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2chの「MC・催眠系総合スレ」をまとめてます。(作りかけだから見にくい)
人造フェティシズム - 2chMCスレッド

人造フェティシズム

「どうかしましたか? 先輩」
「あっ…… 何でもないの……」

視線に気付かれてしまい、私は慌ててはぐらかした。
生徒会の議事の最中だから、小声で遣り取りする。
彼はちょっとだけ不審そうな顔をしたけれど、発言中の委員の方に顔を向けた。
副会長である私も、本当はそうすべきなのだ。
でも、止めなきゃいけないとは思いながらも、隣に坐る彼の方を横目で見てしまう。
彼の横顔をではない。
気になって仕方が無いのは、長机の影でよく見えない場所にある。
集中できず、発言者の言葉が半分以上頭の中から漏れてしまう。
後で議事録を確認させて貰わなければならない。
そんな事を思いながらも委員の発言は終わり、今日予定された議事は全て終了した。

「お疲れ様です。では、何かこの場を借りて発言なさりたい方はいらっしゃいますか?」

生徒会長の声に、委員会室に集まったクラスの代表者から手は挙がらなかった。
代わりに、書記として坐っていた彼が手を挙げる。

「どうぞ……」
「はい、私事で申し訳ないのですが、先日僕の下駄箱から上履きが消えていました」

彼のその言葉を聞いて、私の心臓は震え上がった。
クラス委員たちは、発言者である彼の方を、私の隣を見ている。
心中の動揺を彼らから隠すために、私は思わず顔を伏せた。

「状況から考えて、盗難にあったと思われます。
 先生方には報告済みですが、皆さんのクラスでも同様の事例があるようでしたら報告をお願いします。
 また、私物の管理徹底、および貴重品の持込みは控えるよう、HRで啓発をお願いします」

私はもう、彼の方を見ることは出来なかった。
緊張で、手がぶるぶると震えていた。
頭は朦朧として、それから会長が議事の終了を宣言し、挨拶を交わしたのさえ憶えていない。
クラス委員たちが教室からぞろぞろと出て行く。
出来る事ならば、私も彼らと一緒にここを去りたかった。
一秒でも速く、彼の側から離れたかった。
けれども、生徒会役員は議事終了後に軽く打ち合わせをするのが通例だ。
役員達、彼も含めたみんなが会長の周りに椅子を集める。

「お疲れでーす」
「お疲れー」

いつもと同じように、なごやかな挨拶。
一仕事終わった開放感が、みんなから溢れている。
でも、私は顔を上げられない。
震える身体を押さえるので精一杯だ。

「あの、先輩?」
「えっ……!?」
「顔色悪いですよ。どこか具合でも良くないんじゃ?」
「へっ、平気よ……」
「いや、里央? 彼の言うとおり本当に顔色悪いよ!?」
「会長、先輩には後で打ち合わせの内容伝えることにして、
 今日は早引けして貰った方が良いと思うんですけど」
「うん、そうするべきだね。里央、気にしなくていいから、今日は帰りなよ」
「……」

みんな心配そうに私の方を見ている。
思わず涙が出そうになる。
彼らのいたわりの気持ちが、私の心に突き刺さった。

「じゃあ、僕が送っていきますよ」

隣に坐っていた彼が言った時、私はそれを断りたかった。
他の誰でも良い。
彼は駄目だ。
しかし、私は彼が促すままに立ち上がり、一緒に廊下を歩き始めてしまった。
その時の私は、打ちひしがれて断る力もなかったのだ……

放課後の廊下を、彼と一緒に歩く。
彼は私の荷物を持ってくれた上、肩まで貸してくれた。
彼の肩に手を乗せ、人気の無い通路を歩く。
二人の足音が、静かな廊下に響いた。

「あ……」
「おっと、すいません」

足がもつれて、彼の脚にぶつかってしまった。
彼は謝ってくれたが、こんな事態であっても私の心はざわめいてしまった。

「……」

とても気まずい。
いや、気まずいのは私だけか。
この期に及んでも、私は彼の下半身が気になって仕方が無い。
本当に、度し難い愚かさだ。
身体のだるさで、顔を上げられない風に思わせておいて、彼の身体をじっと見つめているのだから。

「先輩、一応タクシー呼んどきますから」
「う……うん、ありがとう…… あの……」

私は、彼に全てを告白したくなった。
全てを白状して、楽になりたかった。
でも、何故か言葉が喉から出ない。
代わりに出たのは、後で考えても言わなければ良かったと思うような言葉だった。

