2chMCスレッド

2chの「MC・催眠系総合スレ」をまとめてます。(作りかけだから見にくい)
催眠導入 - 2chMCスレッド

催眠導入

ゆらゆらゆれる、炎が揺れる
ゆっくりと踊りながら私を染めてゆく
そして何も考えることもなく時だけが過ぎていった

カシャン

ライターの蓋が閉じる音とともに、私の視界から炎は消え去った
誰かが耳元で囁く声が聞こえる

「僕のオネガイ聞いてくれませんか」

私はゆっくりと頷いた


-学校-
僕はいつもと同じように始業2分前に登校した
早すぎれば気まずいし、遅刻すれば目立ってしまうから
だから授業の準備に忙しい2分前というのが一番良いタイミングなんだ
勉強は下の中、運動は下の上、特に自慢できる特技もなくダラダラと過ごしてる
もし知らない人が僕を説明しようとするならば"オチこぼれ"か"空気"と呼ぶに違いない
そんな僕にも趣味の一つや二つはある

それは"ライターの蓋を開け閉めすること”

地味だとか趣味じゃないとか言われるのには慣れている
だがカシャンカシャンと開け閉めしてる時の音が堪らない、異論は許さない
他にも自慢をしたくてもできない特技がある
催眠術だ!
巷では五円玉や、変な光線などを使うらしいが知ったことではない
お気に入りのこのライターをカチャカチャ言わせながらいつも楽しんでいる
もちろんただのライターを使って相手を完全な催眠状態になんかできるわけがない
だからちょっとしたお薬の力を借りる時もある
ただ僕の周りでは催眠術をかける相手が見つからないので、隣に住んでいる好奇心旺盛な太郎君にかけている
それが僕の日常だ

ベルが鳴り、宮本先生が教室に入ってきた
宮本先生というのは、僕のクラスの担任の先生だ
ショートカットでスタイルも良い、キリっとした目が特徴的な美人である
男子生徒の中では怒られたい先生No.1という名誉なのか不名誉なのかわからない称号も持っている
ただ見た目通り厳しいこともあり、女子生徒からは多少煙たがられているのが現状だ
僕も成績が良いとは言えないので、小言を言われることがあった
そんな僕には正直な所、周りの男子生徒がなぜ怒られたいと思うのか全く理解ができない
妄想と現実の差を理解しようとしない中二病なのだろう
だがそんなことは本当にもうどうでもいい話だ
太郎の多大なる犠牲の下、ほぼ100%の確率で催眠状態にさせるやり方がわかった
これでやっと俺の時代が来たと言えるだろう
そんなことを考えているうちにHRは終わり、そのまま先生が担当している数学の授業が始まった
先生は、先日行われた中間テストを返却し始めた

「赤羽、小俣、岸谷……木下」

順番に答案が返されていく
そんな退屈な時間は僕をまた夢想の世界へ旅立たせるには十分なものだった
いまごろ太郎は教室で何やってるのかなぁ…確か昨日は母親の財布からお金取ってこいって命令したし
今朝は…そうそう!先生のスカートに顔を突っ込んで匂い嗅いでこいって言っておいたっけ
まぁ小学生だし問題になったとしても大事にはならないだろう、最近学級崩壊とか聞くしね

「佐々木…佐々木……ささきっ!」


ん?誰かが僕を呼んでる?って僕か!

「は、はいっ」

僕は急いで教卓の前まで行って、テストを受け取った
宮本先生は僕が前に来るなり、目を細めて静かにこう言った

「そんな風だから今回の中間で赤点を取るんだぞ!クラスでお前だけだぞ…全く」

先生のその言葉を聴くやいなや後ろの方で女子達がクスッと哂う声が聞こえた
本当に自慢ではないが、僕は赤点を取らないことだけが唯一の美点だった
そんな僕が赤点、40点以下を取るなんて…しかも皆の前でバラすなんて…
フツフツと宮本先生に対する怒りが沸いてきた
僕が異論を唱えようとしたその瞬間

「渋川」

と宮本先生は次の生徒を呼んだのであった
僕に対して言った言葉は先生にとっては大して意味のあるモノでなかったに違いない
僕がどれだけ傷ついたか、どれだけ恥をかいたかなんて想像もしてないだろう
先ほど先生に抱いた怒りがそっと消えていくのを感じた
席に戻ると僕の顔に曖昧な笑みが張り付いた
そして僕は決めたんだ、最初のターゲットは宮本先生だと