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2chの「MC・催眠系総合スレ」をまとめてます。(作りかけだから見にくい)
まほう少女誕生 - 2chMCスレッド

まほう少女誕生

『第一話 まほう少女誕生』

校舎の片隅で数人の不良達がいざこざを起こしている
久米奈央は物陰に隠れて携帯電話を取り出すとボタンを数回押して耳に当てる
ピロリン♪ピロリン♪ピンピロリ~ン♪
とメロディーが鳴り、すると次の瞬間には頭には帽子を被り顔には目元を隠すように大きなアイマスク
そして衣装はレオタードの上にチョッキと下はフワッとしたスカートというアニメの魔法少女でよくいそうな姿になっていた
身体の全身に熱を感じながら奈央は物陰から出ると勇気を出し不良達の所に歩みを進めていく
「何だオメエ変な格好して」
浴びせられる不良達の言葉を無視して
「喧嘩を止めなさい!」
と奈央が叫ぶ
すると次の瞬間には
「分かった、止めるよ」
不良達は背を向けてそう言いながらその場を離れていった
その様子を眺めながら奈央は
(「この変身措置の機能も本物だったんだ」)
と思いながら再び物影に隠れると携帯のボタンを押し元の服に戻った
しかし身体はまだ熱があるように火照っていた
奈央はその足で漫画研究会の部室に向かった
奈央が部室に入ると四人の男達がおりその内の一人が奈央に近づいて
「本物だと確認出来た?」
と確認してきた
事の発端は生徒会長である久米奈央が漫画研究会の部室を訪れた事に始まる
正式名称は『漫画作品内における発明品の実用性及び実現性の研究会』なのだが誰も呼ばず省略されている
そして、漫画研究会とは名ばかりのただ漫画雑誌を読んで時間を潰している部には部費等割けないと告げるのが訪れた理由だ
「漫画読んで無駄に時間潰して!あなた達、大学には行かないの?受験勉強はしなくていいの!」
「ろくに活動もしていない部に学校のお金は割けません。今後漫画研究会の部費は無しにします」
奈央は部室に入ると同じ二年で顔に見覚えのある豊島正敏に向けて矢継ぎ早に告げたが
返ってきたのは予想通りの答えだった
「うちらはちゃんと活動してるよ」
ちゃんとした活動が見えないのは漫画研究会だけではない
他のまともに活動していない部にも文句を告げたが返ってくるのはいつも似た言葉だ
「どこが活動してるの?今もただ漫画を読んで…」
「うちの活動はこれだよ」
奈央の言葉を遮って正敏が口を挟み部室の奥にある透明な円柱ケースを指差す
透明な円柱ケースの中にはアニメに出てくる魔法少女のような服を着た等身大のマネキンが設置されていた
「これが何?」
奈央が訪ねると
「変身スーツ」
と正敏が当たり前のように答える
「アニメか何かの衣装でしょ?こんなのを買うのが活動なの?」
手作り感等全く無い服を着たマネキンを見ながら思った事をそのまま告げる
「買ったんじゃないよ、作ったんだよ。さっきも言ったように変身出来るスーツだよ」
正敏が真面目な顔で答えてくる
「男のあなた達がこの衣装を着て女の子に成り切るの(笑)?」
奈央は正敏の答えに嘲笑したように返したが
「久米さんは僕の父親の事知ってる?」
真顔で聞いてくる正敏の言葉に奈央は少し考える
(「豊島君のお父さんは確か世界で知らない人はいない有名な大発明家の…」)
奈央が考えていると
「久米さんはさっき受験勉強がどうとか言ってたけど、俺は高校卒業したら父親の所で働くんだよ」
正敏が話しだして更に続ける
「そこにある服は父が今研究している物質転送の試作品だよ。それを俺達が改良しながら作り上げてるんだ」
奈央は語られる突拍子も無い話を黙って聞いている
「女の服なのは素材のコストとしての必要量という点もあるけど転送時に身体にかかる負荷の減少度合いが女性の方が…」
何やら難しい話も色々していたのだが最終的に
「一応現段階でも一瞬で変身出来るレベルだよ」
と言われて半信半疑だった、というより信じていなかった
その事が顔に出ていたのだろうか、正敏から
「別に信じなくていいから試してみて」
そのように言われ携帯電話にしか見えない物を渡される
「そのロッカーにでも入って、ココとココとココを押して耳に当てて」
言われると奈央は指示通りに部室の奥にある、人が入れるサイズのロッカーの中に入りボタンを押す
ピロリン♪ピロリン♪ピンピロリ~ン♪
耳元でそんなメロディーが聞こえた次の瞬間には視界が少し狭くなっていた
身体も何だか少し熱い
ロッカーを出ると正敏が手鏡を渡す
視界が少し狭く感じたのは目の部分に大きなアイマスクが着いていたからだった
帽子もいつのまにか被っている
下を見ると先程マネキンが着ていた服やスカートを自分が着ていることに気付く
正敏が透明な円柱ケースを指差す
そこには今まで自分が着ていた制服を身に着けているマネキンがいる
