2chMCスレッド

2chの「MC・催眠系総合スレ」をまとめてます。(作りかけだから見にくい)
メアド - 2chMCスレッド

メアド



(第1話)
(第2話)
(第3話)


第1話


ついに憧れの豊四季先輩のメアドを手に入れた。
もし、これが本物なら、豊四季先輩にあんなことやこんなことをしてもらうことも可能なわけだ。
ふふふ、考えただけでもヨダレと鼻水が250mlくらい出てしまいそうだ。

「ただいまー」
豊四季先輩に何をさせようかアレコレ妄想していると、妹の美波が学校から帰ってきた。
そうだ、美波でちょっと試してみるのも手かもしれない。
「美波、ちょっと話があるから来てくれないか?」
僕は居間から玄関にいる美波に声をかける。
声量は十分なはずなのに美波から返事は無かった。
学校帰り、制服姿の美波は廊下から蔑むような目でこちらを見ると、そのまま黙って2階の自室に戻っていった。

まったく、あの目は失礼この上ない。兄としてきちんと教育してあげないといけないな。
いつから兄をあんな目で見るようになったんだっけか。
アニメキャラの抱き枕がベッドの上で田の字を作っていたのがまずかったかなぁ。
エロゲキャラじゃないだけ、まだまだ普通だと思うけど。

まあともかく、美波のメアドで実験を開始しよう。

「美波、話があるって言っただろ。降りてきなさい」
何度も二階に向かって呼びかけるが、反応なし。美波は返事一つ返さない。

〝居間に行き、兄の話を聞く〟

この一文を美波のメアド、『minami-sakurai@meirei.co.jp』に僕のケータイからメールを送った。
すると、すぐに二階から降りてくる足音が聞こえてきて、居間にいる僕の前に美波がやってきた。

「ずっと僕の話を無視してたのに、急に来てくれるなんて驚きだね」
僕は白々しくも、美波にそう言った。
美波がメアドの指示をどう受け取っているのか確かめたかった。
「自分で呼んどいてその言い方って何よ。ただ、誰かさんの声がさらに大きくなって、ご近所の迷惑にならないよう止めるために来ただけよ」
多分、メアドの指示に従ったのを自分なりに理由を付けたのだろうけど、実際のところはわからない。
メアドは関係なく、本当にいま言った理由で来たのかもしれないのだから。
だから僕は、次の命令を美波に送る。

〝シャツをはだけさせてブラジャーを兄に見せる〟

普通なら絶対にやらない命令だ。これでメアドが正しいかわかる。

「それで、私に話って何?」
美波はシャツの第一ボタンに手を掛けつつ、僕に尋ねる。
「え、僕が美波に話? なんで?」
わかりやすく、わざとらしく、とぼけて見せた。
その様子に美波は声を大きくして、文句を言う。
「はあ? 話があるからって言ってたから来たっていうのに、何言ってんの?」

美波の口調はきつくなっていくが、、彼女の手はゆっくり着実にシャツのボタンを一つ一つ開けていく。
「そう、ついに若くしてボケちゃったのね。ご愁傷様。あ、話がないのなら部屋に戻るから」
その頃にはもう美波のシャツのボタンの大半が開けられ、さらには美波の手でシャツが大きく左右に開かれていた。
シンプルなピンクのブラジャーと小ぶりなおっぱいがよく見える。

「いや、話ならあるんだ。今、思い出した」
「なに。早くして」
踵を返して、自室に戻ろうとした美波が再び僕の方に向きなおした。
〝話を聞く〟というはじめの命令が利いているのかもしれない。
「その前に聞きたいんだけど、ブラが見えてるけどいいの?」
僕は美波の胸を指差して、質問した。
美波はそれを指摘されても表情を全く変えず、当然のように答えた。
「別にいいも何も、実の兄にブラジャーが見えてるのが何かおかしいの?」

そりゃあ、おかしいだろう。自分でも自然と口元が歪んでしまっているのがわかる。
僕はニヤつくのを堪えつつ、次の実験に移ることにした。
「ごめんごめん。何もおかしくなかったね。それで、美波にしたい話のことだけど…」
僕は言いながら、携帯電話で文字を打つ。命令の打ち込みが終わったところで、再び口を開いた。