「上履き、盗まれたの?」
「えっ?」
「ほら、さっき委員会で発言したじゃない……」
「ああ…… そうです。一昨日学校に来たら、下駄箱から上履きが消えてました」
「ひ、非道いことをする人が…… ウチの学校にも…… いるのね」
「ええ、非道い話です。でも、悪意があっての事ではないのかもと思うんですよ」
「……」
「消えた上履きの代わりに、同じサイズで未使用の上履きが入ってましたから。
 何かの原因で、僕の上履きを駄目にしてしまった人が、代わりに入れておいたのかもと思うんです」
「そ、そうかもしれないわね」
「ただし、当事者の意図が判らない以上、僕は絶対その上履きを履く心算はありませんけどね」
「……」
「どうしました、先輩? やっぱり気分が悪いんですか?」

彼の肩に乗せていた手に力を込められなくなり、私は廊下にうずくまった。
苦しい。
彼は私の背中を、さすってくれた。
こんな私に優しくしてくれるのが、とても嬉しい。
反面、情けない気持ちで胸が一杯になる。
胸が張り裂けそうになる。
私は必死に涙を堪えた。



・・・・・・・・・



タクシーに乗って、私は自宅へと戻った。
彼は『このまま自分の祖父が経営してる病院へ行ったら』と進めてくれたが、それは断った。
この苦しみは、病院で診察してもらったからといって治る類のものではないからだ。
玄関では、母が心配そうに待っていた。
おそらく、彼が自宅へ連絡しておいてくれたのだろう。
おぼつかない足取りで、私は自室へ戻る。
『生理不順で頭が痛いから、暫く一人にしておいて』と、母には言った。
理由は嘘だが、一人になりたいのは本当だ。
制服を着たまま、私はベッドに倒れこんだ。
私は自問する。

「……なんで、なんでこんな事しちゃったんだろ?」

答えは返ってくるはずも無い。
心の苦しみの原因は、自分でも判ってる。
それは、このベッドの下に隠してある。
ばれないうちに、こっそり捨ててしまうべきかもしれない。
けど、どうしても出来ない。
私は、寝台の下にしまっておいた収納ボックスを取り出した。
本当に、何故こんな真似をしてしまったのか。
蓋を開いて、私はそこに入れてあった学校指定の上履き、ただし自分の物ではないそれを取り出した。

いつの頃からだろうか、彼の脚が気になりだしたのは。
よく判らないが、半月ほど前からか?
突然だったと思う。
始めは、なんで顔でも身体でもなく、脚が気にかかるのか不思議だった。
何の変哲も無い脚のはずなのに、気が付けば目で追っていた。
そして、先週からさらに酷くなった。
彼の足に関わるものが、彼が履いているものが、どうしても欲しくなってしまった。
無論、本人に『呉れ』と言える訳が無い。
そこまで親しくしていないし、そもそもどんなに親しくなったとしても、
靴やズボンを貰うなんて、どんな口実をつければいいというのか?

「ぅ……」

でも、あの時は自分はどうにかしていた。
何度も何度も、いけないことだと自分に言い聞かせたのに、気持ちが抑え切れなかった。
そして遂に、先週の金曜日に彼の下駄箱から黙って持ち帰ってしまった。
いや、言いつくろうのは止めよう。
彼の上履きを盗んでしまった。
代わりの上履きを買って入れ替えておいたのは、せめてもの罪滅ぼしのつもりだった。
けれども、そんな小細工をするという事こそ、これが悪いことだと理解している証拠なのだ。

(返さなきゃ、いけないのに……)

彼の足が履いていたと思うだけで、心が騒ぎ出す。
私はそれを胸に抱き締めた。
学校生活で用いる上履きだから、決して清潔なものではない。
でも、汚れなんか気にならなかった。

(……スーッ)

思い切り息を吸い込み、臭いを嗅ぐ。
すえた臭いが鼻を突く。
頭が痺れそうになる。
他人のなら鼻を摘みたくなる臭いのはずなのに、
彼のものだと思うと何とも芳しく思えるから不思議だ。
それどこか……

(ハッ……! なっ、何やってるのよっ!?)