(「えっ何で!?本当なの?嘘っ!」)
戸惑っている奈央に正敏が
「取りあえず、もう一度ロッカーに戻って同じ事して」
言われたとおりロッカーに入り再び携帯を操作して耳元に当てると
ピロリン♪ピロリン♪ピンピロリ~ン♪
耳元で先程のメロディーが聞こえて次の瞬間には視界が明るくなっていた
身体はまだ何となく熱いがロッカーを出て自分の姿を見てみる
ちゃんと制服を着ている
マネキンの方を見てみると最初に見たままの先程自分が着ていた衣装を身に着けている
「本…当…なの…?」
実際に自分が経験したのだが信じられなくて声に出して聞いていた
真実の発端は十日程前に遡る
文化祭の催しの一つで豊島正敏達の漫画研究会は催眠術体験なる物を開いていた
実際には漫画の中に出てくるトリックや人体の仕組みを使った錯覚で催眠術にかかった気分になるという物だったのだが
あまり人気も無く客も殆どやってこなかった
そして客が誰もいない時に文化祭の見回りで久米奈央がやってきた
どんな事をやっているのか、実際にちゃんと活動しているのかを見て回っていたのだ
正敏は久米奈央の事をしっていた
クラスは違うが同学年で生徒会長をしているので集会等で何度も見かけている
各部長の集まりで予算の話をする時も当然参加している
自分の部の予算の事で厳しい事を言われたので良い印象は持っていないが
顔は飛び切りの美人という訳ではないが並以上の容姿や顔立ちで正敏も好みの顔である
奈央が文化祭の活動確認をするといったので実際に体験してもらうことにした
「はい、まずは気持ちを静かにして声を出さないで私の指示に従って下さいね」
正敏は他の何人か来た客にもやったように奈央に指示を出す
「椅子に座って下さい。私が指で押さえるとあなたは立てなくなりますよ」
(「えっ本当に立てない!?」)
「手を上げて体の片側を壁に付けて下さい。あなたの身体はどんどん硬くなってまずは反対の足が上がらなくなります」
(「えっ嘘!足が上がらない!どうして?」)
奈央は漫画やテレビでこのような物を一度も見た事が無かったのか自分が本当に催眠術にかかったと思い始めたのだ
その後も指が勝手にくっ付いてしまうというものや腕が勝手に上がっていくといったものも言われるがまま身体が動いている
いくつか体験してもらった最後に正敏は
「さぁ最後です。心を完全に開放しましょう。着ている物を全て脱ぎ捨てて教室を出ましょう」
と指示を出した
ここで今までの客達は
「そんな事出来るか(笑)」
と言って止めてしまうので
「皆さんお疲れ様でした。最後の冗談で少しは心も軽くなりましたか?ありがとうございました」
で終わるのだが、奈央は制服のボタンを弄り始めていた
(「心を開放…余計な物は邪魔…でも?…服を…脱ぐの?…」)
焦ったのは正敏の方である
何か言い出すかと思っていた奈央が何も言わず制服のボタンを弄り始めたからだ
ボタンを外す素振りを見せた所で
「あなた達の部はこんなふざけた事をやってるの!!」
とでも言われるかと思ったが、奈央はボタンを一つ外しその後躊躇している
奈央が二つ目のボタンを弄り始めた時に正敏は
「待って下さい、あなたはまだ心の開放の準備が足りないようだ。座って服を着ましょう」
慌てて指示を出した
奈央の今しがたの行動を見て正敏は
(「会長もしかしたら本当に催眠にかかってるんじゃないのか?」)
そのように直感的に感じたからだ
奈央が一つ外したボタンを再び留めたのを確認すると
「さあもう一度心を落ち着けて下さい。いいですか?」
一度落ち着かせた後に
「あなたの両腕に風船を付けました。腕が軽くなってドンドン上がって真上まで伸びてしまいますよ」
(「本当だ腕が軽くなってきた。勝手にどんどん上がっていくわ」)
正敏は目の前で両腕を真上にピンと上げている奈央を見ると
傍らで今までの様子を呆気に取られて見ていた他の部員に
「おいっドアの外に本日終了って出して来い」
と小声で指示を出した
両腕が勝手に真上に上がるのは人体の仕組みでもトリックでもない
演じているか本当に催眠状態になっていなければ起こらない行動だ
ほぼ確信に変わってきた思いを確かめる為にその後も実際の催眠状態の人が起こす行動をやらせてみた
結果は間違いなく奈央は催眠状態であった
最初のよくあるお遊びをしているうちに自ら勝手に信じ込んでいって催眠状態に陥っていたのだ
催眠状態である事が分かった奈央に裸になるように指示を出したり
好きな人をばらすように指示を出したが上手くいかなかった
催眠にはかかりやすかったが完全支配出来るほどには深くはかかっていないからだ
そこで正敏は
「あなたは催眠術にとてもかかりやすい人です、なので催眠状態になると何でも従います」
催眠状態になりやすいという言葉を何度も繰り返した