「スカートをめくって、美波のパンツを見せてもらいたいんだ」
〝パンツを脱いで、M字開脚をする〟

話すと同時に送信。僕は美波の反応を待った。
「死ねばいいのに…」
美波はそう一言、力なく、ため息とともに吐き出すと、おもむろにスカートの中に手を入れる。
そしてパンツをそのまま脱いで、居間のソファーの上に投げ出した。
バックプリントされたかわいらしい猫がクッションの上で笑っている。

「残念ながら、私はスカートをめくってパンツを見せるほど非常識な人間ではありません」
美波はそのまま腰を降ろしていき、M字開脚する形で僕の前に座った。
「このことはお母さんとお父さんに言うからね。うちの長男が変態だったって」
僕の視線は美波のアソコに注がれている。

真面目な顔をで美波のまだ毛も生え揃っていないアソコを見つつ、美波に尋ねる。
「さすがに親にチクられるのは困るけど、美波は自分が何やってるのかわかってる?」
「パンツを脱いでM字開脚をしてるの、見てわからない? こうすれば、どっかの変態の要望に絶対応えないでしょう?」

よしよし、実験は成功と思っていいだろう。
美波には〝今日の兄のことについて一切他言しない〟と命令を送っておいた。
今後、妹から「変態」という目で見られるだろうが、他人に漏れることはないだろう。
僕には妹属性はないし、実の妹にこんなことをしたのだから、これも罰として受け入れよう。

さあ、準備は万端です。待っていてください、豊四季先輩。
僕がこのメーレーアドレスであなたを幸せにしてあげます。


第2話


〝桜井運河は何よりも誰よりも大切な存在〟
その命令を『kashiwa-toyoshiki@meirei.co.jp』のメアドに送って早一週間。
ずっと豊四季先輩の様子を伺っていたが、特にこれといった変化は見られなかった。
今も彼女は平然と陸上部のメンバーと一緒に校庭を走っている。

何故だ?
どうして、豊四季先輩はメアドの命令を無視できているんだ。
僕はその理由がわからず、次の行動に移ることができなかった。
予定では、今ごろ先輩と二人っきりでキャッキャウフフ、ギシギシアンアンとダンシングフラワーが目を背けたくなるようなぐらい楽しんでいるはずだったのに。

僕が将来そうなる予定のことをイメージトレーニングしていると、不意に背後から肩を叩かれた。
「あんたでしょう。柏のストーカー野郎って」
振り返ると、そこには気の強そうな長身の女が僕のことを睨むような目で見ていた。

豊四季先輩を柏と馴れ馴れしく呼ぶこの女は誰だっけ?
ああ、そうだ。豊四季先輩の友人の、空手部か柔道部か剣道部の女だ。

「ストーカーだなんて心外だな。僕は思春期・青春真っ只中の、そこらかしこに溢れてるちょっと引っ込み思案な健全な男子学生ですよ」
「健全な男子学生は好きな人の写真を54枚も隠し撮りなんてしないんだよ」
痛たたたた。僕の肩を掴む女の手に力が込められた。
「54枚と言い当てるなんて、君は僕のストーカーかな。僕は桜井運河、よければ君の名前を教えてくれるとありがたい。君とはよき同人になれそうだ」
「お・こ・と・わ・り・だ。写真の枚数は柏本人から聞いたんだ」
女は空いている方の手で僕の頭を鷲掴みする。ミシミシと頭蓋骨が軋んでいるような音が聞こえてくる気がした。

僕は気づかれないようポケットに手をいれ、携帯電話を取り出す。
後ろ手に操作し、カメラモードを起動させた。

カシャッ

素早く携帯を僕と女の顔の間に持っていき、女のアップの顔を写真に撮った。
目の前に物が現れたことと、急に写真を撮られたことで女は驚き、力を緩ませる。
その隙に僕は全速力で校舎の中へと逃げ込んだ。