抱え込んでいた彼の上履きを、私はベッドに叩きつけた。
壁にぶつけて親を不審がらせないだけの理性は、流石に残っていた。
昨晩、もうこんな事は止めようと誓ったはずなのに、どうしても我慢できない。
そう、今更この上履きを返せる訳が無い。
これを使って、私がどんな事をしたか彼が知ったのなら、絶対に履くことはない、
否、触れるのさえ嫌がるだろう。
我慢し続けた涙が溢れ、頬を伝って流れ落ちた。

(こんな…… こんなの、まるっきり変態じゃないっ!!)

そう、どんなに言いつくろっても仕方が無い。
私は後輩の男子生徒の脚に劣情を憶える変態なのだ。
厭らしい男性が、女性の下着を性的欲望の対象にするように、
私は彼の靴に、ズボンに、上履きに欲情するのだ。
ベッドの上で丸くなり、自分の身体を抱き締めるように縮こまったまま、私は暫くじっとしていた。
恥ずかしい。
自分で自分が嫌になる。
彼に申し訳ない。
罪悪感と自己嫌悪が私を責める。

盗んでから何度も、こっそり処分してしまおうかと思った。
誰にも気付かれぬよう捨ててしまえば、私が犯人だとバレる事は無い。
彼ともまた、生徒会役員の一員として以前どおりに付き合える。
でも、どうしても決心が付かず、手放せそうに無い自分に気が付く。
そして、もしこれを捨てても、また彼の脚に関わるものを欲してしまわないかが不安なのだ。

(……)

私は、叩き付けた上履きの片方を手に取った。
これに、彼はあの足を通していたのだ。
隙あらば四六時中見ていたのだから、私は目を瞑っても彼の足を想像できる。
途端に、欲求が身体に沸き起こる。
さっき臭いを嗅いだ時は堪えたけれど、一度点いた火はそう簡単には消せない。
私は、それを自分の股間へ運ぶ。

(あっ、)

スカートの上から先端を当てただけで、疼いていた身体が反応した。
彼の履いていた上履きが、私の股間をなぞり上げる。
布地を通してなのに、どうしてこんなに良いのだろう。
これまで、指やペンでしていたのとは比べ物にならない。
今となっては、なんであんな味気ない行為で満足できていたのか?

手に持った上履きを、私は彼自身の足が履いているように思い込もうとする。
彼の足が、私の股間を上履きでなぞり上げるのだ。
すぐにスカート越しではもどかしくなった。
スカートを巻くり上げ、ショーツ越しに当てる。
彼の足が、私のアソコを踏みつけ、小突き、嬲り上げる事を想像し、身体の奥がどんどん熱くなった。

「はあっ…… あん……っ!」

熱い吐息が唇から零れた。
脳裏に浮かぶ彼の姿。
その足で、彼は私の股間をぐにぐにと踏みつける。
正直に言えば、こんな上履きを使っての自慰ではなく、彼の足で直接して欲しい。
土足でも、素足でもどっちでもいい。
でも、そんな事出来るはずがない。
彼には、私が男子の脚に欲情する変態だという事は知られたくない。
して欲しいけれど、知られたくない。
板ばさみになった私に出来る事は、こうして盗んだ上履きでオナニーすることぐらい。

(うっ…… ごめんなさいっ、ごめんなさい)

心の中で、私は彼に謝った。
上履きを盗んだ事と、こうして彼を穢している事。
二の意味で謝った。
本当は、直接会って謝りたい。
彼にごめんなさいと言いたい。
私は心底そう思った。
跪いて、頭を床に摩り付けてでも許しを乞いたい。
土下座した私の頭を、彼に踏みつけられてもいい。
『変態、泥棒』と罵られてもいい。
彼が許してくれるのなら、私は甘んじてそれを受けよう。

もう片方の上履きを、私は胸に当てる。
性格に言えば、そのゴムの縁が乳首に当たるような位置に持っていく。
それをどうするかは言うまでも無い。
左右の上履きを身体に押し当て、私は卑猥な妄想に浸る。
駄目な女の子だと、自分でも思う。
それでもどうしても止められない。

(もし、彼に許してもらうために、彼が『靴にキスしろ』と言ったら、喜んでキスする……
 『足を舐めろ』と言ったなら、私、躊躇わずに舐めるのに……
 足の指の間も、一本ずつ、口に含んで……)

現実には、彼はそんなことは言わないだろう。
だが妄想の中の彼はそう言ってくれる。
胸に上履きを押し当てる力が自然に強くなり、股間を擦り上げる上履きは、
既に膨らんでいる陰核をつま先で捕らえる。

(っ…… ぁ…… ぁぅ!)