文化祭の終了作業をしなければいけない時間まで一時間程あったがその時間を殆ど同じ言葉で繰り返していた
次の日もその次の日も久米奈央が他の人と一緒にいない時を見計らって
「久米奈央は催眠術にとてもかかりやすい。催眠状態の時は操られてるのだから久米さんは何も考えなくていい」
洗脳のように何度も何度も繰り返した
一週間もすると
「久米さん、あなたは催眠状態です」
奈央の前で催眠キーワードを発すると、その瞬間催眠状態になるようになっていた
目の前にいる奈央はまるで人形のように感情も何もない
正敏が聞くと何でも素直に答えてくれる
そこで三日後に活動が怪しい部活動の予算をカットする話を聞いた正敏は面白い考えが浮かんだ
今までかけて作り上げた催眠人形の出来を実践で試してみる事にしたのだ
そして三日後の今日、久米奈央が漫画研究会の部室に来たかと思うと
「漫画読んで無駄に時間潰して!あなた達、大学には行かないの?受験勉強はしなくていいの!」
「ろくに活動もしていない部に学校のお金は割けません。今後漫画研究会の部費は無しにします」
文句を捲くし立ててきた
文化祭で催眠術体験した事やその後何度も豊島正敏に会った記憶は忘れさせている
適当に話を合わせながら部室の奥に用意した衣装を着たマネキンを紹介する
(「衣装を怪しんでるけど俺は世界的大発明家の息子だよ(笑)」)
偽りの記憶により何となく流されている奈央にこの日の為に用意した携帯電話を渡した
使い方を説明して奈央がロッカーに入ると
リリリリン♪
と正敏の携帯が鳴る
正敏が通話口に音楽プレイヤーを近付けて着信ボタンを押すと音楽プレイヤーから
ピロリン♪ピロリン♪ピンピロリ~ン♪
とメロディーが流れる
すると部員の一人が突然喋り始めた
「魔法少女久米奈央は変身ボタンを押すとわずかゼロコンマ一秒で魔法少女のコスプレに変身完了する」
「ではその変身プロセスを説明しよう」
その時に正敏が
「いまどこ?ああ分かった。じゃあ『変身始め』」
携帯で通話していた
「魔法少女久米奈央が変身ボタンと言う名の短縮ボタンを押すとこちらの携帯にかかりメロディーを聞くと催眠状態になる」
正敏達が歩いていくと奈央は言われたとおりロッカーの中にいた
しかしこちらの姿を見ても全く何の反応も示さない
「そしてこちらで電話に出た者が『変身始め』というとその場で固まってしまうのだ」
固まって身動き一つしない奈央の服を正敏達が脱がし始める
服を脱がされていっても奈央は全く反応しない
そして衣服を全て脱がせると今度はマネキンに着せてあった衣装を着せていく
「そして変身妖精である我々に全裸にさせられ魔法少女コスプレを装着させられる」
衣装を着せた後は奈央が着ていた制服をマネキンに着せていく
そして元いた位置に移動しながら
正敏は携帯に『変身終了』と発する
「そして『変身終了』と聞くと一分後に催眠が解けて着替えさせられてる時の事は何も覚えていない」
「こうして変身が完了するのだ。この間わずかゼロコンマ一秒である(笑)」
部員の一人の説明も終わると奈央がロッカーから出てきた
自分の姿に戸惑っている奈央に再び同じ事をするように告げると
再びロッカーに戻り直ぐ後に
リリリリン♪
と正敏の携帯が再び鳴る
ピロリン♪ピロリン♪ピンピロリ~ン♪
メロディーを流し『変身始め』と発すると
今度は奈央が着ている衣装をマネキンにそしてマネキンが着ている制服を奈央に着せていく
服を脱がせたり着せたりする時に正敏達は奈央の身体を必要以上に弄っている
胸を揉んだり尻を触ったりしても奈央は何の反応も示さないが
これが変身したり解除した時に身体が火照った真相だ
再び元の制服に戻っていて
「本…当…なの…?」
とても信じられない様子で呟く奈央に
「今、実際に自分で経験したでしょ」
正敏が返す
未だ信じられないといった表情の奈央に
「そのスーツ、空を飛べたりとか力が倍増するとかは無いんだけど人に癒しを与える効果があるんだよ」
そう説明しながら
「最初疑ったんだから、そっちの機能も試してみてよ」
と続けた
ん?という表情の奈央を無視して
「西校舎の奥でさぁ、よく不良達が集まっていざこざ起こしてるんだよ。そこで喧嘩止めてきて」
正敏の言葉に実際に変身するというありえない事を経験してしまった奈央は断る事が出来なかった
奈央が部室を出て行くと
正敏達が話し出す
「いや~思ってた以上に完璧な仕上がりだったな」
「でも他の人に見られて大丈夫か?」
「そっちの方も対策済みだから大丈夫だよ」
「まっ、あほうな少女、略してまほう少女 久米奈央の活躍に期待だ(笑)」
正敏達がゲラゲラ笑いながら話していると
リリリリン♪
と正敏の携帯がなる
「さぁ、まほう少女 久米奈央さんからの連絡だ(笑)」
そう言ってから正敏は携帯を取り通話口に
ピロリン♪ピロリン♪ピンピロリ~ン♪
お馴染みのメロディーを流すのであった