土足のまま校舎を駆け回り、誰もいなくなった教室で息をついた。
彼女、僕を追ってくるかな、こないかな。とりあえず、呼べばいいか。
僕は今さっき撮った彼女の写真を、あるメールアドレスに送信した。
すると数秒もしないうちに僕の携帯にメールが届いた。

〝彼女のメーレーアドレスは『fujino-ushijima@meirei.co.jp』です〟

うしじまふじの、さんか。
どういう漢字を書くか知らないけど、それは本人から聞けばいい。

〝2年B組に行こう〟
僕は彼女のメアドにそう送った。

「なあ、柏に付きまとうのをやめてくれないか」
教室にやってきた藤乃は、僕に向かってそう頼んできた。
僕は彼女の手の届く範囲に、机の上に脚を組んで座っている。
今回、彼女は肩や頭を掴もうとはしなかった。

〝桜井運河の行動は常識の範疇であり、咎める所は一切ない〟

教室に入り、僕を見つけた藤乃の形相は怒りに満ち溢れていた。
けれどもこの命令を送った瞬間、その怒りをどこに向けていいのかわからなくなり、戸惑いの表情に変わった。

「やめてくれと言われても…。登下校、休み時間、部活動、休日にちょっと彼女の様子を見ているだけじゃないか。それのどこに問題がある?」
「問題は…ない。ないんだが、柏も常に視線を感じて落ち着かないと言っている。だから、少しでいいから自重してくれないか」
僕を豊四季先輩から離そうとする藤乃の目的は変わらない。
目的は変わらないのに、僕を離そうとする理由がなくなってしまったので、藤乃はさっきまでの強気な態度に出られないでいた。

「問題のない行為にケチつけられてもねえ。藤乃は道を歩く人に、目障りだからこの道を通らないでくれ、なんて言って、了承する人がいると思うかい?」
僕は両手を伸ばし、藤乃の胸を服の上から掴み、手の中で転がすように揉み始める。
「ん、確かに…、私が理不尽なことを…んん、言っているというのは…。…わかっている。ああっ…」
藤乃は胸を一方的に揉まれながらも、抵抗はしない。
「しかし…っぅん、君の行動で……困っている人が…あぁっ、いるということも気にとめてはもらえ…んんっ、ないだろうか…」

僕は机から降り、藤乃の背後に回りこむ。
そしてショーツを膝まで下げ、藤乃の身体を抱くようにして後ろから彼女のオマ○コを刺激した。
「んー、そう言われてもねぇ」
「あっ、そんっ…な、こっ、と、あっ…ああっ、言わずっにっ…あああっ
次第に藤乃の秘所は濡れていき、くちゅくちゅと音を鳴らし始める。

「ねえ、全く関係ないけど、僕が何やってるかわかる?」
手を休めて藤乃に尋ねる。
僕の行動は常識の範疇ということになっているけど、彼女がどう認識しているのか聞きたかった。
「私の…、オマ○コをいじっているんだろう?なぜそんなことを聞くんだ」
「いや、君のアソコがもうぐちょぐちょだから、不思議に思って」
「そりゃあ、オマ○コを刺激すれば濡れてくるのは当たり前だ。そんなことより柏の…あああぁぁぁっ…!!」
僕は止めていた手を再び動かす。
すこし強めにいじったらすぐに藤乃はイッてしまった。

脱力している藤乃を机に寄りかからせ、尻をこちらに向けさせる。
藤乃の喘ぎ声を聞いて元気になった自慢の息子…いや、もうちょっと育って欲しい我が息子を藤乃の秘所に当て、一気に貫いた。
藤乃のアソコから血が流れ出てくるのが目に入ったが、僕は気にせず腰を動かした。
十分に濡れているので、動かすことは容易だ。
「痛っ、ああっ、なあっ…、ちょっと動きをっ…、止めてっ、くれないかっ!!」
「僕が、何かすぐにやめなければいけないことでもしてるかい?」
「いやっ、悪いっことは、何もっないん…だがっ…」
僕が悪いことをしていないのだから、自分に非があると思っているのだろう。
藤乃は痛みをこらえながら、できる限り普通に会話を続けてくれた。
「じゃあ、せめて、早く終わらせるようにするよ。このまま中でイクよ」
「気…遣い、感謝っする!」
彼女の感謝の言葉が酷く滑稽だった。
僕はペースを上げ、そのまま中で射精した。

