめどなく溢れる淫靡な蜜。
 それに合わせ、ティータの口からは幼い嬌声が発せられる。
 ほどなく声は甘く切なく、より高いもの変わっていく。
「ふふ、もう我慢できないでしょう?
 だいじょうぶ、そのまま身を任せて。レンが高い所に連れて行ってあげる…」
 ちゅるっ、ちゅるるっ!
 とどめとばかりに、レンは強く蜜を吸い上げた。
「―――ふわあぁっ―――――!」
 ティータの体が大きく跳ねる。
 レンの両腕の力は緩められており、弾けた快楽とリンクした体の動きが
 ティータの頭の中を真っ白に染めた。
「…ふぁ……んあぁ………」
 今までに感じたことのない快楽の余韻が、ティータを優しく包む。
 そのままぐったりと、木の床に体を横たえた。
(うふ、楽しかったわ)
 ティータの蜜がついた指をぺろっと舐め、満足そうに微笑むレン。
(初期誘導にも深化にも使えるわね、この催眠薬。
 耐性のあるレンでもウットリしちゃうくらいいい匂いだし、さすが十三工房製ね)
 試作品の薬に高い評価を与える。後々レポートの提出が必要だが、レンに掛かれば手間ではない。
(さて、仕上げをしないとね)
 レンはまたペンダントを取り出し、放心しているティータの目の前にかざした。
「よく聞いて、ティータ。あなたはここで起こったことは全部忘れてしまう。
 その代わり遊撃士協会に戻ったら、今からレンの言うことを思い出すの」
 宝石の煌めきを瞳に当てながら、ゆっくりと囁く。
「遊撃士協会に戻ったら、あなたは皆にお茶を振舞いたくなる。
 お茶の葉は、戸棚の一番奥の箱を使うの。それが一番美味しいお茶よ。忘れないでね」
「…はい、わかりました……」
 ぼんやりとティータが頷く。
 そのお茶の葉には、結社製の強力な睡眠薬が混ぜられている。
 先ほどの催眠香水と異なり、服用したものを速やかに深い眠りへ誘うものだ。
 無色透明、無味無臭という捜査泣かせの代物。もっとも、一般の方法では検出すら出来ないだろうが。
 
(A級遊撃士に皇子様にお姫様に…勘の良さそうな人が揃ってるわ。念には念を入れなきゃ。
 レンがクッキーをお皿に並べて、ティータにお茶の準備を任せるの。
 ティータが一人で入れたお茶なら、誰も怪しまないはずよ)
 クッキーには何も盛らず、これを自然にティータが先に食べるようにすればいい。
 こうすれば、より成功率は増すだろう。

(それにしても、『お茶会』の準備は大変ね)
 くすくすと笑うレン。
 催眠は専門ではないため、対象を確実に暗示に掛けるため
 絶頂後の放心状態を狙おうと考えたが、これもいささか回りくどかっただろうか。
 とはいえ、これで全ての準備が整った。
 後は今宵のメインディッシュを待つのみ、というわけだ。
(その前に、もう少し息抜きしておこうかしら。今度はレンも楽しませてね)
 惚けているティータに妖しい視線を向けたレンは、自らのドレスを脱ぎ出した。
 一糸纏わぬ姿となり、レンはティータにしな垂れかかる―――     

(了)