私はベッドのシーツを噛んで、喘ぎ声が部屋の外に漏れないようにした。
そこを弄ると、たまらなく気持ちが良いのだ。
繰り返し繰り返し、つま先で踏みにじる。
上履きでしてこれ程ならば、彼の足で直接されたのなら、
私は嬉しくて頭がおかしくなってしまう。
そもそもこんな淫乱な変態には、普通にセックスするなんていう資格は無いのかもしれない。
彼の足の指でクリトリスを摘まれ、ヴァギナに足の指を突っ込まれるのが相応しいのだ。

(そして彼は、こんな私の股間を蹴り上げ、冷たく言い放つのね…… 『変態』って)

妄想も、上履きを持つ手も最早止まらなかった。
ショーツ越しにつま先をぶつけ、自分で自分を嬲る。
そうすることで、益々昂っていく。
既に下着はあふれ出した愛液でぐっしょりと濡れ、上履きの先も湿っている。
こんなものを返せるわけが無い。
脚を伸ばし、ぐいぐいと押し付ける。
幕切れは近い。
寝具を食い千切ってしまいそうなほど強く噛み締めて、私は気持ちを股間を擦る動きに集中する。
何度も何度も、ショーツの上から擦る。
気持ちが良くて止められない。
そして、それが来る。

「んっ、んんんーーーーっ……!!」

合わせるように、私はこれまで以上の力で陰核を擦り上げた。
一番強い快楽の波が、私を押し流して行った。
身体から力が抜ける。
握り締めていた上履きを、私は離していた。

(また、しちゃった……)

呼吸が落ち着くのともに、理性も戻ってくる。
昨日で最後にしようと決めていたはずなのに、今日もしてしまった。
これで終わりにできるだろうか。
いや、その前に明日どんな顔をして彼に会えばいいのだろう。

(ごめんなさいっ、だけど…… 我慢できないっ)

自分でも答えが見つからないまま、私は濡れたショーツを履き替えるためにベッドから起き上がった。


・・・・・・・・・


(ふむ、今日は直接顔を合わせただけあって激しかったな)

隠しカメラの画像を鑑賞しながら、僕はそう思った。
先輩は気が付いていないだろうが、彼女の部屋は数箇所の隠しカメラで遠隔監視されている。
勿論、僕は他人の部屋に忍び込んでカメラを設置するようなリスクを犯すはずが無い。
設置したのは、彼女自身だ。
ただし、彼女にその記憶は無いし、カメラがあるという認識さえない。
だからこそ、こうして僕は先輩のオナニーを無断で鑑賞できるのだ。

ちなみに、彼女の部屋にカメラが設置されたのと、
彼女が僕の脚に興味を持ち始めた時期は完全に一致する。
これは、人間の性癖に催眠はどこまで干渉出来るかという実験である。
催眠状態で行った綿密な誘導で、彼女は知らず知らずのうちに僕の脚に性的劣情を抱くようになった。
生徒会で副会長を務める里央先輩。
正義感が強く、真面目で優しい彼女を、どこまで性的に撓められるか、僕は挑戦してみたのだ。

結論から言えば、実験は成功だといえるだろう。
現在の先輩は、軽く脚をぶつけただけで身体が反応する程になっている。
この分なら、僕が『膝枕してあげる』と言ったなら、それだけで達してしまうかもしれないな。
さらに、彼女の持つ強い倫理観を催眠でねじ伏せたことは特筆すべき事である。
なんせ先輩に窃盗まで働かせることができたのだ。
まさか代わりに新品の上履きを用意してくれるとは思っていなかったが、
なるほど、よくよく考えてみれば代償行為としては筋が通っている。

(さて、先輩に明日どんな顔をして会って上げようか?)

優しい後輩としては、何の疑いも持たない純粋な好意で、彼女の身体を気遣ってやるべきだろう。
それが一番、彼女の心に響くはずだ。
僕は遠隔カメラのスイッチを切る。
そして記録媒体に新規の暗証番号を登録し、僕以外の人間が触れ得ないようにする。
これは、僕の個人的な研究資料なのだ。
他人の自慰行為をこっそり盗撮するような僕だが、自分の成果を他人に見せびらかす趣味は無い。

(だから、安心していいですよ。里央先輩)

思わず笑みがこぼれた。
よし、明日はこの顔で彼女に会うこととしよう。