「うわぁ、教室が汚れちゃったね。これの原因は僕かな?」
藤乃が落ち着くのを待って、僕は彼女に質問する。
「いや、君は特に何もしていない。だから私のせいだ」
「そう、じゃあ後片付けは任せたよ。豊四季先輩のことだったら対策を考えとくからさ」
僕は立ち上がり、藤乃に手を振りながら教室を出た。
「ああ、よろしく頼む。今日はこんな時間まですまなかった」
廊下に出る時、そんな藤乃の言葉が背後から聞こえてきた。


帰り道、僕はあることに気づいた。
そういえば、僕、豊四季先輩と面と向かって話したことなかったな。
先輩の中で、「僕=桜井運河」って繋がってなかったのかもしれない。
きっと、メーレーアドレスが利かなかった理由はそういうことなんだろう。


第3話


「初めまして、桜井運河といいます」
澄み渡る青空の下、校舎の屋上には僕と豊四季先輩の二人が向かい合って立っている。
手紙で放課後に呼び出し、現れた彼女に自分の名を告げた。

「桜井運河くん、あなたがこの手紙の送り主ということでいいのかしら?」
豊四季先輩はのし袋を取り出して、こちらに見せた。
縁起のいいものにしようと、僕の手紙をいれたのし袋に相違なかった。
「そうです。あと豊四季先輩、僕のことは運河と呼んでください。桜井と運河という組み合わせが好きじゃないので」
「あら奇遇ね、桜井運河くん。私も苗字をあまり気に入ってないの。豊四季って何か相撲取りみたいでしょう? だから、豊四季って呼ばないでもらえるかしら」
苗字で呼ぶなということはつまり…。
「じゃあ、柏先輩と呼んで…」
「気安く下の名前を呼ばないでもらえる?」
言葉の途中で一蹴される。それにより、想いを告げる前にこの告白の結果が見えてしまった。

こうして僕の、豊四季先輩への自己紹介が終わった。


そのまま黙って踵を返し、屋上から去ろうとする豊四季先輩の背中に僕は声をかける。
「先輩。先輩にいくつかお尋ねしたいことがあるんですが、よろしいですか?」
豊四季先輩の足が止まり、そしてさらには僕の前まで戻ってきた。
「……いいわよ。ただ、手短に済ませてくれるかしら。私、あなたの近くにいたくないの」

〝桜井運河の質問には必ず正直に答える〟


よし、第一の命令はちゃんと効果を発している。
僕=桜井運河と認識してくれたようだ。これで豊四季先輩にメアドを使うことができる。
あとはあらかじめ『kasiwa-toyoshiki@meirei.co.jp』に送ってある命令を試していくだけだ。

「誕生日はいつですか?」
「3月14日」

「血液型は?」
「O型」

「身長はいくつ?」
「165cm」

「先輩のスリーサイズを教えてください」
「上から88・56・87」

「先輩の今日の下着は何色ですか?」
「上下とも黒で揃えているわ」

「スカートをめくってパンツを見せてもらえませんか?」
「いやよ。何バカなこと言ってるのよ。というか、途中からヘンな質問ばかりじゃない。そんなことを平然と聞くなんて、桜井運河くんってやっぱり変態ね」
もう質問は終わりかしら、と豊四季先輩は僕を睨んでいる。
すらすらと答えてくれるから気にしなかったけど、やはり質問の内容に先輩は怒っていた。

「じゃあ次の質問です」
パチンと僕は指を鳴らす。
「僕が誰だかわかりますか?」
質問を受けた先輩の瞳が一瞬だけ視点が定まらずにぼぉっとした感じになったかと思うと、急に表情が険しくなった。
「え? あれ? ごめんなさい、えっと…、あー…」
豊四季先輩は不安そうに慌てふためく。両手でこめかみを抑えたり、自分の身体を軽く叩いたりと落ち着かない様子だ。

「僕は桜井運河ですよ。先輩は僕を運河って呼んで、いつも優しくしてくれてるじゃないですか」
「そ、そうよ。ごめんね、運河。私ったらちょっとど忘れしちゃったみたい」
豊四季先輩ははにかみながら僕に謝る。
彼女の態度に大きな変化が見られた。先ほどまでつっけんどんに扱っていたのに、今の一言には温かみが感じられた。
「先輩ってどれくらいの周期でオナニーするんですか?」
「私は月に一回くらいかな。でもダメよ、いくら私だからって女の子にそういうことを聞いちゃ」
先輩は優しく微笑みながら、僕に注意した。

〝指を鳴らしたあとにされた質問の答えを忘れる〟
〝桜井運河が教えてくれる答えが、質問の答えとなる〟

第二、第三の命令もばっちりだ。
さあ先輩、幸せにしてあげます。これからずっと先輩のハッピーターンです。

「先輩って好きな人いますか?」
「…ええ、いるわ。塚田マス夫っていう陸上部の人」
先輩は少し照れくさそうに男の名前を口にする。
「彼ね、第一印象もよく覚えていないぐらい平凡な人だったの。うちの陸上部には凄い人がたくさんいるし、彼の記録も目立つところは一切なかったわ」
豊四季先輩は僕が尋ねたこと以上のことを話し始めた。
「でもある日、彼が周りに負けまいと毎日、人一倍、人より真剣に練習に取り組んでいることに気づいちゃったの。休みの日、私が川原を散歩していると、向こうから走ってやってくる塚田君が見えて…」
「先輩、ストップ」

僕は先輩の話を中断させる。聞いていて、なんだかムカムカしてきた。
パチン。先輩の瞳が音に反応して大きく開かれる。
「塚田マス夫って誰?」
「え…?」
「先輩の嫌いな陸上部の人だよね。そんな人の話題やめようよ」
矢継ぎ早に答えを教えた。すると先輩は苦虫を噛み潰したかのような表情を見せる。
「私ったら、なんであいつの話なんてしたんだっけ。才能がまったくないのに、諦め悪く私達の練習時間と場所を占領してるやつなんて、大っ嫌いなのに…」
変な話をしちゃってゴメンね、と豊四季先輩は顔の前に手を立てて謝った。
仕返しもしたが、それらだけでは僕のムカつきは晴れなかった。

「うーん、本当はもう少し遊ぼうと思ってたんだけど、なんかやる気が削がれちゃったなぁ。もうメインイベントにいっちゃおうかな」
「運河、メインイベントって何?」
豊四季先輩は僕の独り言に首をかしげる。
僕はゆっくりと手を持ち上げていく。先輩の顔の前まで上げて、彼女の目の前で指を鳴らした。パチン。
「ねぇ、先輩。先輩って何者?」

「あれ、ちょっ、あっ…。いやああああああああああぁぁぁぁぁぁ」
豊四季先輩は膝から崩れ落ち、地べたに座り込んでしまう。自分で両腕を抱え込み、ガクガクと震えている。
「あれ? わからない、思い出せない。なんで? なんで?」
繰り返し呟いている先輩の前にしゃがみこみ、目線の高さを合わせて僕は先輩の肩をしっかりと掴んだ。
「落ち着いてください。僕が先輩のこと教えてあげますから」
「そうだ、運河なら私のこと知ってるよね。ねぇ、お願い教えて。私って何なの? 思い出せないの、さっきまで何ともなかったのに、急に…」
瞳を潤ませながら訴える先輩を落ち着かせるよう、僕は軽く微笑みながら静かに言った。

「先輩の名前は豊四季柏。僕にべた惚れの恋人で、僕のお願いなら何でも聞いてくれたよ。そして先輩自身も、僕に尽くすことを悦んでたんだ」

「…そう、そうよ。そうだったわ!」
柏は満面の笑みを浮かべながら、自分がどうであったか思い出した。
そして、それに安心したために脱力したのか柏は僕に倒れこむように、抱きついてきた。
「思い出せてよかった。もしも、運河との関係を忘れたままだったら私…」
半泣き声の柏の耳元で僕は言う。
「ねぇ柏、ここでフェラチオしてくれない?」
「ええ、喜んで」
彼女が笑ってそう答えてくれた時、目じりに溜まっていた涙が頬をゆっくりと伝っていった。

柏は上目づかいでペニスをしゃぶる。
「ねえ、チ○コを舐めた感想はどう?」
「感想と言われても…、まあ、さすがに美味しいとは思わないけど、運河が気持ちよくなってくれるなら凄く嬉しいよ」
パチン。
「その味は好き?」
「えっとぉ…」
「柏はその味が大好きだよね」
「…うん。ちょっと癖があるけど私、運河の味、大好きだよ」
次の瞬間から、柏は積極的に舐めるようになった。
フェラチオの経験が無いせいだろう、技術は稚拙なもので大したものではなかったが、柏が僕のモノを咥えているという事実だけで、すぐに硬くなり、天を突いた。

「フェラチオはもういいよ。ちょっと向こうに行こうか」
僕は射精する前に柏の口から離し、グラウンドに面しているフェンスへと誘導した。
グラウンドでは各部活がそれぞれの活動を行っている。その中には陸上部ももちろん含まれていた。
「セックスするからフェンスに手をついて尻をこっちに向けて」
「こう?」
柏は心なしか嬉しそうに声を弾ませて、僕の指示に従っていく。
その準備の間に僕はメアドにもう一つ命令を送った。

〝桜井運河とのセックスでは痛みを感じない。快感と幸福感が一突きごとに増大していく〟

送信完了を確認して、僕は腰を一気に突いた。
「あんっ」
柏のアソコからは血が滴り落ちていく。
彼女の反応を見ても、痛がっている様子は見られないので、そのままピストンを続けた。
「ねぇ、陸上部の人たちを見てあげなよ」
僕は腰を振りながら柏に言う。
「んっ。あっ、あっ、あっ…」
返事はなかったが、柏の目線が陸上部に向けられたのは見てわかった。
「ああっ、すごいっ! 運河のっ、気持ち…いいっ!!」
ふと、柏の視線の先に一人の男子陸上部員がいることに気がついた。
もしかしたら、彼が塚田マス夫だろうか。彼の顔を知らない僕にはわからなかった。
僕は力をこめて、奥に奥にと突くよう力を込める。
「いいっ、ああっ、イクっ、イクっ、イクウウウウゥゥゥゥーーーーッッ!!」
僕は彼女とほぼ同時に射精した。

「あーあ、これじゃあ部活に行く時間はもう無いなぁ」
屋上を出て、下駄箱に向かって廊下を歩いていると柏がそんな不満を口にした。
言葉とは裏腹に、口調や表情はとても嬉しそうだった。
ある教室の前を通り過ぎて、僕は足を止める。
「ねぇ、僕が柏以外の女の子と関係を持ったら嫌?」
「いきなり何言ってるの? 処女じゃなくなったら私に興味なくなっちゃったとか? そんなことないよね」
途端に不安そうな顔をする柏。
僕の左腕を手にとって自分の胸を押し付けるように抱きついてきた。
「そんな心配はいらないよ。ただ、柏が嫌かどうかって聞きたかっただけなんだけど、その態度だけで答えはわかったよ」
パチン。僕は指を鳴らす。
「柏は僕は他の女の子と何をしようが、許してくれるよね?」
「……」
「僕は知ってるよ。柏が寛大な心を持ってるって」
「当たり前でしょ。運河がモテるのは私にとっても嬉しいことよ。だからじゃんじゃんヤってきちゃって!」
柏はサムズアップと見せかけた、何かその類似的なジェスチャーする。
具体的に言うなら、握った拳の人差し指と中指の間から親指が覗いている感じなジェスチャーだ。

「じゃあ、さっそく」
僕は柏を置いて、教室の中に入っていく。
中には大人しそうなかわいい女子が一人、本を読んでいた。読書に集中しているせいか、僕が入ってきたことに気づいていない。
僕はそっと近づいて、携帯電話のカメラで女の子の写真を撮って、例のアドレスに送った。


少しして、メールが返ってくる。
〝彼女のメーレーアドレスは、他の方によってすでに発行されています〟